↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
39/77

プロローグ編039/【的藤 璃桜サイト0】/【リアル・アニメーションプロジェクト】9

「・・・って事があったんだよ。

 いやぁ~、参っちゃったねぇ~」

 と【璃桜】が【上原 咲穂】に報告した。

 【咲穂】は、

「そりゃ、災難だったねぇ。

 だけどね、世の中で何かを【表現】するって事は自分の予想もしていないハプニングやトラブルってのは付き物なんだよ。

 今回はいい勉強になったと思って納得するんだね。

 何も【リアル・アニメーション】の仕事が完全に無くなったと言う訳じゃ無いんだろ?

 だったら、次があるさ。

 次に話が来てももちろん、受けるんだろ?

 あんたならやれるさ。

 最初は残念だったけど、次に頑張りな。

 【主人公候補】にまでなったんだろ?

 だったら、次の機会ではそれなりに優遇されるはずさ。

 まぁ、聞いた話じゃ、【主人公候補】に【違反者】が出たんで問題視されたみたいだったけどねぇ。

 脇役だったら、スルーされていたと言う可能性もあったけどね。

 まぁ、運が向いてなかったって事さね。

 気持ちを切り替えて次に備えときな。

 その内、いい話もあるさね」

「それが・・・」

「それが?」

「次の土日どうかって・・・」

「いい話、すぐに来たじゃないか。

 もちろん、参加するんだろ?

 1回躓いたくらいで諦めるたまじゃないだろ、あんたは?

 で、やるのか?

 やらないのか?」

「もちろん、やるよ。

 今度こそ、上手くやる。

 今回は駄目になったけど、それなりにコツは掴んだつもりだから。

 こんなボクでも主人公になれるかも知れないと思ったらちょっと自信がついたよ。

 【咲穂さん】、ありがと。

 このチャンスは活かしたいと思ってる」

「その意気さね。

 あんたならやれるさ。

 前向きに考えな」

「うん。

 そうするよ」

 と言う話になった。

 【後日】改めて、【リアル・アニメーション】の撮影が行われた。

 残念ながら主役にはなれなかったが、それでもちゃんと台詞のある【主要キャスト】に選ばれたのは【璃桜】の自信にもつながったのだった。

 そしてわかったのは、【リアル・アニメーション】の中で失敗しても、それが新たなドラマになると言う事だった。

 失敗も含めての【リアル・アニメーション】であり、【筋書きの無いアニメ】の真骨頂だと言うのが体感としてわかった。

 ちなみに、2度目の【リアル・アニメーション】は、【お笑いラブすとーり】だった。

 本人達は真面目に恋愛しているがどこか滑稽でおかしいと言う展開の【ギャグラブストーリー】だった。

 ちょっとマヌケな役回りとして【璃桜】は配役された。

 だから、失敗してもそれが味となって評価されたのだった。

 結果としては【主人公】の【男子】にフラれてしまうと言う役だったが、それなりに【存在感】を示し、これからも【リアル・アニメーションプロジェクト】の【第1期アクター】として正式に【契約】を結ぶ事が出来たのである。

 それが決まった時、

「いよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ・・・」

 と雄叫びを上げ、

「うん。

 それだけ大声が出せれば合格です。

 これからもよろしくお願いしますね。

 貴女は需要があります。

 これからも不完全な【アクター】でいてください。

 その方が【筋書きの無いアニメーション】ではドラマが生まれますので」

 と言って総監督に握手を求められていた。

 【璃桜】としては大金星の働きだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。