プロローグ編067/【斉縁 空琉サイト0】/【コミュニケーション】の練習5
【パズルプログラム】の【はちゃめちゃモード】を立ち上げた【空琉】。
女子高生4人組、
【みるきぃ】、
【じぇしぃ】、
【ぺこりん】、
【ちぇりーず】、
が何が始まるのかわくわくして見ている。
【空琉】は、
「では、【はちゃめちゃモード】の説明をさせていただきます。
【はちゃめちゃモード】は、【パーティーゲーム】感覚で出来る【モード】になっていて、私が作った【パズルプログラム】で唯一、【パズルを解かない】で【キャラクター生成】が出来る【モード】になります。
【ゴミの山】・・・では無く、ここでは【夢の山】と表現しているのですが、1分間の制限時間の間に、【夢の山】から、【パーツ】を拾えるだけ拾ってきます。
そして、1分の制限時間が終了する前に【混合機】と呼ばれる場所に運んで入れると【混合機】が【人造人間】の【キャラクター】を作ってくれます。
1分を過ぎてしまうとやり直しになります。
これで同じように【キャラクター】を生成して【バトル】させるのですが、これは【ベリーイージーモード】と違って2キャラから10キャラまでの【バトル】が可能になっています。
つまり、5キャラで・・・」
と言うと、【みるきぃ】が、
「待って待って。
10キャラまで出来るんでしょ?
だったら、私達5人居るし、1人2キャラって作れなくね?」
と言った。
【じぇしぃ】が、
「それな。
わたしも思った」
と言い、【ぺこりん】も、
「それで行こうよ。
その方が面白そうだし」
と同意し、【ちぇりーず】が、
「はい、決定ぃ~って事で良いよね?」
と勝手に決定してしまった。
【空琉】はJKパワーに圧倒されながらも、
「え?あ、は、はい。
じゃあ、それで・・・」
と言う事になり、1人2キャラずつ選ぶ事になった。
その後は、
「ちょっと【ぺこりん】。
欲張り過ぎだって。
時間内よ、時間。
1分経っちゃうって」
「え?ちょっと待ってってば。
これ欲しいから、持ってくる」
「駄目だって。
それ取ってたらタイムオーバーだって」
「あ、落としたよ。
駄目じゃん」
と言う様にわいわい楽しく【ゴミ山】の様に見える【夢の山】から、【パーツ】を運び出す作業だけで、1人2回で済む所を平均、7、8回やっていた。
この作業が面白く感じ、わざと1分過ぎたりなど遊んでいた。
なかなか進まない事に【空琉】は少し慌てていたが、
「何言ってんの。
これが楽しいんじゃん」
「そうそう。
これ、マジで面白いよ。
すげーじゃん」
「これ発売すんの?
だったら、そっこーで買うから」
「即ゲットだよ。
マジさいっこーだから、これっ」
と褒めて貰えた。
【空琉】は、
「そ、そうなんですか?」
と言っていたが、女子高生達に喜んで貰えてかなり嬉しかった。
その後、10キャラによる【バトルロイヤル】が行われ、楽しんで貰えた様だった。
気付いた時には、【ギャラリー】が数え切れない程、集まっていた。
「おい、見えねぇぞぉ~」
「もっと大画面でやってくれ」
「俺もやりたい。
やらせてくれ」
「バカ。
順番だよ、順番」
「早くやれっ。
後がつかえているんだから」
と言う文句もあったがそれら全ては肯定的な意見ばかりだ。
【空琉】の【パフォーマンス】は成功していると言えるだろう。
この事がきっかけで彼女は少し自信が持てた。
【コミュ障】も少しは改善した・・・かも知れないのだった。
何より、彼女は自己表現だけでなく、誰かに喜んで貰えると言う事がこんなにも嬉しい事なのだと言うことを初めて知ったのだった。
【空琉】は、
(楽しい・・・のかも知れない。
これが、楽しいって事なのかしら?)
(たぶん、そうなのかもね・・・
私も参加したかったわ)
と【パラレル・マインド・ミーティング】で、【並行世界の自分】と感想を言い合ったのだった。




