wW-64 Global
Ratioは、
呆れてるのか
それとも、見守ってるのか
ラファルサ
「直樹…」
直樹
「ラファ…にぃ…」
肩を、
揺さぶる。
Naparnik【起きませんね。】
カルディ
「直樹くん、ママ達行っちゃったわよ」
小さくため息。
南戸
「おじさんがほっぺた食べちゃうぞ〜」
頬を摘んだ。
摘まれ、
薄目を開ける。
視線の先に、
ゴツい男の顔3つ。
直樹
「うわぁ!!」
カルディ
「起きたわ。流石ね、おじぃちゃん」
南戸
「是非、私をおじいちゃんに…」
Naparnik【大佐。それ、変質者ですよ。】
ラファルサ
「直樹。飯食べに行くぞ」
直樹
「ママとパパは?」
ラファルサ
「医務室だ」
カルディ
「擦り傷よ。大丈夫」
南戸
「行こうか」
手を差し出す。
手へ、
視線だけ向けた。
直樹
「ラファにぃ」
少佐へ、
手を伸ばした。
カルディ
「あら、残念」
南戸
「そんなあ…」
ラファルサは、
直樹の手を優しく掴んだ。
直樹は、
ゆっくり、立ち上がる。
笑顔だ。
ラファルサ
「行こう」
直樹
「うん」
4人は、
観覧室を後にした。
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I’ll pass the baton over to you.
Are you ready?
Ratio【Oh, Naoki, are you awake?】
Naparnik【Yeah. That’s what I’m worried about.】
Ratio【Understood. Please go ahead.】
真彩
「医務室遠くね?」
チャーリー
「え…そうかな」
Dovira【…違うよ。】
Ratio【…】
真彩
「何が?」
Dovira【…】
チャーリー
「ここ。ここだよ!」
扉を開く。
チャーリー
「ほら、入って」
真彩
「うん…」
《暗い…》
「やっと仮面が取れる」
パッと、
電気が付いた。
大地
「真彩〜」
強く、
抱きつく。
真彩
「えっ!どうしたの?」
すり寄ってくる顔は
大地の素のままだった。
大地
「真彩、怖かった…」
真彩
《いつもの甘えん坊でたー…》
Dovira【可愛い…。】
真彩
「…私も、怖かったよ」
小さく囁く。
大地は、
小さく息をつく。
大地
「手当するから、そこ座って」
優しく触れてくる。
真彩
「うん…」
首の後ろを、
そっと撫でる。
大地
「赤くなってるけど、腫れはしていないね」
「Dovira…痛かっただろう」
Dovira【うん、痛かった。今ね、ほわほわするの…。】
大地
「可哀想に…」
「Ratio、手伝ってくれるか?」
Ratio【了解。修復します。】
真彩
「ドヴィラ?」
Dovira【なあに?】
真彩
「甘えてるだろ」
Dovira【そ…そんなことないもん。】
Ratio【映像に一部破損を確認。】
真彩
「おや?」
Ratio【心配したのですよ。まったく、しっかりしなさい。】
Dovira【…ごめんなさい。】
大地
「うん、そうだね。戦闘中の映像だけが破損してるね」
真彩
「私、戦ったの?」
大地
「真彩も記憶破損…記憶が抜けてるんだね」
「無理に思い出さなくていい」
真彩を
後ろから抱く。
大地
「今は…忘れてていいと思う」
囁く。
Dovira【はい…。】
真彩
《お前じゃねーし》
大地の、
腕へ、そっと手を添えた。
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---
I’ll pass the baton over to you.
Are you ready?
Naparnik【Already?】
Ratio【Well, you see...】
Naparnik【??Right…】
自動ドアが開く。
香りが、
鼻をくすぐる。
直樹
「わーぁ。いいにおい!!」
隊員A
「えっガキだ…」
隊員B
「誰の?」
「まさか!?少佐の!?」
隊員A
「大佐の孫だろ」
隊員B
「いや…独り身だろ」
隊員A
「え…隠し子?」
南戸
「何、勝手なこと言ってるのかね?」
「「すいません!!」」
隊員A
「よっ、ガキんちょ」
直樹
「え…」
少佐の、
手をぎゅっと握った。
ラファルサ
「やめろ」
隊員B
「少佐のこの子、誰のですか?」
カルディ
「言い方…」
少佐の、
背後に隠れる直樹。
カルディ
「可哀想…」
ラファルサ
《言っていいのか?》
Naparnik【いや…駄目でしょう。】
ラファルサ
《大地…》
ビビイー ビビイー ビビイー
直樹
「何?何?何?怖い!!」
少佐に、
強く抱きつく。
一斉に、
緊張状態に入る。
静かに、
天井を見上げた。
[緊急警報。緊急警報。]
[全職員へ通達します。]
[各員、現在位置にて待機。]
[現在、外部ネットワークより緊急情報を受信。]
[詳細確認中。続報を待機してください。]
南戸
「ん?」
大型スクリーンの映像がニュースに切り替わる。
直樹
「えいご?」
首を傾げる。
建物が、
燃えている。
ガラスが、
粉々に、
散乱している。
カルディ
「大使館…」
直樹
「あ!今ミサイルって聞こえたよ!」
少佐の、
手を引っ張る。
直樹
「弾道ミサイル?」
また、
首を傾げる。
ラファルサ
「どうだろうか…」
《同時多発…》
険しい、
表情で映像を見る。
直樹
「世界地図だね。日本もマークついてるね」
南戸
「さすがだな、孫にしたいくらいだ」
直樹に、
屈んで頭を撫でる。
カルディ
「世界の大使館…ねぇ…」
《なぜ、軍事施設じゃないのかしら…》
《何か…こう…》
腕を、
組みながら、難しい表情になる。
隊員B
「ヒデーな…」
隊員A
「宣戦布告…か?」
南戸
「ふんん゙っ」
喉を鳴らす。
南戸
『これ以上は、子どもの前ではやめなさい』
『『すみませんでした!!』』
無言で、
頭を下げる様子に、
直樹は眉をひそめるのであった。
Next time
――Social Networking Service
ん?
…え?
――視線を逸らした。




