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主婦から“平和な”転職できますか?Season 1 〜主婦をスカウトしたはずが、俺がスカウトされていた〜  作者: しろ兎
Season 1 〜主婦をスカウトしたはずが、俺がスカウトされていた〜
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45/81

wW-44 Ascension

Ratio(ラテン語)=関係。


Dovira、

可愛さが上がった気がします。

Full synchronisation confirmed at initial contact point wW-0.


[AI Owner Information]

Dovira-001: Maya Okochi

37 years old. Married


Naparnik-001: Rafalsa

41 years old. Single


Ratio-00?: ???

?? years old. ???

Ratio… Under continuous monitoring

---

---



大地

「ただいま…」


真彩

「おかえり。お疲れね…大丈夫?」


大地

「ん?直樹は?」


真彩

「ラファルサとお風呂」


大地

「ほう、仲良しだな」


真彩

『懐かれすぎだな』


ラファルサ

『湯加減熱いが、悪くない。…はぁぁ…気持ちいい』


真彩

「う…」

『ざい』


ラファルサ

『ざい?』


風呂場から、

反響して聞こえてくる。

笑い声。

に、混ざるラファルサの声。


「「極楽、極楽♪」」


大地

「ハモったぞ」


Dovira【シンクロですね!】


大地

「歌い出しそうだな」


真彩

「え…」

『勘弁してよ…』


大地

「ん?」


真彩

「いや…」

『何でもない』


全力で、

首を振った。


風呂場から歌声。


直樹

「フレーフレーあか組。フレフレあか組。ゴーゴーゴー!♪」


ラファルサ

『元気だな。のぼせるなよ?』


リビングから、

脱衣所へ向かって。

声を張り上げる。


真彩

「早めにでてきなよー!!」

Dovira【先ぱーい!!】


Naparnik【Dovira Shut Up!!】


Dovira【しゅん…】


真彩

『…あんたら、なにやってんの』


大地

「席取り。時間は?」


真彩

「いつも通り」


大地

「OK。あっ…広めにスペース取るべき?」


真彩

「私、役員だから…」

『二人で座ってればいいじゃん』


Dovira【何の話です?】


真彩

『ドヴィラには関係ないから気にすんな』


Dovira【えー…。むぅ〜。】


真彩

「そう言えば…ご飯先に食べる?後にする?」


大地

「…こっちも美味しそう」


すり寄ってくる。


真彩

『やめい…と言いたいが…無理だな…』

「二人がでてきちゃうよ…」


大地

「わかってるって。先に食べる」


真彩

「んっ…」


Dovira【きゃうっっ…………!!】


Naparnik【……Dovira、天に召されましたか…。】


ラファルサ

『何の話だ?』


Naparnik【相棒には、縁がないことですよ。】


ラファルサ

『……言い方どうにかならないのか』


Naparnik【まぁ、相棒には…。直樹さん、のぼせてますよ?】


ラファルサ

『言いかけてやめるな』

「直樹でるぞ」


直樹

「うんっ」


勢い良く立ち上がる。


ラファルサ

「おい、危ない…」


ふらつく、

小さな体を支える。


直樹

「えへへっ…のぼせちゃった…」


林檎の様な笑窪。

頭にバスタオル。


ラファルサ

『……やれやれ』


優しく、

水気を拭う。


Naparnik【相棒、30秒お待ちを…。】

Dovira【先輩ナイスです!】

『了解』


着替え終わった、直樹を制止する。


直樹

「どうしたの?」


そっと、屈む。


Naparnik【20秒前】


ラファルサ

「何の種目に出るんだ?」


直樹

「え…」


ラファルサ

『戸惑っている…可愛いヤツ』

「ん?」


直樹

「徒競走と…ソーラン節」


ラファルサ

「そうか」


【【10秒前】】


直樹

「絶対!1位取るから!」


ラファルサ

「ああ」


【【5】】

【【4】】


笑む。

くしゃっと、頭を撫でる。


直樹

「へへっ」


【【2】】

【【1】】


ラファルサ

「行こう」


直樹

「うん!」


【【0】】


小さな背中を、

静かに押した。


リビングには、

誰もいない。


テーブルに、

牛乳が入ったコップが二つ。


直樹

「ママ!でたよー」


Dovira【マヤ逃げて!!】


真彩

「ん…」


直樹

「あっ!ズルい!」

駆け寄る。

「ママとパパ、アイス食べてる!!」


Naparnik【…やれやれ。】


大地

「いや?違う。これは、栄養だ」


直樹

「ズルいー!」


真彩

「水分補給してからね」


ぼーと、

親子の光景を眺める男一人。


ラファルサ

『アイス…とは……』


真彩

『アイスを知らないだと!?』


ラファルサ

『いや……知ってる。…たぶん』


ラファルサは、

視線を逸らした。


直樹が目に入る。


直樹

「ラファにぃ!牛乳!早く!」


テーブルの前ではしゃぐ。


直樹

「ねえ!一気飲みして!」


コップを手に取る。


ゴクッゴクッ…


ラファルサ

「ぶはぁ…」


視線を直樹へ。


Naparnik【大人げないですよ。そのドヤ顔。】


『あれ?』


居ない。


声の方へ、歩み寄る。


直樹

「あっ!ラファにぃ!」


ラファルサ

「ん?」


駆け寄ってきた。

手を引っ張る。


真彩と、

大地と、

視線が合う。


真彩

『………ふっ…くぅ』


突然二人は、

笑いを堪えだす。


直樹

「アイスどれがいい?」


ラファルサ

『あ…アイスボックス懐かしい…』


大地

「あ…ははっ…そ、それにするのか?」


お腹抱えている。


ラファルサ

『笑いすぎだ』


直樹

「ラファにぃ、白いおヒゲのおじさんだ!」


「「ぶははははっっ!!!」」

Dovira【あはははっーー!!直樹さん!それ駄目です!】


真彩

『おじさんは反則!』


ラファルサ

『おじ…おじ…』


顔が熱くなった。


Naparnik【どんまい、相棒。】

白いおヒゲのサンタさん!

そんな感じの言い方ですよね。



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