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異世界対策少年課  作者: 時の花
第4章 祭でも警察業!
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第64話 食の力は偉大なり

前回のあらすじ

謎の男が現れた

親善試合の翌日、中央警察署食堂にて

「君たち二人がバイトの子でいいんだよね?」

「「はい」」

大きな声で二人が返事をした

「じゃ、早速仕事に取り掛かってね」

「「分かりました」」



異少課の部屋で三人が休んでいると、部屋のドアを開けて石山さんが大量の紙を入ってきた

いつもの流れなら任務だろう、しかし今日は違っていた

「これ、俺は使わないから使ってきてくれんか」

そういうと、石山さんはチケットを3枚渡した

「食堂の割引券?」

石山さんが渡したのは食堂の割引券だった

「石山さんが使えばいいんじゃないんですか?」

「いや、ちょっと俺は食堂で食べたくないから‥」

食堂で食べたくない理由、それは食堂のメニューがあまり美味しくないからだろう

不味いと言うわけではないが、なんともちゅな味だ

一度食堂で食べたことがあるが、あまり美味しいとは言えなかった

ちなみに食べたのは愛香が入る前だ、そして彼女と翔は食堂で食べたことはない(いつもは3人で弁当食べる)

そのため、愛香と翔は食堂の味を知らない

まあ不味いと言うわけではないから大丈夫だろう


「ま、いいですけど‥」

俺達三人はチケットを一人一枚受け取り、食堂へ向かった

食堂へ着いたが、そこで違和感を感じた

食堂がたくさんの人で賑わっていたのだ

「食堂ってかなり人気なんですね」

いや、以前の食堂は数人しか食べてはいなかった

何が起こったのだろうか‥

その理由は、食券を買うときに少し分かった

なるほど、食券を安くしたのか

食券の値段が前より安くなっていた、前はまあまあ高く「値段の割に美味しくない」状態だった

そこを改善したのだろう、だとしても客増えすぎていないか?


食券を出し、テーブルで少し待つ

待っている間に愛香がババ抜きの必勝法を聞いてきた、「そんなものはない」と返した

愛香は顔に出るタイプ、ババ抜きで勝ちづらいのだろう


「お待たせいたしました」

頼んだAランチが来た、いただきますをし、食べ始めた

美味しい、この前とは比べ物にならないくらい美味しい

「ここの料理美味しいんですね」

愛香は抹茶をかけて食べていた

「またいつか食べよう」

愛香と翔は前を知らないので疑いなく食べてるが、前を知る俺はおかしく思っている


「「「ごちそうさまでした」」」

美味しい食事はすぐに食べ終わった、こころなしか、体が軽い気がする

これなら賑わったのにも納得がいった

でも、なぜこんなに美味しくなったのだろう‥

「すみません、食堂変わりました?」

気になって近くの店員に聞いてみた、その店員は答えた

「ああ、新しく入ったバイトのシェフ2名がめちゃくちゃ料理が上手くてな」

「おかげで大繁盛ってわけよ」

なるほど、シェフが変わったのか、それなら料理の味が変わっていてもおかしくないか

謎がとけたところで満足して異少課の部屋に戻った


部屋に戻ると、石山さんが珍しく事務仕事をしていた

いつもは真面目に仕事しないのに、まあ仕事してくれることはいいことだが

すると、俺らを見て焦った様子で言った

「緊急任務だ、祭を手伝え」

用語紹介

バスケ部親善試合

バスケ部で年に一回行われる親善試合

長野県の名門の中学校と毎年戦っている

今年はこっちが長野県に行ったが、逆の年もある(一年一年交代する)

バスケ部員はかなり楽しみにしている

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