6:もうひとりのともだち。
「あー、どーもっす」
紫髪ショートカットに黒マスクで、異様に距離を置いてるハンテという女の子に俺は正直、好きじゃないなと思ってしまった。
ハンテ、周りから何か距離を置いてるような少女で、基本的にはスマホか睡眠を取るだけの行動しか起こさない。
たしかに、これだったら学校に来るまででもない。
しかし、リトはどうやってこの不登校を登校させるまで頑張れたんだと気になった。
放課後、俺はリトに声をかけ一緒に帰るのを提案しようと手を差し伸べようとしたが、リトはハンテの居る席の方に行きハンテがバックに荷物を詰めてる所を楽しそうに見つめながら待っていた。
俺は、少しだけ寂しい感情を抱きながら、一人で下校しようと教室を出た。
あの時、少し俺は嫉妬してしまったんだと思う。
リトがあの女の子と昔仲良かったと知り、不機嫌になって、何が正義だ。情けない なんて思いながら家への帰路をゆっくりゆっくりと歩いてた。
「カネヅーーー!!」後ろから俺を呼ぶ声が遠くから響くように聞こえてきた。
振り向かなくともわかるリトだった。
俺は今は会いたくもない…そう思い走って去ろうとした。しかしその思いと真逆に自分の身体は後ろにいるリトの方に走り、そして走ってこっちを追いかけようとしていたリトの目の前に立ち、見つめあった後に抱きしめた。
「ごめん!!俺、わかんねぇけど、初めての友達ってのがあってどうしたらいいか分かんなくて…」
謝りたかった感情が言葉と一緒に溢れ出した。
リトは黙って抱きしめられながらも話を聞いてくれてた。
話しながら零れた涙に鼻をすすりながら抱き寄せあっていた、リトから少し距離を置こうと後ろに下がった時、
「…あ、どうも。」
ハンテに泣き顔を晒してしまったという恥ずかしさと何をしたらいいかわからず、リトから急に距離置くように走り出そうとした。
「ちょちょ、待ってくださいよ」
そう言いながらハンテは走り去ろうとする俺の肩を両手で掴んで必死に止めようとし始めた。
「ちょちょ、カネヅ聞いて!この子 カネヅと話したくて登校してくれたんや!」
リトが目の前に立ちながら体を大の字の状態にしながら、衝撃発言をした。
「…ふぇ?」
―ハンテ家周辺
「なるほど、?」
要するに、リトの話を詳しくまとめると、
ハンテ 紫髪ショートカットの少女は本来こんなに人見知りをしてた子じゃなかったらしい。
生まれてこの方、誰かを恨んだり、喧嘩したり、そういうことをしたことがないほど裕福な家庭に暮らしていた。 ただ1つ、ハンテにとって問題だったのは家庭での転勤だった。
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




