7話目
読んで頂きありがとうございます。思った以上にアクセスして頂いているようで驚いています。これを励みに頑張りたいと思います。至らぬ所も多いと思いますが、目に留めて頂ければ幸いです。
しばらくの間、何の気力も出ず呆けていた俺は、返事が無いのは当然だがそれでも返事が無いのにがっかりし、再度ため息をついた。
どうしろってんだマジで。
ここがゲームの世界という事は解ったがその後どうするかに思い至らない。何をどうすればいいというのだ。
取り合えず何の手掛かりも無いので、安全と思われるこの家を荒らしてみることにする。
うーん、じゃあ取り合えず箪笥かな・・・
寝室にある箪笥を眺める。
2メートルちょいある箪笥は上半分が開き戸で、下半分は引き出しだ。
開き戸を開けてみることにする。
上質なローブと、皮でできたお洒落なズボン、シンプルなブーツに手触りの良さそうな手袋、ちょっと固そうな帽子にピアス、ネックレス、ブレスレット、指輪に後は杖とナイフ。
どう見ても装備一揃えです本当に(ry
ついでにリュックと・・・全力で場違いなモノが一つあった。
「戦闘力・・・たったの5か・・・ゴミめ・・・」
ヘッドホンの片方だけもぎ取ったようなモノに赤いビー玉みたいなのが2つ収まっていて側面からは赤いアクリル板のようなものがくの字に曲がる形でくっついている。
どう見てもス○ウターのパチモンです本当にありがとうございます。赤はレアだぜ・・・
取り合えず何に使うアイテムなんだろう。何かもうスカ○ターにしか見えない。戦闘力を計るんですよね?
そんな事を考えながら俺はそれを手に取り観察してみる。存在自体が怪しいが、全体的にはレンズ付き片耳ヘッドホンだ。どうやって取り付けるんだろうか。
でもこんなのがキャラの顔についていた記憶はないし、寧ろ付いてたらネタにするわ。クランメンバーで某乳製品特選隊のポーズもとるわ。お命頂だい!!!
まあどこに付けるかは解らんが一度も耳に付けずに放置する訳にはいかんだろう。という訳で俺のロマンのためにクッション部分を耳に押し当ててみる。
ここでやらなきゃ男じゃねぇ!
クッション部分を当てた瞬間、それはプシュッと音を立て、肌に吸着する形で俺の耳に固定された。これで勝つる!!
よっしゃあどんな感じか確認ターイム!!!
バタバタと階段を駆け降りズサーッと洗面所に入り顔を確認する。これで俺も冷蔵庫一味・・・アルェー
鏡に写した俺の顔には付いているはずのスカウターは見当たらなかった。ナゼ?




