第339話 目を反らしてはならない
前回のあらすじ
久しぶりの緑色回
「新潟県に週末出張してほしい。ってことだ。諸事情でそこの人が任務をできないらしい。」
「あー、なるほど。」
「それで、そんなときに限って魔族を討伐しなけりゃならないらしいから、ここに依頼が来たんだ。」
ちゃんと異小課間の絡みっていうのはあるんだ。まあこの前スポーツ大会やったぐらいだしそりゃあるか。
「5人全員で行くんですか?それとも誰かだけが行くんですか?」
「うーん…数人貸してほしいって言われたからな…ま、5人で行きゃいいだろ。こっちでは魔族の情報は入ってないんだし。緊急任務があってもいつもみたいに瞬間移動すれば対応できるからな。」
愛香の瞬間移動でどこでも行けるので、任務中に全く関係ない任務を振られることがある。基本的には愛香一人か愛香ともう一人誰かがそっちの任務をやるという感じ。
その後、石山さんは真っ先に仕事部屋に帰って電話をかけた。
「光坂先輩。全員そちらに行ってくれると言ってくれました。」
「全員!?3人ぐらいで良かったんだがな。そっちの都合もあるだろうし。いいのか?」
新潟県の異小課の人数が3人。それぐらいを予想していた。
「はい。瞬間移動を使える子がいるので。」
「なーるほどな。ありがたく使わせてもらうよ。」
「それにしても、休ませたいって、過労になりかけたんですか?光坂先輩が珍しいですね。」
「過労か。そうだったら良かったんだがな…嘆いても仕方ないのだけれど。」
突然、悲しげな声へとなった。
「じゃあな。准。」
そして電話を突然終わらせた。まるで何かをごまかすかのごとく。
「光坂先輩…何があったっていうんですか…気になりますよ…」
その急激な変化に、石山さんのテンションも若干低くなった。
「ふー…なんとか取れたわ。これで、あの子達を休ませられる。休まるかは別だけど、少なくとも働かせるよりは絶対いいでしょ。」
光坂さんは週末の休みを伝えに3人がいる部屋へと向かった。
「おーい。週末こっちの諸事情で異小課できんから、3人とも週末は働かなくてええからな。」
「分かりました。光坂さん。週末ですね。」
光坂さんがふと横を見ると、感謝の気持ちを示して頭を少し下げている西さんの姿が見えた。
「お嬢様。週末、なにかしたいことはありませんか?」
「やりたいこと…懐かしいところに行きたいな…成長っていうのを感じたい。」
「分かりました。私がお嬢様のため準備をしておきます。」
従者の二人は尊敬するお嬢様へと頭を下げた。
プロフィール
名前 石山准
好きなこと・もの ギャンブル
嫌いなこと・もの 救えないこと
特技 ネットサーフィン
長所 気楽さ
短所 ギャンブルにハマりすぎ




