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wW-9 Dovira-001

我が家だ。

息子だ。

ぬくもりだ。


不穏が近づく。

眩し!


ここは…

わお!


なあ…お前、なんて名前なの?


【私、ですか?Dovira-001】


ドビ…ラ?

1?


初期型?


【最新AIですね】


は?

…………。


家の鍵開けて。


【手をかざしてください】


こう?


――カチャッ


「おお…」


扉の奥から足音。


「直樹、ただいま!」


「ママ!おかえり!」

首を傾げる。

「服…どうしたの?」


「あ…あはは…気にしない、気にしない」

軽く受け流した。


「着替えたら、ご飯作るね」

「うんっ!」


ハサミ……。


キッチンへ向かう。

手を洗う。

キッチンバサミでバンドを切断。


……やれやれ。


帰ってくる前に終わらせなきゃな。

洗い物と…洗濯……。

………あ。


「直樹!体操着は、出した??」

「出してない!」


だせよ…。


「明日体育は??」

「ないよ」


キッチンで

袋から体操着を……。


「ここで出すな!」


まったく……。


「貸して」

「んっ」


受け取る。


洗濯カゴに…

取り敢えず…


無意識に、

首の後ろを掻く。


適当に着替えた。

キッチンへ戻り、

冷蔵庫チェック。


「何作るの?」


『逃げ切れると思ってるのか?』


…………。


「ママはオムライスの気分かな〜!」


「自分は…チキンライスの気分かな〜!」


『いい度胸だな』


…………。


視線がベランダから感じる。


「チキオム決定〜!」


「やった〜!手伝う!!」


「ありがとう〜!」


【敵意感知。……いいのですか?】


ほっとけ。


ベランダ側へ

絡み合う視線。

睨みながら、

遮光カーテンを閉めた。


ん?

あいつが視えた……何で?

視線という

――死の宣告。


息子との時間を奪うモノ。

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