wW-66 Location
ああ…、
あの場面か…。
大地は、
仮面を被る。
振り向く。
横たわる頬へ、
そっと、唇が触れた。
真彩
「寂しいな…」
『頑張ってね』
Dovira【行っちゃうの…?】
Ratio【仕事なので。】
大地
「ああ、後でな」
手を、
振り上げた。
部屋の、
扉が閉まる。
Dovira【少佐から通信あり。どうする?】
真彩
「どうするって、無視していいの?」
Dovira【さあ。】
真彩
「出るよ」
Dovira【了解。】
ラファルサ
[お前、どこに居るんだ。]
真彩
「え…どこって」
起き上がる。
見渡す。
真彩
「どこだろうここ」
首を傾げる。
Dovira【中佐の私室だよ。】
真彩
「は?」
ラファルサ
[ “は?” はこっちのセリフだ。]
[いい。そっちへ行く。]
真彩
「…みなさんで来るんでしょうか?」
ラファルサ
[…いや。直樹と俺だけだ。]
真彩
《よかった…なにが?》
「わかった。待ってる」
Dovira【通信終了。】
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Dovira:
I’d love to see what’s going on over there!
Senior, I’m passing the baton over to you!
Naparnik:
Right, right, got it…
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直樹
「ねえ、ラファにぃ」
「おねぇちゃん達、どこ行ったの?」
少佐の、
腕を引っ張る。
ラファルサ
「会議室…だ」
《で…わかるだろうか…》
直樹に、
視線を合わせる。
Naparnik【分かればいいですね。】
ラファルサ
「食べたい物、決まったか?」
直樹
「…」
Naparnik【困ってますね。】
直樹
「おにぎり…ないの?」
ラファルサ
《あ…》
メニュー表は、全て英語。
額に、
手を触れた。
ラファルサ
《わかるわけ…無い》
「おにぎりはないが…」
直樹に、
そっと屈み。
ポンッと、
肩に触れた。
ラファルサ
「待ってろ」
食堂の、
従業員へ、
声をかける。
ラファルサ
「Could I have a rice ball, please?」
(おにぎりをお願いできないだろうか)
従業員
「I don’t mind, but… how do you go about it?」
(構わないけど…どうやるんだい)
「You wrap the rice in your hand.」
(お米を手で包むんだ)
手で、
ジェスチャーする。
従業員は、
肩をすくめた。
従業員
「I’ll give it a go. Hang on a moment.」
(やってみるよ。待ってて)
ラファルサ
「I’d like two, please.」
(二つ頼む)
厨房の、
奥から声が聞こえてくる。
従業員
「Understood!!」
(あいよ!!)
直樹へ、
視線を戻した。
ラファルサ
《ん?》
目が、
キラキラしている。
直樹
「ラファにぃ、カッコイイ!!」
思わず、
頬が熱くなった。
小さく、
視線を逸らす。
従業員
「How about this?」
(これでどうだ?)
袋に、
二つの塊。
ラファルサ
「Oh, how grateful I am.」
(ああ、ありがたい)
「I’ll have some onion soup as well.」
(追加で、オニオンスープも頼む)
従業員
「Understood!!」
(あいよ!!)
品を、
受け取る。
ラファルサ
「Thank you.」
従業員は、
直樹に手を振った。
従業員
「What a cute little lad.」
(坊や可愛いわね)
直樹は、
手を振り返した。
従業員
「Bye!」
直樹
「バイバイ」
ラファルサ
「行こう」
直樹
「うん」
直樹の、
手を取る。
小さな、
手が握り返す。
二人は、
食堂を、
後にした。
通路を、
歩く二人。
直樹
「ねえ、ママどこに居るの?」
ラファルサ
「ん?」
「医務室だ」
Naparnik【本当でしょうか。】
ラファルサ
《どういう意味だ》
Naparnik【いえ…。】
直樹
「医務室って…保健室のこと?」
小さな、
瞳が、見上げる。
ラファルサ
「まあ、そうだな」
通路を曲がる。
正面から、
雑談しながら歩く部隊員。
少佐は、
立ち止まる。
ラファルサ
「おい!」
『待機はどうした』
横目で見て、
通り過ぎる部隊員。
ラファルサ
『無視とはいい度胸だな!』
部隊員
『はいはい、部隊長様』
笑い声。
直樹
「ラファにぃ…?」
不安そうな表情。
Naparnik【やめた方が…。】
ラファルサ
「すまん…」
「行こう」
小さな手が、
強く握られた。
医務室前。
――コンッコンッ
中から、
声がする。
医療班
『入ってどうぞ』
カーテンを開けた。
少佐は、
目を見開く。
医療班
「どうされました?」
「あら、かわいい」
ラファルサ
「中佐は…」
医療班
「え?来てませんが」
Naparnik【やっぱりな。】
ラファルサ
《お前、なぜ言わない…》
Naparnik【え?いや、別に…。】
袋を、
持つ手に力が入る。
ラファルサ
《Doviraに連絡しろ!》
Naparnik【相棒。】
ラファルサ
《早くしろ》
Naparnik【…分かりました。】
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Naparnik【Dovira, answer me!】
(Dovira応答しろ)
Dovira【What’s that?】
(なあに?)
Naparnik【Where are you...】
(どこにいる…)
Dovira【This is my husband’s room.】
(旦那様のお部屋よ)
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Naparnik【相棒。あいつなら中佐の私室いますよ。】
ラファルサ
《真彩に通信しろ》
Naparnik【了解。】
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Dovira:
That’s enough, isn’t it?
Senior, please give me a break.
Naparnik:
I’ve got it, I say…
ラファルサが、
英語で喋ってるところ…
実際に聞いてみたいな…




