第82話 回復ヒーラーの武器
前回のあらすじ
コックのアルバイトが凪であることが判明した
「これは、薬研だ」
薬研?どこかで聞いたことがあるようなないような…
「薬研、簡単に言うと薬を作る道具だな」
あ、思い出した
昔、薬の博物館に行ったときに見たような気がする
それで薬を作って治療していたのか、でも道具があるからといって薬を作れるとは限らないような…
いや、これが異世界のものだとしたらその力で使えているということもあり得るか…
「あ、これは新達のと同じく異世界の道具だから。ちなみに力は製薬で一部を除いていろいろな薬を作れる」
やはりそうだったか、製薬なら薬飲まして治すのもおかしくないか
ん?待てよ
新達と同じく?俺らが異世界の武器持っていることも知っているのか?
というか何故異世界のだということを知っているんだ?
この薬研はこの世界にもよくありそうなもの、異世界のものだと思われるのはおかしい気が…
もしかして、彼らは俺が知らない異世界のことを知っているのか?
「…神代先輩?」
「師匠?」
凪と色々と話していると、愛香と翔も目を覚ましたようだ
「凪が助けてくれたみたいだから、お礼言って」
「ありがとうございました」
「どういたしまして」
なんてやり取りをした
彼らが異少課で襲われていたころ、死体の回収に赴いていた石山さんは
「あれ、石山さん?」
石山さんは後ろからの不意の呼びかけに驚いた
「お、お前らここに来ていたのか」
石山さんの目線の先、そこには二人の女子がいた
彼女らは石山さんとまあまあ長い関わりがあるようだ
彼女らと久しぶりに会ったようで、石山さんは彼女らと話そうとした
しかし、そこで何かが破壊される音を聞いた
この音こそ、異少課の部屋で新達が襲われていたときの音である
「何この音?!」
一人は冷静さを失う、しかしもう一人の女子は
「落ち着け、これは何か壊れる音、おそらく食堂でガス爆発でも起きたのだろう」
冷静に状況を分析していた
「純様、分かりました」
用語紹介
歩み続けて(あゆみつづけて)
祭りで異少課が歌った歌
元気づけるラブソングである
ラブソングの理由は小説上では愛香が好きだから
実際の理由は、作者は元々友を大事にした歌にする予定だったが、いつの間にかラブソングになり後戻りができなくなってしまったからである




