表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/18

13.「狩り」

 リスプと共にローサーたちが山を降りる。山はリスプとエンベリラが争った跡で酷い有り様になっているが、まぁ、自然竜たちががなんとかしてくれるだろう。


 自然竜とは、簡単に言えば自然的な能力を持つドラゴン種のことだ。


 炎や水、大地や草木などを操ることができるという。その力を使い、魔物が荒らした地を元の姿へと戻すといわれている。


 山を降りた頃には、もう日が沈みかけていた。エンベリラたちのお腹がキューと空腹を訴えるように鳴く。


「そろそろ夕飯にしようか。獲物を狩るぞ」


そう言ってローサーが森の中に入っていく。その後をついていくリスプたち。


 しばらく進むと、視界に入る距離に、大きなイノシシのような牙と鼻、オオカミのような爪を持った生き物がいた。


「ボアウルフっていう魔物だ。気性が荒く、ちょっと厄介なやつだが、新鮮なやつは刺身でもいける」


ローサーがペロリと舌舐めずりをする。その顔は狩人のそれだった。


「リスプとドラパはやつの気を引いてくれ。エンベリラと僕で止めを刺す」


「「了解」」


 ローサーの合図を受け、ドラパがボアウルフの背後に、リスプが正面に位置する。ボアウルフがリスプとドラパに威嚇するように鼻息を荒くする。


「てやぁっ!」


リスプが地面を穿ち、音の衝撃波でボアウルフを攻撃する。ボアウルフが避けるであろう位置にドラパが移動し、手を振り回してエンベリラたちのいる位置に誘導する。


「今だ!」


バッとエンベリラとローサーが飛び出し、エンベリラがボアウルフの手足を、ローサーが頭を切り落とす。


「ブォフッ!」


ボアウルフは小さく悲鳴を上げて痙攣し、やがて動かなくなった。


「やったな!これで晩飯が食える!」


エンベリラがぴょんぴょんと飛びはね、喜びを体で表す。そのエンベリラを見て、ドラパが真似をするように跳ねる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ