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魔法の木エニシダの香り  作者: 文乃木 れい
慧の目にうつる世界
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交流保育とたけうま

バスでしらゆり保育園に行った。ひなぎく園がなくなっちゃうから、他の保育園をたいけんすることになったんだって。

 しらゆりの庭は広くて、なわをつたって登っていく土山がふたつもある。別々の土山にたっくんと「よーいどん」で同時につなを登り始めて、どっちが先にてっぺんに着くか競争した。おんなじくらいについた。かんたがすぐにのぼってきた。

「この土山があっから、しらゆりにしよーかな。」かんたが言った。

かんたは来年もまだ保育園なのか。でっかいのに。

小学校には土山はないんだろうな。

向こうの土山で、たっくんとかっちゃんが「やっほー」って両手をあげていた。


 ひなぎくに帰ってお昼を食べてからは たけうま。低いのなら簡単に乗れる。

「すっげえな、」ぼそっとかっちゃんが言うほうを見ると、ようちゃんがテラスから巨人たけうまに乗るとこだった。ちょうどテラスと同じたかさのたけうまに。

ようこは自分で「うっひゃー」といいながら顔は笑っている。すごい!ようこの上にもうひとりようこが乗ってるくらいの高さになる。庭の真ん中くらいで飛び降りた。

たっくんが「次 おいら!」

たっくんははだしになってテラスにのぼり高いたけうまに挑戦だ。

「手をのばして、そうそう、胸はって。」でものったとたんにすぐに前に倒れてしまった。

もういっかい、今度は先生が、たっくんのたけうまを支えた。

 「ほれ、みんなも やんなね。」そうだった、ぼくらもやるっぺ。

「みんな、いつもできる高さよりももっと高いのに挑戦するんだよ。」

ぼくは高いのを持ってきてた。

「先生がささえてるから、やってみな」っていつのまにか園長先生がうしろにいた。

ものすごく足の指の間が痛くなる。

「痛くて痛くて、がまんできなくなったころになったら、そんときに乗れてるんだと思うよ。」

「まだがまんできっから、やろう。」こうじが倒れているたけうまを持ち上げた。

向こうのほうを行くたっくんととようことまりちゃんののたけうまの列がまるできりんが歩いているように見えた。

ぼくもぜったいきりんのように歩くんだ。卒園式の時にかあさんびっくりするかなあ。。。

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