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爆弾に吹っ飛ばされた私の着地の仕方  作者: サトウアラレ
2章

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4 成長期と大人のデート

あれから、かおるこさん、山下さん、そしてお客さんの伊藤さんにまでアドバイスを貰いながら、高木君の事を根ほり葉ほり聞かれた。


後輩の「生足見せとけ作戦」は今回、却下された。


秋だし、スカートでカラータイツがいいんじゃないかと言われた。


落ち着いた色のカラーだとカジュアルにもならないし。スカート丈短くしても下品じゃないし、とか、長くても合わせやすいし、可愛いんじゃない?との事だった。


昼間のデートならヒールも高くない方がいいとも言われた。



「歩く時間が分からないと無駄に疲れるわよ。ぺたんこはやめた方がいいけど、あんまりヒールが高いのもねえ。ヒールが少しあるショートブーツがいいんじゃなあい?」と、言われ、


「成程」と、頷くと、


山下さんから「顔今動かさないで下さいねー」と顔をぐいんと戻された。


スニーカーはダメなのか聞いたら、「最初のデートでは止めた方がいいんじゃな~い?スポーティなデートなら別だけど、ランチデートでしょ~?イタリアンならカジュアルでもちょいおしゃれで行くべきが相手にもマナーだと思うわ」と、かおるこさんに言われた。


伊藤さんも、「相手がどんな服装のタイプか分かれば合わせやすいんだけどね」と言われたが、


どんなタイプも何も久しぶりに会うので何も分からない。そうか、スニーカーはダメなのか。高木君はどんな格好で来るんだろう。


とにかく分からないので、無難な服装を。とお願いし、3人に考えて貰った。


かおるこさんと伊藤さんは二人で雑誌を見ながら、「いや~ん。これ可愛い~」と言いながらくねくねし、(それでもカラーリングは綺麗に出来ていた。流石プロだ。そして伊藤さんも普通に話しているのがすごい。コミュ力高いな)2人は「明日楽しみね~」と言いながらアドバイスをくれた。


山下さんが髪を可愛くしてくれ、私が持ってる服の写真や、雑誌を見せあって三人でコーディネートを決めて貰った。(私は決まったものに頷くだけである)


なんだかんだ、結局しっかりお世話になった。


有難い。


やっぱり、ヘアサロンの人は女子力が高いな。カオスと思ったのは心の中で謝ろう。


帰るときに3人から(伊藤さんもしっかり含む)、「結果報告宜しくね~☆」と言われ、


私は「はい」と頷いたが、きっと、答えはイエスか、はい、しかないのだと思う。


ヘアサロンでいい感じに疲れたせいか、家に帰り、明日の準備をするとその日はぐっすり寝れた。

緊張なんて何もなく、夢も見なかった。


翌日の日曜日は天気予報通り曇りだったが、寒くもなく、雨も降らないので良かった。


かおるこさんコーデの私は、11時5分前に駅に着いた。(生足は封印し、ちゃんとショートブーツにした)


駅に着く前に、高木君に「もうすぐ着きます」とメッセージを送ると、



「俺、時計台の前にいる」と返信が来た。



顔を上げ、時計台の方をを見ると、高木君はもう私に気付いていたみたいで手を挙げていた。

私が久しぶりに見る高木君の感想は、


「あ、高木君だ」だった。


志麻ちゃんから、進化系高木君と聞いてて、「会って分かるかなー」とか思っていたけど、高木君は高木君だった。カジュアルだけど、ジャケットでおしゃれだった。


そういえば、制服以外の姿を見るのは初めてだ。


高校生の時から比べると、変わってるかもしれないけど、手の挙げ方とか、立ってる姿が変わらなくて、高木君だなあ、と思った。一瞬、高校の時に廊下に立ってる制服姿とかを思い出した。


「久しぶり」高木君に言われ、私は、「高木君だね」と、答えてしまい、


「ん?ああ、うん。俺変わった?」と聞かれ、


「どうかな?変わったけど、変わってないかな。大きくなってる気がする」と答えた。


そこで、自分で言って、変な答えだなと思ったが、しょうがない。


高木君の進化は二足歩行でも四足歩行でもなかった。ホッとした。



「はは、身長も少し伸びたし、体も鍛えたからでかくなったのかな。良かった?のか?武蔵は体、もう大丈夫?店までちょっと歩くけど。腹減ってる?11時30分に予約してるから、ゆっくり歩けば時間は大丈夫だけど」と言われ、


「うん、まだ身長伸びてたんだ。すごいね。体は大丈夫。ゆっくり歩いて行こう。有難う」と言った。


会う前はすごく緊張したけど、会ったら意外と普通で、高木君は慣れているのか私の歩くスピードに合わせてくれた。


(おお。これがモテ男子)


私は一人納得すると、改めて高木君に助けて貰ったことのお礼を言い、それからは爆発後のケガの治療等の話をした。


高木君は話をゆっくり聞いてくれて、これから行く、イタリアンレストランの話をしてくれた。


実は高木君も初めて行くことや。

先輩のおすすめで、デザートが女性に人気らしいこと。

高木君はイタリアンと言ってもパスタかピザしか分からないから、店と先輩のおすすめをお願いしていること等を話してくれた。


駅からゆっくり歩いて20分程で店に着いた。高木君が普通に歩いたら10分で着くんじゃないかな。


店は可愛いレンガの外観、お花も店の周りにあって、女性や、デートに人気そうなおしゃれな店だった。


店に入るときもドアを開けたりしてくれて一つ一つがスマートで、「大人になったんだなあ」と親戚のおばさんのような感想を持ってしまった。


「いらっしゃいませ、ご予約の方ですか?」と言われ、高木君が対応してくれ、私たちは席に案内されたが、一階の席ではなく、二階の個室の可愛い部屋で、特別な感じの場所だった。



(おー。これが大人のデート)



私は一つ一つに驚き、高校生ではない大人になった自分達に感動していた。




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