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(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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35/77

プロローグ編035/【的藤 璃桜サイト0】/【リアル・アニメーションプロジェクト】5

 【璃桜/キャロル】の心臓はバックンバックン言っている。

 【怪しい男】から逃げてきたのでそうなっているのだ。

 何が起きたか?

 これからどうするか?

 などを考えよう。

 まずは落ち着く事から始めようと、

「すぅ~はぁ~

 すぅ~はぁぁ~」

 と深呼吸した。

 幸い、状況を把握するための説明をしてくれそうな【物体】がある。

 ここには【ナビゲーションシステム】がついているみたいで、【璃桜/キャロル】の事を【マスター】と呼んでいる。

 【璃桜/キャロル】は、

「あの・・・

 【ナビゲーションシステム】って事で良いですか?

 【ナビちゃん】って呼びます。

 私が、巻き込まれた環境などをしりたいんだけど、教えてもらえるかな?」

 と言った。

 【ナビゲーションシステム/ナビちゃん】は、

『ゴ命令、認識シマシタ、マスター。

 解析シマス。

 少々、オ待チ下サイ。

 ・・・解析終了シマシタ。

 ゴ説明イタシマス。

 マスターハ、選バレシ者デス。

 コレカラ、他ノ選バレシ者ト王座ヲ賭ケテ戦ウ事ニナリマス。

 ソシテ、スグニ他ノ選バレシ者ガ乗ッタ機体ガ迫ッテイマス。

 戦闘ニ備エテ下サイ』

 と言った。

 【璃桜/キャロル】が、

「え?え?え?

 な、何?

 ど、どういうこ・・・」

 【と?】と言い終える前に、ギュワンという音を立てて目の前に、【璃桜/キャロル】が乗っていた機体と同タイプの機体が現れた。

 【璃桜/キャロル】は、

「な、何あれっ?」

 と聞く。

 【ナビちゃん】は、

『敵デス。

 迎エ撃チマショウ』

 と言った。

 と、同時に、機体が変形を始める。

 飛行形態から、戦闘形態にモデルチェンジが始まる。

 敵も同様にモデルチェンジを始めた。

 【璃桜/キャロル】は、

「ちょっと、あなた、何者なの?」

 と敵?に尋ねた。

 相手は、

「決まってんだろ、敵だよ、敵。

 ナビもそう言ってんだろうがよ。

 俺様の初陣に付き合ってもらうぜ、お姉ちゃんよぉ~。

 俺様の踏み台になりなぁ~」

 と叫んだ。

 どうやら、敵さんはやる気満々の様だ。

 ちなみに敵役は【第1期アクター】ではない。

 【第1期キャラクター】の初戦用に用意された【アニメーション・キャラクター】だ。

 【ゲーム】で言えば、【チュートリアル】の役割を果たす【キャラクター】である。

 つまり、【第1期アクター】全員にそれぞれ割り当てられた【キャラクター】である。

 【第1期アクター】達は、この【チュートリアル戦】などを通して、【世界観】を学ぶのである。

 【璃桜/キャロル】は、

「ど、どどど、どうしたら?」

 と言った。

 これは少し演技が入っている。

 言葉ほど、動揺はしていない。

 比較的冷静に【チュートリアル】の様なものだと思っている。

 【ナビちゃん】は、

『落チ着イテ下サイ。

 初戦ナノハ相手モ同ジデス。

 急ニ攻撃シテ来ナイノハ、相手モ操作ヲ覚エテイルカラデショウ』

 と落ち着かせる様に言った。

 この辺りはお約束的やりとりと言えるだろう。

 【璃桜/キャロル】は、【ナビちゃん】のやりとりを聞きながら【敵対者】との戦闘シーンを学んでいった。

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