第514話 尖ればいいってもんじゃない
前回のあらすじ
とりま食おうぜ
「2階で選挙メイド喫茶『選当』やっていまーす!ぜひ来てくださいー!」
「家庭科室で天使執事喫茶『天昇』やっています。他より安く提供してますよー!」
「デスゲーム系カフェテリア『鬱』現在空いてますよー!」
集客のために看板もって歩いている人たちの声が聞こえる。ザ・文化祭って感じがしてなんかいい
「この3つかな。異世界系コーヒーショップの『冥土』はドリンク専門って感じみたいだか。それか外の水泳部の屋台で焼きそば買うか。」
高校の敷地内、文化祭に参加して昼を食べるとなるとそこらへんだろう。いやどれも個性的すぎやしないか?どんな店だよ全部。
「私は抹茶があるらしいから選当行きたいかな。」
「俺も。生にメイドさんを見るのはたまんなさそう……ウヘヘッ。」
「おい大丈夫か?すっごい下心ないか?」
翔め……。いやあのメイドを生で見るのに必死になるのはいいとしても、それは隠そうとしようよ。なんだ?ここではどうせもうバレているから隠すのも無駄ってことか?そうだけど見てる側のこと考えてほしいな。
「俺と繁は基本どこでもいいぞ?」
「俺も。」
「じゃあ決まりですね。行きましょう選当に。行くにはそこの階段で3階に行く必要あるっぽいですよ。」
抹茶食べれるからかなんか気分いいな。てか最近抹茶好き愛香を見てなかった気がする。なんかこれを久しぶりに感じた。
「えーっとここかな。その選挙メイド喫茶って。」
選挙メイド喫茶なる全くもってよくわからないジャンル。ふと気になって本当にそんなのがあるのかネット検索したけど全くもってちゃんとヒットしなかった。
「メニュー表は普通だな。若干外で食べるより高い感は否めないけど。」
外の看板に書いてあるメニュー表はメニューの数や値段の違いはあれどもそこはまだ普通だった。
どんなことが起きるのだろうと気になりながら、彩られた喫茶へと入っていった。
「ごめん純お客様が来たから対応して。私今片付けで手が離せないから。」
「分かった。」
用語紹介
天昇
文化祭の出し物の一つの天使系執事喫茶
壁や床が空のようになっていて店の真ん中では昇天の光(LED電球をいじってスポットライトみたいにした)が降り注いでいる
執事は天使としてこの地に舞い降りて仕事をしているが、人間と絡んでそんなに高潔にしなくてもいいのではないかと思い堕天し、そして天界の掟により醜い悪魔になるという設定




