第77話 この素晴らしい疲れに睡眠を
前回のあらすじ
歌の試合が始まった
パチパチパチパチ
歌い終わって大きな拍手が出た、正直に言うとバレないか心配で歌には集中できなかったが…
「心がこもったいい恋の歌でした、それでは民間人側に参ります」
「曲は‥」
繁の歌は俺らとは違って悲しい歌だった、ある日急に家族と別れて、兄と二人だけで知らない街に行かされてしまうというストーリーがあった
これ、繁と凪の過去‥じゃないよな?
いやないか、そもそもそんなことが実際に起こるとは考えづらい
「では審査に参ります」
「今回はロリコンではない公平に審査できる人が審査します」
おーいそこいらねーだろ
そしてやっぱり繁がロリキャラだから決めたな
「審査の結果が出ました」
「結果は‥引き分けです!」
まさかの引き分け、予想外だった
そうなるのかよ
でもこれならどちらも悲しまないからいいの‥かな?
やはり俺にはこういう気持ちが分からない、1位を絶対目指そうという気持ちが
その後の表彰式などを終えて、異少課の部屋へと戻ってきた
「あ〜疲れた」
主に繁にバレないかヒヤヒヤしたからだが
「お疲れ様、ほいこれ元に戻る薬だ」
薬を飲むと、みるみる縮んで元の中学生の体へと戻った
「やっぱり慣れないことはするもんじゃないな」
アイドルは努力してなるものだ、素人がやるもんじゃない
「でも、楽しかったですね」
「俺も楽しかったぞ、師匠の意外な姿が見れて」
ちょっと待て、愛香の言っていることは何もおかしくないが翔、俺の意外な姿が見れて楽しいとはどういうことだ?
「翔、後で説教な」
今すぐにしたいが、今は寝たい
仮眠室で寝たかったが、今は祭りで外に人が多い
仮眠室に俺ら中学生が入るところを見られると怪しまれかねない
「おい、起きろ!」
寝ていたところ、急に石山さんに叩き起こされた
「何ですか‥俺寝てたいんですけど‥」
まさか任務か‥嫌だが行くか
「そんなこと言ってる場合じゃない!」
なんだかやけに慌ただしいな、そんなに急の任務なのか?
それなら仕方ないか、俺以外の二人も石山さんの声で起きたらしい
三人でそれをこなすか
「警察署に魔族が現れた」
何だと、警察署ってここじゃないか!
しかも今は祭りで民間人もたくさん来てる、このままじゃ民間人に魔族の被害が出てしまう
「被害にあった人は?」
「今のところ大丈夫だ、早く向かってくれ!」
場所だけ聞いて、武器をとってその場所まで駆け足で行った
そこにいたのは、前にも倒したオルクだった
用語紹介
茶道部
愛香が中学校で入っている部活
人数が少なく、廃部の危険がある
いつも抹茶を飲み、お菓子を食べている
愛香は部活動紹介のときに即決したらしい




