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主婦から“平和な”転職できますか?Season 1 〜主婦をスカウトしたはずが、俺がスカウトされていた〜  作者: しろ兎
Season 1 〜主婦をスカウトしたはずが、俺がスカウトされていた〜
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wW-38 A disturbance to the peace

仔犬。

お兄ちゃん。

少佐。

――軍人。

真彩

「ただいまー」


ラファルサ

《疲れた…。なぜだ…》


荷物を置き。

靴を脱ぐ。


ラファルサ

《…》

《躊躇してしまうな…》


荷物を持ち

リビングへ。


真彩

「そこ置いといて」


テーブルに置いた。

近寄ってくる。


エプロン姿。

袋を漁っている。


真彩

「はい。漫画」


書店の袋を渡された。


ラファルサ

「ありがとう。……手伝えることは」


真彩

「ん?いや…ないな。ゆっくりしてて」


ラファルサ

《そうか…漫画でも読むか》


客室へ向かった。


枕を抱えて

壁に寄りかかる。


静かに、

漫画を読んでいた。


平穏は、

30分も持たなかった。


「ただいまー!!」


どどどどどっ!


視線を感じる。


ラファルサ

「おかえり」


直樹

「ラファにぃ!ただいま!!」


円満の笑み。

リビングへ駆け行く。


直樹

「ママ!!ラファにぃ今日もお泊り??」


真彩

「しばらくね」


直樹

「ずーと!?」


真彩

「ずーとって…お兄ちゃんにもお仕事あるんだからね?」


ラファルサ

《お兄ちゃん??俺が??》


否定しに行こうと立ち上がろうとした。

“ラファにぃ”

言葉が思い留まらせた。


真彩

「あ!ランドセル片付けなさい!」


直樹

「お仕事、何してるの??」


ラファルサ

《近い》


直樹

「何読んでるの??漫画??」


ラファルサ

《元気だな…》


真彩

「質問攻めしないの。お兄ちゃん困ってるでしょう。ねえ?」


こっち

見てくる。


ラファルサ

「いや…その……別に」


ラファルサ

《その呼び方やめろ》


視線を逸らした。


真彩

「直樹、宿題終わらしちゃいな。置いてくよ」


直樹

「わかった!…ええ!行くの!?」


真彩

「行かないの?わかった。一人でお留守番よろしく」


直樹

「違う。待って。ラファにぃも一緒??」


真彩

「置いていく意味がわからないが…」


直樹

「イィやったぁあ!!」


リビングへ駆けてった。


ラファルサ

「賑やかだな」


真彩と、

視線が合う。


真彩

「今夜、銭湯行くから下着準備しておいて」


ラファルサ

「俺も行くのか?」


急に、

真彩の、

視線が鋭くなる。


真彩

「少佐」


ラファルサ

「何だ」


真彩

「連行する」


ふっと笑った。

笑い返した。



---

---

We’ll fast-forward two hours.

Are you ready?


【Sure!】


「ただいまー」


直樹

「パパ、おかえりー」


ラファルサ

「おかえりなさい」


真彩

「おかえり。準備できてるよ」


大地

「今日はどうしようか…。ノンアルでいいか」


こっち

見てくる。


大地

「すぐ行く。話してある?」


真彩

「連行だもん、ね」


視線が合った。

肩をすくめる。


ラファルサ

「だそうだ」


大地へ、

微笑んで見せた。


大地

「行こう!」


ラファルサ

「ああ!」


ラファルサ

《銭湯は子供の時以来だ》


真彩

「忘れ物ない?」


直樹

「ないよ」


大地

「戸締りした?」


真彩

「してるよ」


直樹

「ラファにぃ行こう!」


手を、

引かれる。


ラファルサ

「ああ」


速度を、

合わせる。


直樹

「置いてくよー」


振り返る。


大地

「悪いな…」


申し訳なさそう表情。


ラファルサ

《真彩がいない》


大地

「先に行くぞ!」


真彩

「忘れ物!先に車乗ってて!」


大地

「了解!行こう」


ラファルサ

《真彩……》


直樹の手、

振りほどけない。


[扉が締まります。]


ラファルサ

《すまない…》



---

---

Passing the baton to Maya.

Are you ready?


【Hurry up】


目の前に敵。


真彩

『何者?』


オカマな敵?

『あなたとラファルサ少佐を消しに来ました』


真彩

『だから、何者?』


名のないオカマな敵

『名乗る者ではないですよ』


真彩

『名乗れよ』

《ドヴィラ…こいつ敵なの?》


【一応、敵みたいだよ。】


真彩

《一応…て。倒せばいいの?》


【うん。ここは良くないよ。】


真彩

《わかってる。シンクロしよっか》


【OK!】


真彩

『そこどいて』


名のないオカマな敵

『どくのはあなたです!』


短剣を構えて突進。


【キターーーー!!!】


真彩

《ドヴィラ、うるさい!》


敵の頭上を飛び越える。


真彩

《うげっ!虫の大群に突っ込んだ!》


【どんまい!】


真彩

《上に逃げろー》


名のないオカマな敵

『お待ちなさい!』


追いかけてくる。


【付いて来たよ。】


屋上へ、

飛び移った。


真彩

《近距離なら遠隔か?》


【それで行くの?】


真彩

《策があるだけ…たぶん》


【マヤ大変!少佐が戻ってくる!】


真彩

『ああーーーっ!!面倒臭い!!』


名のないオカマな敵

『なに!騒がしいわね!その口塞いであげます!』


真彩

『う・る・さ・いーーー!!!』


斧を構え、

風を切るように振りかざす。


名のないオカマな敵

『危ないわね!』


真彩

『オカマに用ない!』


叩き割るように振り落とす。


【床傷つけちゃ駄目!!】


真彩

『あああっもう!!』


斧消し、

後ろへ下がった。


真彩

《力士。こいつを突き飛ばす。ドヴィラ!!》


【了解!!】


真彩

『お前の攻撃すべてかわされてるのわかってないのか?!』


名のないオカマな敵

『お黙りなさい。…っ!?』


全力で突進。


真彩

『おらあああ!!』


力任せに、

突き飛ばす。


名のないオカマな敵

『なにするの?!』


真彩

『ドスコイっだよ!!』


激しく突っ張る。


敵は後ろへ、

突き飛ばされる。


名のないオカマな敵

『落ちる!!落ちる!!』


屋上の縁で踏ん張る。


真彩

『いいから落ちろっ!!』


脚を引っ掛けた。


名のないオカマな敵

『いやん!卑怯よ!!』


屋上から突き落とす。

自分も落下すると思った。


【少佐…。】


引き上げられた。

敵に手を振った。


敵は地面に着く前に姿を消した。


【逃げましたね。】


真彩

「少佐…バレてましたか…」


ラファルサ

「怪我はないか?」


真彩

「かすり傷です。ご心配お掛けしました」


ラファルサ

「戻るぞ」


真彩

「はい」


【大地さんと直樹くん、玄関前にいます。どうします?】


真彩

《車の前に転送できる?》


小声で囁く。


真彩

「少佐掴まってください。転送します」


ラファルサの腕を掴んだ。

掴み返された。


真彩

《ドヴィラお願い》


【転送します。】


音もなく、

姿を消した。


駐車場へ、

姿を現した。


スマホが鳴る。

慌てて取り出す。


真彩

「ごめん。すれ違いになったみたいね。駐車場にいるよ」


通話を切る。


真彩

「ああ…車の中でお説教だ…」


【助けてあげられなくて、ごめんね】


握られた腕に、

少しだけ力を感じた。


視線が重なる。


彼は静かに、

隣に立っていた。

銭湯ならぬ戦闘。


あのオカマ、

攻撃してこなかったですよね。

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