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魔法の木エニシダの香り  作者: 文乃木 れい
慧の目にうつる世界
48/50

つららとり

 「あのつららのとこ いってみたい」しま先生の耳元でそっと言った。

「先生も思い出したよ。きょうこれだけ冷えたらきっとでっかくなってるね。」

氷すべりとつららとりの探検に出かけた。

「すべらないようにゆっくり歩くんだよ。」先生が何度も注意する。

一目散につららを見に行った。「おいらが先にみつけたんだかんな。」とたっくんがかっちゃんたちにくぎをさしている。

 橋を渡って 土手におりて、のぞく。「すげえぞ、いっぱいある。ぶっとい!」

たっくんとにんまり顔を見合わせた。ぼくらが動くとつららがきらきらと光る。

 ぼくはつららの下に降りてつららをべろっとなめた。みんなも自分のツララって決めてなめている。

 氷すべりしてからとろうね!。

先生が氷滑りに安全な所を選んで、そこ以外は行ってはだめだよと恐い顔をする。まりこがじょうずにお尻ですべっている、ぼくはバランスをとるのがへたっぴで、「これってこつがあるんだよねえ」という先生の声を後ろで聞く。

「しまはきたらだめだぞ、こおりが割れるぞ。」ってくるっとうしろに向いて先生に言ってやった。

「あれえ、けいも言うねえ。」と先生は両手を背中にあてて大きな口を開けて笑ったよ。。


 いままで見たこともないでっかいつららを折るのは先生にやってもらった。

長くて、思わずかっちゃんとちゃんばらをしたら 細いところがポキット折れた。もういっことってふたつ手に抱えた。

 土手まで荷車の一輪車を持ってきてたので、それにつららと少し拾ったたきぎを積んだ。

 一輪車を押すのは ものすごく難しい。すぐに横に倒れてしまいそうになる。先頭で両手でしっかり持っておしているのはかっちゃんだけど、うしろでぼくやこうじが取っ手をしっかり持ってささえてあげてる。途中でたっくんが交替って言って、ひとりで押すって言い張ったけど、すぐにくにくにっとまっすぐにいかず、またみんなで支えてあげて帰ってきた。

 つららは家にもって帰りたいなあと相談して、物置のかげの寒そうなとこに置いておいた。

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