第513話 限定に弱い
前回のあらすじ
見らられたくなきに誰にも見られぬはそはさてうたてき矛盾
高校の正門前には第17回光幸高校文化祭と書かれた看板が置かれている。正門から見える場所にも屋台がちらほらと見える。
地域の方と思われる私服を来た人達が続々と出入りを繰り返していた。
「ごめんごめん。きりのいいところまで漫画読んでから行こうとしたら思いの外時間かかっちゃって。」
「翔さん遅いですよ。しかも遅刻の理由……。遅刻したからってそんなに被害ないですけど、自分が言い出した時間なんですし流石に守ってください。」
「まあまあ愛香。5分だし許してあげようよ。」
高校に入ったところにあるベンチに腰掛けながら最後の一人、翔のことを待っていた。まあ遅刻したとはいえ5分だし文化祭に行くのが5分遅れたぐらいで何かあるわけでもないしいいんだけど、愛香の言ったとおり翔がこの時間にしようって言い出したからそこは守って欲しいという気持ちもある。
まあ過ぎたことをとやかく言っても仕方ないし、気持ち切り替えていこう。
「パンフレットどうぞ。」
受付でパンフレットを受け取って、とりあえず学校の校舎内へと入った。この高校は中心部にある偏差値がそれなりに高めの普通の高校って感じでその分生徒数、クラス数が多い模様。その上多分全ての部活動が一つのものを開いていて、そのせいでかなり多くの出店?屋台?まあそういうやつがあるようだ。これは楽しくなりそう。
「まあとりあえず昼にしませんか?これ以上経つと混みますよ多分。」
「賛成。」
「いやでもこういうのって美味しさそこそこ量そんなに多くないのに割高だからなぁ。」
「そういうこと思っても言っちゃだめだって。あと、こういうのって割高でもなんか特別感を味わう的ななんかそんなやつになりがちじゃん。海行ったとき海の家の焼きそば食べたくなるあの現象。」
伝われ。
「翔さんは外のファーストフード店で食べるということで。どこにします?」
「いやいや俺も行くから!」
「何なんですか手のひらくるくる回して。」
なんか今日愛香翔に対するあたり強くないか?遅刻したからか?
用語紹介
光幸高校文化祭
毎年この季節に行っている。
地域の人も呼んでなんか大規模なお祭りになっている。
結構ぶっ飛んでるものを出すクラスや部活が毎年1.2個はある。
出し物はかなり経費が落ちる




