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(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編045/【遠歳 友加里サイト0】/【友加里】の新たな【表現】への挑戦1

 【友加里】は、【コスプレ】以外の【表現】として、【マネキン】を使った【ファッションショー】を試してみたが、上手く行かなかった。

 理由としては、【マネキン】は動かないため、【ランウェイ】に配置しただけでは動きも無く、その【服】を着たらどういう感じになるのかと言うのがいまいち伝わらず、企画倒れに終わってしまった。

 その次に考えたのが、【水ヨーヨー(水風船)釣り】と【フィッシング】、【クレーンゲーム】などの要素を混ぜた、【フィギュア釣り】だ。

 【黒い幕で覆われた箱】の中に【フィギュア】をびっしり入れる。

 その【フィギュア】には、【水ヨーヨー】の様にひっかける部分を付けておく。

 そして、【箱】より高い台の上から、【釣り竿】を垂らし、釣り人の様に坐って【フィッシング】の真似事をする。

 そして、【釣り針】を【フィギュア】に付けた引っかける部分に上手く引っかけて釣り糸を巻いていく。

 それで、まるで【魚】を釣り上げた様に、自分のコレクションしている【フィギュア】を1体1体見せると言う【パフォーマンス】を考え出した。

 これを編み出した【友加里】は、【コスプレ】をしながら【パフォーマンス】をした。

 【友加里】は、

「さぁて・・・

 今日は何が釣れるかなぁ~。

 楽しみでござるよ」

 とつぶやいて釣り糸を垂らす。

 しばらく、右や左に竿を振り、狙いを定めて、【フィギュア】の引っかける部分にひっかけようとするがなかなか上手く行かない。

 四苦八苦しながら、何とか引っかけて、つり上げる。

 釣れた【フィギュア】は珍しいタイプの【フィギュア】では無かった。

 【レア・フィギュアコレクター】である彼女が、とっておきの【フィギュア】をいくつか忍ばせているが、全体の一割程である。

 それ以外の【フィギュア】はわりと何処にでも売っている様な【安価なフィギュア】に過ぎない。

 それを釣り上げた【友加里】は、

「う~ん・・・

 小物でござったか。

 なかなか大物は釣れないでござるよ」

 と言って再び、釣り糸を垂らす。

 また、竿を左右に振り、しばらく格闘して次の【フィギュア】を釣り上げる。

 その後また、釣り糸を垂らし、その次の【フィギュア】を釣り上げた。

 それを繰り返して行って8回目にしてようやく【レアフィギュア】を釣った。

「大物ゲットでござるよ」

 と言うと【ギャラリー】も、

「おぉ~。

 やったね【ゆかりん(【友加里】の相性の1つ)】」

「大物ゲットだね。

 おめでと【ゆかちん(【友加里】の相性の1つ)】」

「やったね。

 今夜はご馳走だ(魚釣りに例えて)」

「それ、欲しい。

 記念に頂戴」

「私もやりたい。

 やり方教えて」

「面白い企画だねぇ。

 楽しそうだ」

「やらせて、やらせて。

 僕もやってみたい」

 などと湧いた。

 結果としては大成功。

 ただし、これは続けられない。

 なぜなら【レアフィギュア】の数が限られているからだ。

 【友加里】のお小遣いではたくさんの【フィギュア】は買いそろえられない。

 よいとこ、後、2、3回パフォーマンスが出来る程度しかない。

 だから、これは資金力を持っている【パフォリス】に真似されて、スケール面であっさり超えられて駄目になるのは目に見えていた。

 企画としては面白い。

 だけど、【友加里】では続けられない。

 そう言う【パフォーマンス】だった。

 と言う訳で続けられない以上これをメインパフォーマンスとする訳には行かなかったのだった。

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