プロローグ編032/【的藤 璃桜サイト0】/【リアル・アニメーションプロジェクト】2
【璃桜】は、【咲穂】の紹介で、【リアル・アニメーションプロジェクト】の撮影現場を訪れた。
【璃桜】は、
「【的藤 璃桜】です。
今日は宜しくお願いします」
と挨拶した。
如何にも【監督】っぽい恰幅の良い人が、
「私は、【総監督】の【北原 治】です。
参加してくれてどうもありがとう。
【咲穂さん】から聞いているよ。
彼女の秘蔵っ子の1人なんだってね」
と言った。
「秘蔵っ子だなんて、そんな・・・
ボクなんかは・・・」
「そう、自分を卑下するものじゃない。
聞いているよ。
君はかなりの努力家で研究も熱心だと聞いている。
【主人公】としての素質は十分だ。
それで、どうする?
【SF】は定員34名、
【ファンタジー】は33名、
【学園物】は33名って事にしている。
選べるのは先着順って事にしている。
今現在は、君は67番目に到着している。
席は、
【SF】が17キャラ、
【ファンタジー】が29キャラ、
【学園物】が20キャラ、
埋まっているから、残りは、
【SF】が17キャラ、
【ファンタジー】が4キャラ、
【学園物】が13キャラ、
と言う事になるね。
もちろん、【他のキャラクター】を君に知られる訳には行かないから、選べるのは、
【SF】を選択するか、
【ファンタジー】を選択するか、
【学園物】を選択するか、
の3択だけだ。
それが決まったら、君だけの【キャラクター】が割り振られる事になる。
その事は【第1期アクター】同士の情報交換も出来ない様になっている。
だから、携帯端末などはこちらで一時、預からせてもらうよ。
そうじゃないとズルをする人が出るかも知れないからね。
あくまでも、君は、【自分】が割り当てられた【キャラクター】の【情報】を元に、君の思うままに行動する。
【物語】の結末は君達が作るんだ。
ある程度、【設定】のフォローはあるけど良い結末が出来なくても誰とも出会わなくても、時間が来たら、【物語】は強制終了となる。
後は、様々なドラマの中から、良いとされる部分をつなぎ合わせて1つの【アニメーション】として作るんだ。
それを後でチェックして【放送】に耐えられる物なら【放送】する。
出番があるか無いかは君の行動に掛かっている。
もちろん、【第1期アクター】以外の【キャラクター】もたくさん登場するから、誰が他の【第1期アクター】だかはわからない。
そう言う訳だから、まぁ、気楽に構えて行動してみてよ。
詳しくは他のスタッフから説明があると思うけど、最悪、作品の中で死んでも本当に死ぬ訳じゃないから安心して欲しい。
じゃ、期待しているよ」
と言う話になった。
【璃桜】は【SF】を選択した。
その後、自分の世話をしてくれる【スタッフ】から細かい【説明】を聞き、【アニメーション】開始時間を待つ。
【SF】は定員の34名が揃った時点で、最後の1人への説明があり、そのまま撮影スタートとなる。
それまでは、与えられた【アニメーションダイブルーム】と呼ばれる部屋の中でお菓子を食べたり番組を見たりゲームをしたりと何でもくつろいでいて貰ってかまわない。
だが、【スタート】すると突然、【部屋】に居る状態で意識が、【アニメーション】の【世界】へダイブして、【アニメーション】がスタートすると言う仕組みになっている。
【璃桜】は【グミ】や【ポテチ】などをほおばりながら、用意されていた漫画をベッドの上で横になりながら読んで居た。
そして、
「ちょっと、緊張するなぁ・・・」
とつぶやいたのだった。
用意が出来たらすぐに【アニメーション】がスタートすると言う事なので、待ち時間も心臓が少しバクバク行ったり少し落ち着いたりを繰り返していると言う状態だった。




