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wW-59 Training

Season2突入。

ここから、軍事サスペンスSF本番です。

Ratio【家族へ歓迎された少佐。】

Naparnik【少佐としての復帰。】

Dovira【真彩の転職は“平和”を維持できるのか。】


【【【我々は“この小さな未来”へ何を残せるか…】】】


---

Season2

---



演習場。

チャーリー中佐の前に整列する。


真彩は、

不安そうに頬に手を添え、芝生を見つめる。


チャーリー

「これから、戦術訓練を始める」

「以下の者、前へ」

一拍

「新人の大越真彩」


真彩

「はい…」


チャーリー

「ラファルサ少佐」


ラファルサ

「はっ」


真彩

「え?え?…殺される」


Dovira【マヤ!!!やっつけちゃえ!!】


真彩

「馬鹿なこというなよ」


直樹

「ママとラファにぃ、頑張れー!!」


青ざめながら、

観覧室を見上げる。


そっと、

視線を少佐へ戻す。


真彩

「無理だって…中佐がいい」


Naparnik【相棒。手加減を。】


ラファルサ

「わかっている」


Dovira【本気でかかってこい!!】


真彩

「煽るな」


Dovira【いい機会ですし!やっちゃいましょうよ!】

Naparnik【相棒!こいつを殺りましょう!】


ラファルサ

「黙れ」


チャーリー

「中央へ」


真彩は、

嫌そうに歩いていく。


腕を回しながら、

隣を歩く男。


余計に、

ゲンナリするのであった。


チャーリー

「大越真彩 vs ラファルサ少佐。戦闘、はじめ!」


真彩

「ねえ…じっとしててもらえます?」


ラファルサ

「何故だ」


真彩

「いや…」


互いに、

視線を逸らす。


二人は、

立ち尽くし微動だにしなかった。


南戸

「お前たち、戦術訓練に何を戸惑っている」


チャーリー

「データが取れないじゃないか」

「真彩…俺等は軍人なんだ。わかるだどう?」


真彩

「だっ…中佐とがいい!!」


Naparnik【女性に拒絶されましたね。ドンマイ相棒。】


ラファルサ

「…俺が嫌か」


真彩

「そういうわけじゃなくて…」


Naparnik【気まずい雰囲気になりましたね。】

Dovira【これは…きゃ~。】

Ratio【Naparnik。あなたが、余計なことを言ったからでしょう。】


南戸

「相変わらず、賑やかだな。ガハハ…」


チャーリー

「まず、少佐と戦え。その後なら、考えてもいい」


真彩

「えー…」


少佐へ、

視線を戻す。


真彩

「だって…素手では勝てないもん」


ラファルサ

「武器は怪我するだろう」


真彩

「そうだけど…勝てる気がしない」


きょとん、

としている。


ラファルサ

「…訓練だが」


Naparnik【訓練ですね。】

Dovira【絶対に、勝ちます!】


南戸

「訓練だな」


チャーリー

「勝負ではないぞ…」


Dovira【え?】

Ratio【え?じゃないの。しっかりサポートしなさい。】

Dovira【てへっ】


真彩

「…」


静かに、

視線を、

中佐へ向ける。


チャーリー

『怖がらなくて大丈夫。からかいだと思えば出来るよ』


真彩

『大地とが良かったよぉ…』


チャーリー

『後でな』

「ほら、はじめろ」


真彩

「嫌だな…」

《ドヴィラ。シンクロするよ》


Dovira【同期率…100%。準備完了。いつでもどうぞ。】


真彩は、

少佐へ身構えた。


その様子を見て。

静かに、

大佐と中佐は観覧室へ下がる。


南戸

『あの二人、随分と近くなったじゃないか』


チャーリー

『…融合の為に必要なことです』


南戸

『そうだったな』


直樹

「パパ!おかえり!」


チャーリー

「ただいま。ママ戦い始めたか?」


直樹

「まだ、動かないよ。どうしたんだろう」


カルディ

「ふふっ…傷つけたくないのよ。あの二人」


演習場の

二人を見つめる。


チャーリー

「データ取りたいんだけどな…」

呆れる。


南戸

「ぼっちゃんの前だからでは?」


直樹の、

頭を撫でる。


そんな、

大佐の姿に、

カルディは小さく笑った。


カルディ

《まるで、おじーちゃんね。デレデレじゃなあい》



---



構えを止めた。


真彩

「ねえ、ラファルサ」


ラファルサ

「何だ」


真彩

「構えないの?」


ラファルサ

「何故、お前に構えなきゃならない」


真彩

「…は?」


「「…」」


真彩は、

拍子抜けした。


真彩

《よし、ドヴィラ逃げるぞ!》


Dovira【了解。え!?今何て?】


演習場は広い。

小学校の校庭以上あるだろう。


真彩

「ばいばい」


少佐に、

手を振った。


ラファルサ

「ん?」


目の前で、

音もなく姿が消えた。


ラファルサ

「あ!あの野郎!!」


Naparnik【追います?】


ラファルサ

「当たり前だ!!」


後を、

追いかけるように

音もなく姿を消した。


カルディ

「ここから、出られるわけがないのに…困ったちゃんね」


チャーリー

「いや…逆にいい。からかいの天才だなあいつ」


Ratio【融合率上昇中。】


チャーリー

「いい…もっとやれ」


直樹

「あれ?どこ行っちゃったの?」

周囲を見渡す。


カルディ

「あらあ、かくれんぼかしら」

見渡すフリ。

「その内出てくるわよ。訓練なのだから」



Next time

――少佐を煽ります。…たぶん。

突如、

始まる鬼ごっこ。

真彩は逃げる。

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