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爆弾に吹っ飛ばされた私の着地の仕方  作者: サトウアラレ
2章

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19/57

3 女・女・乙女は姦しい

土曜日は朝、たまった洗濯物や掃除を片付け、のんびりと過ごし、夕方にいつものヘアサロンに行った。


アパートから歩いて10分の所にあるお洒落なサロンで、行きつけにしている。


結局、明日の洋服どうしようかなーとか、後輩の「生足出せば正解説」を信じていいのか、とか、天気予報は曇りかあ、とか、うんうん悩んで、答えは出ぬまま今サロンに来ている。


サロンに入ると、アロマのいい香りと、元気のいい店長の声に迎えられた。


「いらっしゃ~~い。はるちゃん元気~~~?」と、お客さんのカラーリングをしている店長に迎え入れられ、「こんにちは。元気ですよ」と挨拶をした。


担当さんから「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」と言われ、席に座り、



「こんにちは、はるさん、今日はどうしますか?」と聞かれ、


「明日デートなので。どうしようかと思って」と言うと、



(あれ、これ昨日の昼休みの休憩室のデジャヴ?)



と、言うくらい、担当さん(ベリーショートが似合う山下さん)と、店長(細マッチョの乙女のオネエさん。「かおるこって呼んで☆」と以前言われ、かおるこさんと呼んでいる)の反応が会社の人達と一緒だった。(ここでもGは出ていない)


「はあ!!聞いてない!!いつの間に男できたの?」と店長かおるこさんが言い、他のお客さんから、「あら~いいわね~」なんて言われ。



「いくつ?どこで出会ったの?ちょっと、写真ないの?何してる人?はあ~~~。マジで!いつの間によ~~~。ていうか、ケガしてなかった?あ、もしかしてドクター!!??ちょっと~~~。いいじゃなーい!!」と、かおるこさんが騒ぎ、山下さんが、


「店長煩いです。はーい、席倒しますねー。軽く洗いま~す。席、きつかったら、言って下さいねー。背中大丈夫ですか?もうちょっと上、あがれます?首、きつくないですか?」と、山下さんはかおるこさんを無視し、


「は~~~?マジ、そこ流す?いや、髪は流して、いや、話よ。はるちゃんの話よ。コイバナよ。ちょっと、伊藤さんも一緒に聞こう?伊藤さんコイバナ好き?ね?はるちゃん、ちょっと教えてよー」



と、お客さん(伊藤さん)を巻き込み。



「え、私も聞いていいの?おばさん、入っていいの?コイバナ?すきすき。久しぶりでわくわくするわー」



と、乗ってきて。



「目元タオル失礼しまーす。お湯、当てていきますねー。痒い所あったら言ってくださいねー。はーい、温度大丈夫ですかー?」



と、山下さんに言われ、私は、「ははは。大丈夫です」と答えた。


目元が隠れて良かったと思った。



「ちょっとはるちゃん、「大丈夫です」じゃないわよ。デートでしょ!デート!いやーん。いつの間によ。ねーいいわね~。あ、伊藤さんはおばさんじゃないわよ~。私の方が年上じゃない?伊藤さんがおばさんなら、私もおばさんになっちゃう~。ね~、伊藤さんは結婚何年?旦那さんとの出会いは何処だったの~?」



伊藤さんが「あらー。じゃあ、お姉さんでいいかしら。ふふ。あー。うちは友達の紹介よ。友達の友達。で、結婚して15年。出会って20年。偏に私の我慢と努力ね」と、答え。



「あら~~~。いいじゃな~い。もうそんなになるの~~~?結婚してからここ使ってくれてるから、もう、15年もなるの?うわ~。年が怖いわ~。瞬きする間に季節が一瞬で過ぎてくわ~。そりゃ、私もおねえさんになるわ~。こわっ。上の子もう中学生だっけ?」


「そうよー。早いわねー。下も来年中学よ。生意気で大変。お金ばっかりかかっちゃう」


「うっわ。こわ!!よその家の子の成長こわっ!!」と店長が身悶えし、


「はーい、席もどしまーす。お疲れ様でしたー。今日はどんな感じにしますかー?店長はおじさんでーす。千歩譲っておにーさんでーす」と山下さんに言われ、


「はあ!!??山下、そこだけ、つっこむなや!!ねぇ~~ん、はるちゃん、デートでしょ。可愛くしましょうよ。ね、伊藤さん☆」と、店長はお客様と話し、伊藤さん(もう、伊藤さん呼びにする)も、


「そうね~。やっぱり、清潔感だして、可愛い感じがいいんじゃないかしら。私位の年だったら、あんまり、狙いすぎっていうの?ああいうのよりも、きちんと清潔な方が好感もてるわ。若いからフリフリもいいけど、落ち着いた感じもいいわね」


「ああー!わかるぅ!。狙いすぎると、ちょっと下品になる時あるからねぇ。露骨な肌見せはちょっとねぇ。夜ならまだいいけど、デートはお昼?肌見せは今度にして、はるちゃんは清潔感、出していきましょ」と、店長と伊藤さんがきゃっきゃと話している。



なんか、もうカオスだ。


ここに相談に来たのは間違いだったのか。



「はるちゃん可愛いから~。そのままの可愛い系でもいいし―。ちょっと小悪魔系も見てみたいけど~。ここは伊藤さんの案で、清楚な可愛い系がいいんじゃないかしら~」とかおるこさんが言い、


「うんうん、やっぱり、清潔感大事よ。透明感っていうの?女性からの好感度も高いと思うわ。洋服は決まってるの?」と伊藤さんが言い、


「そうようー。コーディネートも考えましょう!!どんな感じがいいかしら!!」と、かおるこさんが鼻息を荒くし、


「で、はるさん、どうします?」と山下さんに、にっこり微笑まれ、私は、期待に満ちた伊藤さんとかおるこさんの視線を感じつつ、ゴクリと唾を飲み込み、


「お任せで、宜しくお願いします」



と、答えた。



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