プロローグ編062/【斉縁 空琉サイト0】/2つ目と3つ目のネタでも足りない・・・
【空琉】は【パラレル空琉】と考えをまとめた。
そして、後、2つの【ネタ】を用意した。
2つ目の【ネタ】、2つ目の【表現】は、【フェイバリット・トレジャーミュージアム】と言う物を企画した。
これはお互い【宝物】を賭けて勝負して、勝利した方が、【展示権】を獲得し、1日から7日間の【展示】をする事が出来ると言うものだ。
これにより、挑戦者が大事にしている物を【フェイバリット・トレジャーミュージアム】に飾る事が出来ると言うものだ。
展示品が1つや2つでは寂しいが、たくさんの人間と勝負して、勝てば、たくさん飾られる事になる。
これを1つ目の【パズルプログラム】の勝敗と絡めると言う事も考えて居る。
この【表現】も面白いと思ってもらえるはずだ。
3つ目の【ネタ】、3つ目の【表現】は、【予言再現】だ。
これはランダムに単語が書かれた紙がたくさん入っている3つの【ボックス】をお客さんに引いてもらう。
そして、その3つの単語で出来た【即興の予言】を【空琉】が実現すると言うものだ。
何が選ばれるかは【空琉】にも解らないし、それを1日1枚、引いてもらい、それを実行する。
1日以内に出来なかったら、罰ゲーム。
【罰ゲームボックス】に入っている紙を引いてもらい、そこに書かれている罰を受けると言うものだ。
これも【イベント性】が高く、盛り上がるのでは無いかと思われる。
さすがは天才、【空琉】と言う事だろう。
あっという間に、こういう面白そうな【企画】を考える。
要は【ギャラリー】達に面白いと思ってもらえるかどうかである。
これならば、いける。
この3枚看板ならいける。
【空琉】は確信に近い物を感じて居た。
だが翌日になると、
「駄目だ・・・
まだ足りない。
まだ、あの子には勝てない・・・
後、2つか3つ・・・
必要かも知れない・・・
どうすれば勝てるの・・・
どうすればあの怪物に・・・」
と悩み出した。
結局、7つ道具ならぬ7つ企画として、後、4つ新たな企画を考える事にしたのだった。
だが、その前に、1つ目から3つ目の企画がギャラリーに通用するかを確かめなければならない。
企画したけど駄目でしたでは笑い話にもならない。
まずは、この3つが人々の関心を得られるか?
それを確かめる事にした。
【空琉】は、まず、1つ目の【企画】/【パズルプログラム】を試す事にした。
だが、ここで1つ問題があった。
それは何か?
簡単な話である。
【空琉】は【コミュニケーション】が苦手なのである。
【空琉】は常にやる気を見せないクールな一面を見せていた。
だが、それは【コミュ障】を隠している事での裏返しでもあったのだ。
他人とどう接したら良いのかわからない。
だから、ツンデレを装って一歩引いた位置でものを見ていた。
それは、人に向かって【表現】する【パフォリス】にとっては、致命的な事であり、それを【上原 咲穂】には見抜かれていた。
【咲穂】は、
「あんたは、人との対話を練習しな。
才能は十分すぎるほどあるとは思うがね、あんた、実は【コミュ障】だろ。
コミュニケーションが取れなきゃ、【パフォリス】としてはやっていけないんだよ。
あんたは、【殊深】や【卯月】の【コミュ力】が羨ましいと思っている。
【卯月】は天才ってタイプじゃないからね。
それで、覚醒して絶対的な力を持った【殊深】に対して必要以上に対抗心を持って居るんだろ?
才能はあるんだ。
努力が伴えば、【殊深】にだって対抗出来るさね。
だけど、【コミュニケーション】が取れたらの話さ。
だから、まずは、人に話しかける練習からしな。
話はそれからさ」
と言っていた。
だから、新しい【企画】を考える前にその練習をしなくてはならない。
だが、どうやったら良いのかわからなかった。
なので、彼女は新しい【企画】を考える事に逃げていたのだ。
彼女は実は臆病でもある。
負けるのが怖いのだ。
だから、圧倒的な力を持って、相手をけん制し、威嚇して勝つと言うやり方を選択しようとしていた。
それを見抜いていた【咲穂】がまたやってきて、
「逃げるんじゃないよ。
特訓なら付き合ってやるから。
まずは一歩進みな」
と言った。




