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主婦から“平和な”転職できますか?Season 1 〜主婦をスカウトしたはずが、俺がスカウトされていた〜  作者: しろ兎
Season 1 〜主婦をスカウトしたはずが、俺がスカウトされていた〜
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wW-26 Reunion

カレーのルーを入れた後である。


突然の通信。

渋々、応答した。

南戸

[お疲れ様、真彩殿。どうだね。彼の様子は。]


真彩

『大佐、お疲れ様です』


キッチンから覗き込む。


ソファーに、

息子と一緒に座る男一人。


真彩

『テレビ見てますよ』


南戸

[テレビ…。ガハハ…あいつがか?]

笑い声がすごい。

息が切れている。

[想像できなくて…気になるな…。]


真彩

『笑いすぎかと…』


南戸

[すまん、すまん。]

息を整え。

[何かあったら、報告するんだよ。すぐに駆けつけるから。]


真彩

『ありがとうございます』


南戸

[では、よろしく頼むね。]


真彩

『はい』


【大佐、楽しそうでしたね。】


《遊んでるように聞こえたがな》


【遊んでる?】


《なんでもない》


真彩

「直樹〜!手伝って〜!」


直樹

「はーい!」


真彩

「ご飯よそって」


直樹

「“おじさん”のどれくらい入れればいい?」


「ぶっ!」

【ぶふっ!】


無事、

吹き出す。


《ソファーから視線が…》


【無理ですっ!(笑)】


咳払い。

 

真彩

「名前で読んであげなさい」


直樹

「呼び方わからないんだもん」


手を拭く。

直樹に歩み寄る。


真彩

「貸してみ」


皿を受け取る。

ご飯をよそう。


真彩

「ラファルサ」


ラファルサ

「何だ」


真彩

「ご飯。この量、食べられるかい?」


皿を覗き込む。


ラファルサ

「…ああ」


真彩

「OK」


キッチンへ戻る。


皿に、

ルーを盛り付ける。


ダイニングテーブルへ。


真彩

「直樹、スプーン出して〜」


キッチンへ戻る。


直樹

「おじ…。ラファにぃ…ご飯できたよ」


視線を、

直樹に向ける。


ゆっくり、

立ち上がった。


直樹

「ここだよ」


椅子を引く。


ラファルサ

「ありがとう」


そっと、

顔を覗かせ、

二人を見届ける。


直樹も、

席につく。


コップに、

麦茶を注いだ。


直樹

「どうぞ」


ラファルサ

「あ…ああ」


真彩も、

席についた。


真彩

「さて、食べますか」


直樹

「せーの」


「「いただきます!」」

「………いただきます」


【少佐、声ちいさーい。かわいーい!】


《ドヴィラ?》


【はい。なんでしょう?】


《録画出来る?》


【何を録画するの?】


視線は、

ラファルサ。


【あ…お察し。フフッ。記念すべき瞬間収めます!】


食べづらそうに、

視線を合わせてきた。


ラファルサ

「何だ…」


真彩

「お…お口にあいましたか?」


視線を、

逸らされる。


ラファルサ

「………悪くない」


真彩

「よかった…」

食べ始める。


《今夜から忙しいぞー…》


大地

「ただいまー。…………」


真彩

「おかえりなさい」


大地

「真彩?」

目を見開き。

「おまえ!!」


真彩は、

駆け寄る。


真彩

「ストップ!!ストップ。ね?」

抱きつかれる。

「うわっ!」


大地

「心配しなんだからな…」


床に、

雫が落ちる。


真彩

「ただいま」


大地

「おかえり」

数日、

家族と離れていた。


抱き寄せる

その温もりが、胸に染みた。

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