第肆拾壱話 「覆された戦場」
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
リディア「安心して、息の根を止めてあげるわ」
冷酷にも死を宣告する。
何かを察した牙禅が振り向きながら横に避ける。直後、激龍の斬撃が目にも止まらぬ速さで飛んできた。それは牙禅に立ちはだかる暗黒獣を葬ってリディアに近付いていく。
リディア「なっ…!?」
まさかの事態に目を見開き、動く間もなく片腕を両断された。胴体から切り離されていく。
ライト「はぁっ…!はぁっ…!!」
それにより持ち上げられていた身体が着地し、絞めていた腕が消滅した事で必死に呼吸をし始めた。
剣「大丈夫か!?」
斬撃を放ったのは無論、彼であった。すぐさま大広間に入り、二人に駆け寄る。
牙禅「あぁ!恩に着る!」
感謝を告げ、瞬間移動でライトの元に駆け寄り、すぐさま抱えて共に剣の元へと戻った。しかし、リディアは切断された腕を興味深く見つめているので、気にも止めないでいた。
リディア「あぁ…嫌な感じね……」
欠損した部位を再生させようとするも、何も起こらなかった。一切の感覚がなく、細胞が機能しない。
嫌悪感に駆られながら溜息を吐き、剣達の方へと身体を向けた。着眼するべきは剣から放たれる激龍、まるで焔のように燃え盛っているのがわかる。
無論、牙禅とライトの二人にも警戒していた。
牙禅「気を付けろ、暗黒獣を倒してもキリがない」
剣に警告した。その内容はリディアについて、そして現時点での戦況についてだ。
剣「了解した。どちらにせよ斬るまでだ」
焔の如く燃え盛る激龍を纏う刃を振り回す。切っ先をリディアに向けた直後、霞の構えに入った。
赤い瞳はライトを殺そうとした事を許さないと言わんばかりに睨みつける。
リディア「貴方に出来るの?邪光 剣…」
剣「あぁ」(俺を知っているという事は、ムラサメから聞かされたのか?)
リディアは剣を見下ろす。彼がここに来た事からムラサメが死んだ事を察した。彼女の発言に剣は疑念を抱くも、なんとなくムラサメから聞いたと読み取った。
互いに警戒しており、敵意や殺意は解かなかった。
暗黒城を稼働していた場所は幾つものの配管が入り組んだ工場のようであり、そこでブラックとフレアはアークと激闘を繰り広げていた。
フレア「ヒートスマッシュ!!」
アーク「衝雷!!」
フレアは両脚に纏う熱湯を噴射させて加速し、高熱を帯びた拳を突き出す。アークも青い電流を帯びた指を曲げた手を伸ばして、フレアの拳を受け止めた。
あまりの衝撃に周囲に突風が吹き荒れる。
二人から少し離れたところにブラックは矢を番えて、隙を伺う。
ブラック (しかし、なんだここは…?)
今いる場所に疑問に思う。城内にそぐわない工場…そこから血の匂いがする。
ブラック「なんだ?この嫌な感じは…」
同時に気味の悪い感覚に襲われ、顔を顰める。得体の知れない何かが心を押し潰そうとしていた。
アーク「多くの人が犠牲になった、数え切れない程に…」
意味ありげな発言をする。声に気怠さは無く、淡々としていた。その言葉にブラックはまた疑問を抱く。
直後、フレアの回し蹴りがアークに迫るが、片腕で防いでみせた。青く光る黒い瞳が静かに目を遣る。
フレア「よそ見すんじゃねぇよ!」
蹴り入れた脚に力を込め、アークを押していく。
だが、瞬時に姿を消した事で足が地に着いてしまった。振り向くと、そこにはアークがいた。
アーク「老若男女問わず、全員が悪魔の贄となってしまった…」
だが、フレアに言い返す事はなく、語りかけるように不気味に独り言を呟いていた。
フレア「なぁ?何言ってんだ?アイツ」
ブラックの隣に立つ。異変に気付いてか不気味に思う。拳を強く握り締める。
ブラック「わからない…」
気を引き締めており、未だ弓矢を構えていた。
アーク「君達は知ってるんじゃないかな?創造世界の昔を知っているなら…」
気怠げな瞳がフレアとブラックを映す。昔の創造世界という発言に二人は目を見開く。
ブラック「…どういう事だ?」
詳細を聞こうと問いかけられ、アークが答えようと口を開いたその時だった。頭に鋭い痛みが走った。
アーク「ぐっ…!!」
本能的に片手で頭を抱えた。耐えきれない程のもの…少し続いて、止んでか意識を失うように俯いた。しかし、その身体は立ち尽くしたままだ。
フレア「今だ…!!」
好機と捉え、突っ走った。
ブラック「待て!!」
嫌な予感がしてか手を伸ばすが、遅かった。フレアは一瞬にしてアークの間合いに入っており、握り締める拳に熱湯を纏う。
フレア「一発で仕留める!」
勢いよく突き上げる。だが、もう片方の手でアークはフレアの腕を捕らえた。
フレア「なっ!?」
まさかの事態に焦り、自身のとった行動・選択を悔いた。
アーク?「余計な事を…心を持たせたのは間違いか」
明らかに口調がが変わっていた。頭を抑えていた手が降りる。俯いていた顔も上げて、フレアを向く。
フレア「っ…!?」
向ける視線に放たれる異様な雰囲気が戦慄させる。見つめるアークの瞳は赤く光っていた。
ブラック「フレア!避けろ…!!」
引っ張っていた弦を離す。物凄い勢いで矢が放たれ、アークに目掛けて飛行する。
フレア「わーったよ!」
もう片方の手を手刀にして、熱湯を纏わせた。掴むアークの手首へと振り下ろし、切断する。
アーク?「ほぅ…」
瞬時にフレアが後ろへと跳んで、距離を取る。すかさずアーク自身も下がって、矢とそこから発せられる衝撃波を躱した。無論、フレアも同様に
フレア「誰だよ、テメェは…!」
ブラックの隣に再び移動し、人格が変貌したアークに何者かと訊ねた。あまりの恐ろしさに身が震えそうになる。
ブラック「気を付けろ、何か変だ…」
フレアには警戒するよう言われた。
ブラックは双剣を分離させて、柄を握り締めた。別人のような言動と様子に未知なる恐怖を感じ取っており、冷や汗が流れる。
アーク?「貴様らに話す気はない」
指を動かしたり、首の骨を鳴らしたりと身体を馴染ませていた。
アーク?「…しかし、ここも潮時だな」
ブラックに手を翳した。刹那、彼の全身に青い電流が迸る。
ブラック「ぐあああああ!!」
感電のせいで痺れ、激痛が襲いかかる。一般人なら間違いなく絶命する程のものであった。
フレア「ブラック!?」
突然の事に愕然とする。だが、すぐに切り替えて、アークに接近した。
フレア「野郎!!」
周囲に熱湯の泡沫を生成し、アークに向けて放たれる。素早く迫る水の球をアークは予測しながら躱しながらフレアに接近する。
アーク?「無駄な事を、君達の行動は既に予測済みだ」
間合いに入った直後、両掌から瞳と同じ赤く光る黒いエネルギーが現れる。実体化・可視化されたそれを握り締めた事で出刃包丁に似た大剣へと形を成し、勢いよく振り上げた。
フレア「クソッ…!!」
両腕に熱湯を甲冑のように纏い、すかさず振り下ろす。奇妙な事に腕は斬られずに済み、拮抗状態が続いた。
アークの意識を逸らしたおかげかブラックを痺れさせていた電撃は止み、再び呼吸した。身体は黒く焼け焦げているものの、カオスの悪戯かまだ死ななかった。
脅威の回復力故か、動き出してアークの横に移り、また矢を番えた。
ブラック「…死ぬ訳が、無いだろ」
真っ黒な皮膚が再生する。十分に引いた弦を離し、赤く光る矢がアークに目掛けて放たれた。
当然、これも予測していた。フレアの腹部にアークの蹴りが入り、吹き飛ばす。しかし、矢は肉体を貫き、土手っ腹に風穴が空いた。
アーク?「予測した、つもりだったのだが…」
致命傷を喰らったはずなのに、普通に喋っていた。身体から黒い塵が現れているにも関わらず
胸に手を当てて、そこを見るように俯く。
アーク?「拒むか…やはり、心とは面倒だな。くだらない自身の正義を抱くのだから」
溜息混じりに愚痴を零す。声色から僅かに愚かと嘲笑う感情も混じっていた。斬られたはずの片手は瞬時に再生され、完全な形となる。
ブラック「何を言っている…!」
後悔と嘲笑を確かに感じるが、含んだ意図はわかるはずも無い。トドメを刺そうと双剣を分離させてまた間合いに入る。
アーク?「流石はカオス、脅威の再生に加えて圧倒的な破壊力…」
両手に青い電流を纏う。直後、振りかざした双剣を片手で防いでみせた。瞬時にもう片方の手を手刀にして心臓へと突き出した。
アーク?「雷ノ槍!」
避けようとするのは読んでおり、殺気をブラックに向ける。
ブラック「ぐっ…!」
凍てつくような異様な感覚に身の毛がよだつ。動く間もなくアークの手刀は肉の器に沈み、急所である臓物を貫いた。
睨みつける赤い瞳はまだ死んでいない。
ブラック「死なないと言ったはずだ…!」
刃を振るって、心臓を貫いた腕を両断した。すぐさま後ろへと跳ぶ。神経と骨を断たれた事でアークとの距離を離す事に成功した。
アーク?「生易しいな、悪魔風情が」
追撃しても無駄と読んでか自身も後ろへと下がった。ブラックの心臓に突き刺さっていた腕が消滅し、傷跡が顕となる。その影響か力を抜けるようにして膝をつく。
ブラック「アイツ、なんなんだ…?」
堪えていた痛みか疲弊か、呼吸を整える。
フレア「大丈夫か!?」
心配してかブラックに駆け寄り、安否を問いかけた。
ブラック「あぁ…」
声を絞り出す。相当苦しいのが伝わってくる。
傷跡から流れる血がすぐに止み、塞がって元通りになった。
そんな二人の様子を見つめ、口を開いた。
アーク?「貴様に宿る悪魔…欲しいな」
ブラックに手を伸ばして、強く握り締める。どうやらカオスを羨み、欲していた。
同時刻、メビウスは壁の上を神速で駆け抜けていた。その背後には赤いマスターダークが追跡しており、手にはサーベルが握り締められている。
「「「ニガサナイ」」」
三重に声が鳴る。分身達は腕を鞭のように振るい、サーベルをブーメランのように投擲した。
旋回して飛行する刃が容赦無くメビウスに迫った。
メビウス「当たらねぇよ…!」
それらに気付いて、壁を蹴って地面に向かって飛び込む。サーベルはメビウスを斬らず、通り過ぎていく。着地してすぐさま一回転して体勢を立て直す。
「「「シニナサイ」」」
当然、逃がすまいと三体のマスターダークも壁を蹴って、メビウスに突っ込んでくる。
メビウス「よっと…!」
後ろへと下がって、直撃を避けてみせた。
先程までバラバラだった喋り方が全て統一された現在を目の当たりにした事で不気味に思う。
ゲル状に溶け出した身体が元に戻り、片腕を機関銃へと変形させて照準を合わせる。
メビウス「なんでもありかよ」
手数の多さに引けるが、攻撃を予測して一歩踏み出そうとした。しかし、地面に赤い水溜まりがメビウスの周りに現れ、そこから分身が生成される。
「オソレロ」
包囲するマスターダークは両腕を広げて、胸部から太めの血管を触手のように伸ばしてきた。巻き付けて拘束する魂胆だろう
メビウス「嫌だね!」
既に見抜いており、神速で姿を消す…と錯覚させて、血管を躱しながら駆け回る。
同時に機関銃が連射を始め、赤い弾丸が前方の空間を穿つ。目にも止まらぬ速さでメビウスである青い光が縦横無尽に軌道を描き、分身達を通り抜けた。
数秒後、機関銃を構えるマスターダークの前にメビウスが姿を現す。
「アキラメタカ」
その個体が嘲笑う。だが、撃とうにも撃てなかった。他のマスターダークも、血管を伸ばした分身達も指一つも動かせないでいる。
メビウス「いや?」
落ち着いた様子で返事をした。次の刹那、メビウスと激闘を繰り広げた分身達の肉体が爆ぜた。そう、駆け回っていたあの時に拳を打ち込んでいたのだ。
メビウス「毛頭ないよ、そんな気」
溶け出した赤い液体は床へと沈んで消えていった。
自身に襲いかかる敵を蹴散らした事で一先ず、呼吸を整える。
メビウス「しっかし…」
切り替えたように辺りを見渡す。まだ赤いマスターダークは山ほどおり、大きく歪な刃又は先程の機関銃が腕と一体化したヤツらが完全に包囲していた。
徐々にメビウスとの距離を狭めてくる。
メビウス「際限なく生み出せるのは、流石にチートすぎない?」
迫るマスターダークを脅威と感じる。余裕そうに振る舞うも、正直に言って面倒とも思っていた。
ウルフとグリンも分身に包囲されており、抜け出そうと攻撃を繰り出していた。
グリン「マズイですね!これ以上は厳しい…!」
手にする火炎瓶を投擲し、部分的に焼き尽くす。しかし、新たに現れた分身が補うようにして更に増していく。
状況を見越してか背中合わせのウルフに伝える。その様子は明らかに焦っていた。
ウルフ「正にハイエナだな…こちらを消耗させて、隙をついて仕留める気だ」
しかし、ウルフは落ち着いた様子でマスターダークの戦略を読んでいた。
握り締める双剣で近付いてきた分身を斬り裂いていく。斬撃を飛ばす事は無く、グリンを守る事に専念していた。
グリン「何体も分身を生み出せますもんね、随分と卑怯な手を…!」
ウルフの考察に賛同して、火薬玉を投げ飛ばす。
「ムイミナ…!!」
数体の分身が集い、融合していく。直後、火薬玉が当たった事で爆発を起こす。だが、肉片を抉っただけであり、続けて別の分身が突っ込んできた事で完全に治ってしまった。
それどころか肉塊はグリンとウルフの前で肥大化していく、見上げる程に
グリン「…まるで、ホムンクルスみたいですね」
ウルフ「最早、神の領域か…」
唖然とする二人の脳裏に禁忌と呼ばれたホムンクルスが過ぎる。思い返したくない程に恐ろしい代物を
一体の分身が左腕を横に突き出す。すると、肉塊は飛んで一体化して、腕の形を象った。
一歩、また一歩と近付きながら明らかに重いであろうそれを掲げて、グリンとウルフに狙いを定める。
「ツブレナサイ…!!」
開いた手を勢いよく振り下ろす。
ウルフ「グリン!合わせろ!!」
離れた場合、分身に殺されると読んでか避けずに、双剣を逆手で握り締める。
グリン「はい!!」
具体的にどうするかは言われずとも察して、液体の入った瓶を高く放り投げた。
ウルフ「切牙 風型!!」
二つの白刃に風が纏い、吹き荒れる。
ウルフ「扇旋風!!」
両腕を交差するように振るい、上空に巨大な斬撃を飛ばした。風の斬撃は瓶を通り抜け、切断したそこから液体が広がる。
マスターダークの巨腕を濡らし、空気に触れた刹那、激しい爆発が起こった。そういう性質なのだろう
「ギィヤァァァァァ!!!」
その一撃は絶大であり、悲鳴を上げさせた。
グリン「怯んでくれるのは幸いですね!」
隙をついてウルフに一つ錠剤を投げ渡した。すぐに受け取り、迷いなく口に入れて飲み込んだ。
直後、全身に宿る力が増してきた。錠剤には一時的ながらも身体能力の全てが倍増する効果があった。
ウルフ「あぁ!!」
感謝と共に決意を言葉にした次の刹那、大地を蹴り上げて超高速で本体である心臓に近付く。
マスターダーク「無謀ですねぇ!!」
白黒目の赤い瞳が鋭く光る。心臓の真下に二体の分身が現れ、巨体へと変形した。その頭部は牛と馬を繋ぎ合わせている。
異形の怪物と化した二体の分身がサーベルをバッターのように握り締め、力強く構える。
ウルフ「切牙 月型…!!!」
視認して双剣を握り締める。腕を交差させて、白刃が光り輝く
ウルフ「繊閃雷衝!!」
両腕を広げて、描いた軌道から巨大な白い斬撃が飛んできた。大気を振動させながら目にも止まらぬ速さで心臓に迫る。
対抗しようと二体の分身もサーベルを勢いよく振るった。繰り出されるは衝撃波であり、竜巻の如く渦巻きながらウルフの白い斬撃波と衝突し、打ち消す。
ウルフ「なっ…!?」
まさかの事態に目を見開き、避ける間もなく衝撃波に呑まれていった。
ウルフ「ぐああああああああああああ!!!」
無数の斬撃に切り刻まれ、あまりの激痛に叫びながら無力にも吹き飛ばされていった。
グリン「ウルフさん!!」
焦燥感と自身の行動に対する後悔が心を支配し、名前を叫んだ。
メビウス「グリン!!」
注意しろと声を張り上げる。最悪な事態はこれだけに留まらなかった。グリンの目の前にマスターダークの分身が現れ、サーベルを構える。
グリン「あ…」
完全に油断していた。自らの失態を責めながら打開策を練るも、間に合わず反った刃が振り下ろされる。
だが、姿が消えた。遠くにメビウスが現れ、グリンを抱えていた。
メビウス「大丈夫か!?グリン!」
安否を確かめようと声をかける。重く責任を感じているグリンの胴体には袈裟斬りの跡があり、白衣が滲んでいた。
グリン「ご、ごめん…僕……」
致命傷には至らないものの、精神的観点から戦える状況じゃないと読み取る。
メビウス「…問題ないよ」
決意してか労いの言葉をかけた。安心させながらグリンを抱えたまま、高速でウルフの元へと駆け寄る。辿り着いたメビウスがグリンを下ろし、回復薬
二本も置いた。
腕時計を操作して、クロノス社本部へと通信を繋げた。
メビウス「未来隊長、グリンとウルフの二人の転送を頼みます」
二人がいる地面に向けて青い光線を放つ。そこに青い亀裂を創り出すと、ウルフとグリンは入ってこの場から去った。同時に亀裂も消滅した。
マスターダーク「おやおや、お優しいのですねぇ…しかし、たった一人でなんとか出来るのですか?」
巨大な心臓から声が鳴り響く。その発言は賞賛とも嘲笑ともとれた。
メビウス「大丈夫、『ヒーローは必ず勝つ』って相場が決まってるからさ」
不安は一切なく、自信満々に答える。
マスターダークの発言に間違いは無く、これだけの数を相手にするならば今のメビウスでは骨が折れるだろう。ましえ言えば、無限に生み出せるのだから
しかし、下手すれば死ぬかもしれないという不安を払拭させようとあの言葉を口にした。でなければ、二人を逃がす訳が無いのだから
次回 第肆拾弐話 「無限の闇」




