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爆弾に吹っ飛ばされた私の着地の仕方  作者: サトウアラレ
2章

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2 デートとGと進化論

イチョウの葉が落ちる季節になった頃、高木君からランチのお誘いメッセージが来た。


「武蔵元気にしてる?


寒くなってきたけど、腕、足は大丈夫か?


武蔵が元気なら、よかったら一緒に昼飯に行かないか。


俺は今週末の土日は連休なんだ。どちらか都合のいい日があったら教えて。


都合が悪かったら気にしなくていいから。


じゃあ」


と、メッセージが来た。



(おぅ。ついに高木君に会うのか)



私は高校卒業以来に会う事に緊張はしたが、今週末予定はないし、断る事は考えなかった。



(久しぶりに会うなら、綺麗にして会いたいなあ。まあ、高木君にはボロボロをもう見られているから、今更かもしれないけど)



と思い、土曜日にヘアサロンの予約をして、日曜日に会うことにした。



「日曜日はどうですか?時間はいつでもいいよ」



と、送ると、すぐに返事が来て、



「じゃあ、駅前に11時でいい?飯は何系がいいとかある?先輩の知り合いがやってる店が美味いらしくて、そこ行こうかと思うんだけど。イタリアンらしい。嫌いなものやアレルギーがあるなら教えてくれ。


予約する時、伝えとくから」



と返事が来た。



(おー、慣れてる感じ。これが志麻ちゃんが言ってた、高木君進化なのかな。モテてそう)


私はふむふむ。と納得し、



「イタリアン好きだよ。アレルギーは無いです。嫌いなものは納豆です」



と、送ったが、送った後に、あ、イタリアン納豆関係ないじゃん。多分、野菜とか肉の種類聞かれたのよね。と、思い。



「割となんでも食べれます。匂いが強いものは苦手です。残したらごめんなさい」

と、送った。



「りょーかい。じゃ、日曜、11時、駅で」



と返信が来た。


(デートになるのかな。デートとかいつぶり?踏み倒し男と映画行った以来かな。大学ぶり?あれ、私、モテないな)



そんなことを思いつつ、高木君にスタンプを返信して日曜日の11時に駅前で待ち合わせをすることになった。



志麻ちゃんには、


「週末に高木君に会うことになったよー。お昼ご飯一緒に食べるけど、予約もしてくれるし、慣れた感じで、高木君すごいね」と、送ったら、



「いや、むっちゃんには、それくらいしなきゃダメでしょ。ガンガン行かなきゃ華麗にスルーされるからね。綺麗なターンでかわされるわ。この間、スピードスケートの選手の試合見てむっちゃんが浮かんだわ。後ろから張り付いてカーブでシュッと抜こうとした選手を上手く抜かせず翻弄してたのよ。

むっちゃん、あれよりディフェンス?上手いかも」


「あ、司と、健人のプレゼント、ありがとうね。気を使わなくて良かったのに。健人も使わせてもらうって言ってたわよ。見せて貰ったけど、シンプルで合わせやすそうだったわ。ハンカチ、司に、この猫、私に似てるらしいよ。と言ったら、似てるって言ってたわ。私の分もありがとう」



と、送られてきた。


おー、健人君喜んでくれたんだ。良かった。


いやいや、志麻ちゃんと、司君がペアで猫のハンカチ持ってるの可愛いと思いますよ。

ふふふ、と私はメッセージを見ながら二人を想像した。


私は志麻ちゃんに猫がスケートでターンしているスタンプを送った。ただ、フィギュアスケートの猫だったが良いだろう。


私は別にターンも上手くなければ、スルー技術も上手くなく、結構ビビりなんだけどな、ディフェンスも、フェイントにひっかかる自信しかない。と思いつつも、志麻ちゃんが私がターンが上手いと言ってくれたから素直にスタンプを送る。



「また、メッセージ送るねー」と、送り志麻ちゃんからも「うぃー」と入り連絡を終えた。



その後、金曜の昼休みになり、ご飯を一緒に食べてる人達に、私が日曜日にデートをすると言うと、会社の休憩室はGが出た時のような空気でざわっとした。



(え、私のデートはG並に驚くこと?)と言う驚きに驚き、同僚、後輩、お姉様達に事の経緯を説明した。


会社の女性達は独身彼氏持ち、既婚者、シングル子持ち、パートナー持ちで、彼氏無し独身は私だけだったので、皆張り切ってランチデートのアドバイスをくれた。


私がランチデートに行くと言うと、みんな驚いて喜んでくれた。(そんなにみんな、私が彼氏がいないことを心配していたのかと、ちょっと悲しくなった)


みんなは、可愛い系の服がいいんじゃないか、とか、寒くなってきたからデニムでカジュアルの方がいいかも、あんまり張り切ってるのは引かれない?とか、初デートでランチでデニムはない!スカートじゃないとダメでしょ!とか、話が盛り上がり、あーでもないこーでもない、と、わちゃわちゃ話をしていて、結局何を着ていけばいいのか私は分からなかった。


とりあえず、生足出しとけ、生足出しとけば大丈夫。と後輩から自信たっぷりに言われたが、本当だろうか?


私はみんなの話を聞いたが、土曜日にヘアサロンに行くし、サロンの人にも相談してみようと決めた。


自分の中では、高木君には爆発でボロボロを見られているので、それよりマイナスはないだろう気楽に考えようと思う。


確かに久しぶりに会うし、可愛くなったなとは思って欲しいが久しぶりすぎてどうしていいのか分からない。


それに、自分の格好もだけど、高木君の進化も気になる。


ポケ〇ンの進化を調べたら、四足歩行から二足歩行に進化したり、逆に二足歩行が四足歩行になったりしていた。


奥が深い。


ちなみに、ピカ〇ュウは進化途中で、ピ〇ュウから進化したのがピカ〇ュウで、そこからさらに進化が出来るらしかった。知らなかった。頑張ってる最中だったのね。


高木君はどう進化してるのだろうか、四足タイプか二足タイプなのか。


とにかく、私はなんだかんだ言って、週末高木君に会うのは楽しみだった。



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