プロローグ編035/【的藤 璃桜サイト0】/【リアル・アニメーションプロジェクト】5
【璃桜/キャロル】の心臓はバックンバックン言っている。
【怪しい男】から逃げてきたのでそうなっているのだ。
何が起きたか?
これからどうするか?
などを考えよう。
まずは落ち着く事から始めようと、
「すぅ~はぁ~
すぅ~はぁぁ~」
と深呼吸した。
幸い、状況を把握するための説明をしてくれそうな【物体】がある。
ここには【ナビゲーションシステム】がついているみたいで、【璃桜/キャロル】の事を【マスター】と呼んでいる。
【璃桜/キャロル】は、
「あの・・・
【ナビゲーションシステム】って事で良いですか?
【ナビちゃん】って呼びます。
私が、巻き込まれた環境などをしりたいんだけど、教えてもらえるかな?」
と言った。
【ナビゲーションシステム/ナビちゃん】は、
『ゴ命令、認識シマシタ、マスター。
解析シマス。
少々、オ待チ下サイ。
・・・解析終了シマシタ。
ゴ説明イタシマス。
マスターハ、選バレシ者デス。
コレカラ、他ノ選バレシ者ト王座ヲ賭ケテ戦ウ事ニナリマス。
ソシテ、スグニ他ノ選バレシ者ガ乗ッタ機体ガ迫ッテイマス。
戦闘ニ備エテ下サイ』
と言った。
【璃桜/キャロル】が、
「え?え?え?
な、何?
ど、どういうこ・・・」
【と?】と言い終える前に、ギュワンという音を立てて目の前に、【璃桜/キャロル】が乗っていた機体と同タイプの機体が現れた。
【璃桜/キャロル】は、
「な、何あれっ?」
と聞く。
【ナビちゃん】は、
『敵デス。
迎エ撃チマショウ』
と言った。
と、同時に、機体が変形を始める。
飛行形態から、戦闘形態にモデルチェンジが始まる。
敵も同様にモデルチェンジを始めた。
【璃桜/キャロル】は、
「ちょっと、あなた、何者なの?」
と敵?に尋ねた。
相手は、
「決まってんだろ、敵だよ、敵。
ナビもそう言ってんだろうがよ。
俺様の初陣に付き合ってもらうぜ、お姉ちゃんよぉ~。
俺様の踏み台になりなぁ~」
と叫んだ。
どうやら、敵さんはやる気満々の様だ。
ちなみに敵役は【第1期アクター】ではない。
【第1期キャラクター】の初戦用に用意された【アニメーション・キャラクター】だ。
【ゲーム】で言えば、【チュートリアル】の役割を果たす【キャラクター】である。
つまり、【第1期アクター】全員にそれぞれ割り当てられた【キャラクター】である。
【第1期アクター】達は、この【チュートリアル戦】などを通して、【世界観】を学ぶのである。
【璃桜/キャロル】は、
「ど、どどど、どうしたら?」
と言った。
これは少し演技が入っている。
言葉ほど、動揺はしていない。
比較的冷静に【チュートリアル】の様なものだと思っている。
【ナビちゃん】は、
『落チ着イテ下サイ。
初戦ナノハ相手モ同ジデス。
急ニ攻撃シテ来ナイノハ、相手モ操作ヲ覚エテイルカラデショウ』
と落ち着かせる様に言った。
この辺りはお約束的やりとりと言えるだろう。
【璃桜/キャロル】は、【ナビちゃん】のやりとりを聞きながら【敵対者】との戦闘シーンを学んでいった。




