プロローグ編031/【的藤 璃桜サイト0】/【リアル・アニメーションプロジェクト】1
【的藤 璃桜】は、【上原 咲穂】に呼び出されていた。
【璃桜】は、
「ボクに大事な話って?」
と聞いた。
【咲穂】は、
「あぁ、私が目をかけた中で、あんたが適任だと思ってね。
あんたにだけ話を持ってきた。
と言っても選ばれているのはあんただけじゃないけどね。
【ビッグプロジェクト】に参加出来るのは100名と決まっている。
その中の1人にあんたは選ばれたんだ」
と言った。
「何でボクだけ?
ボクより他の4人の方が才能あるんじゃ?」
「そこだよ、そこ。
あんたは5人の中で一番劣等感を持っている。
そこを評価したんだ。
この【プロジェクト】に【天才】は入らない。
【天才】であっては困るんだ。
【天才】は別枠で登場して貰わないと行けないからね。
【あがく者】として、あんたが適任なんだよ」
「どういう事?
話が全然、見えないんだけど?」
「まぁ、慌てることはないよ。
順を追って話そうじゃないか。
実はね、【リアル・アニメーションプロジェクト】ってのがあってね。
その【第1期アクター】にあんたは選ばれたんだ。
まぁ、私が推薦したからでもあるんだけどね」
「【リアル・アニメーションプロジェクト】って?」
「アニメーションはわかるね」
「うん。
動画で動くあれでしょ。
そんなの常識なんじゃないの」
「あぁ、そうだ。
アニメーションってのは、基本的に作画されたものを動いている様に見せかけてそれに声や効果音を当てて実際に動いている様に見せているあれさ。
まぁ、【CG】なんかもあるけどね。
だけど、【リアル・アニメーション】ってのは、【極々超自動生成AI】を使って、【リアルタイム】で【アニメーション】が作られていく【技術】の事を言うんだ。
もっとも、それが【放送】に耐えられるかどうかを判断して、その後で【放送】するかどうかを決めるんだけどね。
あんたに分かり易い表現で言えば、【アニメーションゲーム】みたいなものかね?
ただ、【ゲーム】と言うよりは、【アニメーション】よりだけどね。
あんた達、【第1期アクター】達にはそれぞれ、設定に添った【キャラクター】を1人ずつ割り当てられる。
その上で、【バーチャル・リアリティー】の様に、【アニメーション】の中で自由に行動してもらう。
100人全員が、割り当てられた【アニメーション空間】で自由に行動し、最終的に、【主人公】っぽく行動した【キャラクター】が【主人公】となり、その【アニメーション】がこの星の全国ネットで放送される。
もちろん、放送に耐えられない物が出来たら即、お蔵入りだけどね。
【リアル・アニメーション】は、【キャラクター】の行動によって、【自動生成】されていくから、筋書きが読めない【アニメーション】となる。
【世界観設定】も実験段階だから、今のところ、
【SF】、
【ファンタジー】、
【学園物】、
の3つから選ばれる。
【主人公】になるならないは、【アニメ】の中のあんたの【キャラクター】の行動次第って訳さ。
もちろん、【第1期アクター】達はそれぞれ、素性は知らされないし、【自分の担当するキャラクター】とその背景にある関係しか伝えられない。
【アニメ】の中で実際に生活や活動をしてもらうと言う事になる。
何をどう展開させるかは【第1期アクター】達の行動次第。
良い【俳優】が集まれば素晴らしい【展開】が生まれるし、自分勝手でどうしようもないポンコツ達が集まれば【駄作】になるだろう。
これはね、元々、他の【惑星】で流行っていたものがこの星にもたらされた【技術】でね。
まだ、試行錯誤の段階なんだよ。
どうだい?
やってみないか?
これが、上手く言ったら、あんたは一気にスターだよ。
【パフォリス】としてもプラスになると思うがね?」
「う、う~ん・・・
それは面白い話だとは思うけど。
ずっと拘束されるの?」
「そうじゃないさ。
とりあえず2日間の撮影って事になる。
その間に100人が別室で撮影って事になる。
放送として使われるかどうかはあんた達次第って訳さ。
上手くアピールするんだね」
と言う話になった。
【璃桜】は、【パフォリス】としての箔を付けるために、参加して見ることにした。




