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12話-2
俺は制服のポケットからレーザーブレードを出す
火花が散り
ブレードとナイフが
目の前で火花が散り続けていた
『…教えて欲しいものだな
…その理由を』
「…無理ですよ
今は」
『今は?』
ブレードを振り下ろした
有栖はのけ反らず
滑るようにして体勢を崩さず後退した
「ええ、今は」
有栖が手摺りを掴んだ
『………いつかは、教える気があるのか?』
風が吹き、制服のブレザーとネクタイが風になびいた
「……貴方が私を止められたなら」
有栖は手摺りを飛び越え
バック宙しながら飛び降りた
『なッ……!!』
俺は駆け寄り
下を覗く
すると、"黒髪の有栖"の姿がそこにあった
「…それでは、虚無有青さん
…ご機嫌よう、また明日」
有栖は制服のスカートを少し上に引っ張りお辞儀をした
『な………
…?!』
空から何か落ちて来た
-ポトッ-
『…フラッシュグレネード!?』
-カッ-
『くっ…』
ギリギリのところで、俺は閃光弾の直撃を免れた
下を再び覗くが
有栖の姿はなかった
…バック宙する際に上に蹴り上げたのだろう
狙ってやったとしたらたいしたものだ




