選定のために
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「意味がわからない、そもそもどうやって戦凪にあったんだ!?」
「いちいちうるせーなぁぁ! さっきから質問ばっかしやがって、誰だよお前はぁ!?」
お前が誰だよ……
突然、声を荒げて俺の前に1人の男が近づいてきた。
「いや、え、まぁ…クラスメイトですけど……」
「そんな事、知ってるんだよォ!!名前を名乗れクソチビがぁ!!」
うわ、感じ悪りぃ……
てか、コイツ… 俺より背低いくせにチビとか言いやがったよなぁ…
「雲雀琥太郎です…」
「琥太郎? 知らねーよお前なんて!」
「ちょっと黙ってかもらえる? 土屋くん」
「はぁ!? なんでお前が俺に命令すんだよ?」
「そりゃ、僕の方が強いからや」
黒崎がそう言い放った途端、男は激怒した。
「偉そうにリーダー気取ってんじゃねーぞゴラ! 中谷たちに任せておけばァァ!」
─────── !!!!
土屋の後部に力強い拳が放たれた。
「すんません、 コイツは俺がしつけておくので、許してやってくれませんか?」
土屋は床に倒れて、完全に気を失っていた。
「優しいね岩村くんは、いいよ、君がそう言うなら」
「感謝します、コイツも保健室へ連れて行きます」
岩村、体格は俺とほとんど同じだけど、あの動き……
異能力って感じにも見えなかった…
土屋だっけ、あの不良もクラスメイトだよな?
あんなに荒々しいやつがいるなんて初めて知ったぞ…
それに、岩村?止めに入ったアイツも誰だよ…
すげー体格の良い男だったけど……
「うちのクラスメイトも個性が濃くて困るわ〜」
お前がそれ言う……
「さっきの質問やけど、情報元はまだ秘密や」
「…… 」
「信用して欲しいとは言わんよ、 ただ協力して欲しい、琥太郎、生き抜くためや」
「は? なんで琥太郎にお願いしてるのよ、琥太郎にか 決定権とか1ミリもないわよ、 頼むなら私に頼みなさいわよ!」
え…… 何言ってんのコイツ…
酷すぎないか!? 俺には決定権すらないと!?
くっそ… こんど絶対に痛い目に合わせてやる…
「ほな、月影さん、協力頼めるかな?」
「戦凪を倒す事には協力するわ」
「十分や、よろしく頼むわ」
黒崎はクスクスと笑う。
「さて、詳しい話をさせてもらうけど、他に意見ある人おる?」
「…… 」
教室内は静まり返り、誰も意見する生徒は現れなかった。
「僕は昨日、戦凪と会った、そして協定を結んだ、今日中に生徒会書記こと、3年A組、北川沙月を殺す」
────── !?
「僕はさぁ、こんなところで同志たちを殺してる暇なんてないんよ、早く人の選抜をしたいんよ」
「選抜…?」
「ん? それは秘密やな、邪魔されたないし」
「で、結局わたしたちは何をすればいいのよ?」
月影がそう言い放つ
「そうやった、 2チームに分けて空と大地で戦いをお願いしたいんよ」
「は?」
クラスがざわめき始めた。
「ちゃんと説明するわ、生徒会長の八神秀人の異能力は『浮遊』って能力なんよ」
「つまり、相手は空を飛べるって事でいいのかしら?」
「いや〜、それだけだったらまだ楽やったんやけど、建物ごと空の上にいるんよ〜」
「なっ…… 建物ごと…!?」
触れたもの全てを宙に浮かせて操作できる。
ある程度、浮かせられる物の限度はあるだろうけど…
あれと殺し合うなら、戦凪くんの協力は不可欠や
今週でこの戦いに幕を締める。




