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主婦から“平和な”転職できますか?Season 1 〜主婦をスカウトしたはずが、俺がスカウトされていた〜  作者: しろ兎
Season 1 〜主婦をスカウトしたはずが、俺がスカウトされていた〜
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41/81

wW-40 Rejection

機嫌が戻った様に見えた。

見えた、

だけだった。

This is Headquarters. Dovira-001, come in.

---

Dovira-001, communication received.

---

Confirming 85% synchronisation with Naparnik-001.

Dovira-001, what is the situation regarding the response from Naparnik?

---

Still no change. Continuing surveillance.

---

Copy that. Ending communication.



パッ…

パパッ…

パァーーー!

パァパアーーー!!!


真彩

《……ドヴィラ?》


【おはようございます。マヤ!現在、午前5時30分。起床時間です。】


真彩

《ドヴィラ…》


【何でしょう…。】


真彩

《昨夜のは何だったんだ?》


【何のことですか??】


真彩

《は?…無視しまくってたくせに…》

《拗ねてただけか?》


【一体何の話です??】


ため息。


真彩

《寝る!》


【二度寝ですね!!】


パッ…

パパッ…

パァーーー!

パァパアーーー!!!


真彩

《はいはい…》


【しぶとい…。】


椅子を引く音。


真彩

《ん?》


大地を、

起こさないように立ち上がる。


リビングへ。


真彩

「おはようございます」


【少佐の朝は早いですね。流石エリート。】


ラファルサ

「話がある。座れ」


真彩

「あ…はい」


手元にはスマホのパンフレット。


真彩

《スマホの話か?》


ラファルサ

「あれからドヴィラはどうだ」


真彩

「うるさいです」


視線が重なる。

時が止まったかのようだった。


【うるさくないです!】


真彩

《うるさいです》


ラファルサ

「フッ…そうか。一安心だな」


真彩

《笑われた》

「あれなんだったんでしょうね」


ラファルサ

「拗ねてたんじゃないか?俺の相棒もたまに黙り込むからな」


真彩

《今日よく喋るな…》


【尻尾見えますぅ。】


真彩

《犬じゃない人だ》


【仔犬です。】


真彩

《少佐だ》

「すごいうるさいですぅ…」


俯く。


ラファルサ

「ふっ…すまん」


真彩

《また、笑われた》

「今日はご機嫌ですね」


ラファルサ

「そうか?」


真彩

「今日学校行くのですが…。留守番してる?」


ラファルサ

「いや、行く。昨日の件があるからな」

一拍

「傷はもう大丈夫なのか?」


真彩

「あんなのかすり傷です。大丈夫です。ありがとうございます」


ラファルサ

「敵はまた攻めてくるだろう。警戒を怠るな」


真彩

「はい」


【業務連絡ですね。】


真彩

《…》

《ドヴィラ?》


【はい。何でしょう】


真彩

《ムード壊すな》


【え……。ムード?】


真彩

《何でもない》


【どういうことですか?どういう…】

《黙らんしゃい》


真彩

「スマホ興味があるのですか?」


ラファルサ

「カモフラージュだ」


真彩

《とか言って…興味あるんじゃなくて?》


真彩

「ドヴィラ居るから、スマホの使い道、わからなくなってきました…」


視線が向いた。


真彩

《え…何?》


【『羨ましい』…なんちゃって】


真彩

《声マネ下手か?》


【…。】


ラファルサ

「ドヴィラ、元気か?」


真彩

「元気すぎますよ」


ラファルサ

「お前じゃない」


ラファルサ

「ドヴィラ?」


【私ですか!?】


真彩

「無視したくせに、そういう時だけ…。そうだよ。お前さんだよ」


【元気ですよ!Naparnik先輩は元気ですか?】


真彩

《お前…それ酷いと思うぞ…》


【え?】


真彩

「元気だって」


ラファルサ

「そうか…なら良かった」


【まだ、足りないのか…。】


真彩

《何が》


【いえ。何でもないです。】


真彩

「ドヴィラやっぱ様子おかしいです」


ラファルサ

「…本部に連絡したほうが、いいのではないか?」


真彩

「…そうしてみます」


【おかしくないですよ。】


真彩

《Naparnikが出てくる時点でおかしい》


真彩

「朝食、準備しますね」


ラファルサ

「ああ」


キッチンへ向かう。


真彩

『本部へ通達』


【拒否します。】


真彩

《は?》


【どうしました?】


真彩

《どうして》


【何がです?】


真彩

《…。》

『本部へ通達』


【拒否します。】


背筋が、

ゾクゾク…。


真彩

「少佐ぁぁ…」


泣きそうな声で、

テーブルに近寄った。


ラファルサ

「…どうした」


真彩

「本部通信できません」


ラファルサ

「何?どういうことだ」


真彩

「ドヴィラに妨害されます」


ラファルサ

「故障か…敵による妨害か…」


額に、

手を当て考え出す。


大地

「おはよう…早いね」


大きなあくび。


大地

「どうしたの?そんな難しい顔して」


ラファルサ

「あ…ああ。おはよう」


真彩

「スマホに悩んでただけよ。ほら…」


テーブルに並ぶパンフレット。

大地は納得した。


大地

「ゆっくり選べ、急ぐ必要ない」


ラファルサの肩に手を添えた。


ラファルサ

「ああ…」


大地は、

トイレへ向かった。


背中越しに気配を確認。


ラファルサ

「ナイスフォロー」

小声で囁く。


真彩は頷く。


真彩

「後で話そう」


ラファルサ

「了解」

Naparnik。

少佐のAI。

何故、ここで…。

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