プロローグ編003/【ファーブラ・フィクタ神話】と【クアンフィオナ】
【咲穂】は、【吟侍】に失礼のない様にと、5名の少女に【吟侍】が活躍した【ファーブラ・フィクタ神話】を語って聞かせた。
【ファーブラ・フィクタ神話】とは無数の話で構成されるが、メインストーリーとされるのは【吟侍】の目線で語られた物語となる。
内容を要約すると、
【芦柄 吟侍】は【地球】からの移民が開拓した【セカンド・アース】と言う惑星の【メロディアス王国】で生を受ける。
その後、戦災孤児として、孤児院、【セント・クロス】で、【ジョージ・オールウェイズ神父】に育てられる。
そこで、政の一環として、双子の姫君、【ソナタ・リズム・メロディアス第6王女】と【カノン・アナリーゼ・メロディアス第7王女】と知り合い、幼なじみとなる。
幼少期、孤児院、【セント・クロス】に【火の惑星イグニス】、【土の惑星テララ】、【水野惑星アクア】、【風の惑星ウェントス】からなる【四連星】を支配している【絶対者/アブソルーター】達が、子供達を拉致しにやって来た。
そこへ、子供の頃の【吟侍】が1人立ち向かうが、【絶対者/アブソルーター】の【ジェンド・ガメオファルア】に心臓を貫かれ、死にかける。
だが、【セント・クロス】の食堂に飾ってあった【7番の化獣/ルフォス】の【核】を吸収し、侵略者達を追い払う事に成功する。
だが、他の子供達は奴隷として攫われてしまったため、成長した【吟侍】は恋人となっていた【カノン王女】らと4班に分かれて、当時の子供達を救出に向かう。
【カノン王女】は【水の惑星アクア】に向かったが、【吟侍】は【ソナタ王女】達と【風の惑星ウェントス】へ向かっていた。
恋人同士だった【吟侍】と【カノン王女】は別々の惑星に進んだが、【吟侍】が【風の惑星ウェントス】の【絶対者/アブソルーター】である【エカテリーナ・シヌィルコ】の名を冠する【王杯大会エカテリーナ枠】に出場する事になる。
その大会では、我こそが最強とされる【13番の化獣/クアンスティータ】に次ぐナンバー2だと自称する強者達が集まっていた。
その大会の途中で、【クアンスティータ】の父親となる【怪物ファーブラ・フィクタ】の暗躍により、双子の化獣として、【12番の化獣/クアースリータ】と【13番の化獣/クアンスティータ】が誕生した。
だが、誕生した【クアンスティータ】は【第1本体】であり、その後、【繭蛹卵】と言う状態になり眠りにつく。
その後、【第2本体】と共に、【第2本体】の強さに引っ張られ更に力を増した【第1本体】が再活動し、また、【第1本体】と【第2本体】は【繭蛹卵】となり眠る。
そして、【第3本体】と共に更に強大になった【第1本体】と【第2本体】も再活動する。
こうやって、【第13本体】まで繰り返すのが【最強】とされる【クアンスティータ】である。
また、
(01)【セレークトゥース・ワールド】、
(02)【ルーミス・ワールド】、
(03)【レクアーレ・ワールド】、
(04)【ミールクラーム・ワールド】、
(05)【リステミュウム・ワールド】、
(06)【レアク・デ・ワールド】、
(07)【テレメ・デ・ワールド】、
(08)【トルムドア・ワールド】、
(09)【ソリイントゥス・ワールド】、
(10)【ファムトゥ・ワールド】、
(11)【レマ・ワールド】、
(12)【ウァウスクス・ワールド】、
(13)【ククントゥス・ワールド】、
(14)【イグスルナ・ワールド】、
(15)【ウルステーサ・ワールド】、
(16)【ティクスエレハ・ワールド】、
(17)【トゥルストゥス・ワールド】、
(18)【アーサウェル・ワールド】、
(19)【イスクリア・ワールド】、
(20)【ヒアトリス・ワールド】、
(21)【フィーニス・ワールド】、
(22)【イティニウム・ワールド】、
(23)【ウェンインティオ・ワールド】、
(24)【オムニテンポス・ワールド】、
と言う【多元宇宙/マルチバース】と同じ意味の24の【宇宙世界】を保有すると言う事でも【吟侍】達を驚かせた。
絶対に倒せないとされた【クアンスティータ】だったが【吟侍】や【カノン姫】達が【クアンスティータ】の保有する様々な【宇宙世界】の冒険を通して、【クアンスティータ】の心を掴み、【クアンスティータ】は【芦柄 くあん】として全ての力を捨てて引退する事を決意する。
というのが【ファーブラ・フィクタ神話】のメインストーリーとなる。
【クアンスティータ】の引退に伴い、2つの未来が出来たとされている。
1つは、【クエニーデ・クアンスティータ】と言う【後継者】が出た世界。
もう1つが、【クアンシリーズ】と言う【クアンスティータ】の【後継者】が登場する世界だ。
この世界は【クアンシリーズ】が存在している。
【偉唯位場】と言う宇宙レベルを巡る物語として、【クアンフィオナ】と言う【クアンシリーズ】が居るのだが、【クアンフィオナ】は【クアンシリーズ】の中で唯一、【人間】の肉親を持っているとされている。
つまり、【クアンフィオナ】の両親になった存在は自動的に【ラスボス】としての力が身につくのである。
そして、父親に選ばれたのが、【宗経/ムネツネ】である。
彼は、【吟侍】の後継者で無くなったのは、【クアンフィオナ】の父親になったからである。
【宗経/ムネツネ】も【クアンフィオナ】の父親に選ばれた以上、妻は特別な存在を選ぶしかない。
その特別な妻を選ぶ基準として、【24妃制】と言う体制を敷く事になった。
その【24妃】を選ぶのに、【咲穂】が作った【パフォリス】を利用しようと言う話が出て来ていた。
【パフォリス】の頂点になった者が、【24妃】の1妃になれると言う特典(24妃として玉の輿に乗るか乗らないかは選択可能)を付ける事になっていた。
【パフォリス】の頂点は11タイトルあるので、【24妃】の中の11名がそれで選ばれる。
残る【13妃】は別口で選ばれる事になり、合わせて【24妃】が、【宗経/ムネツネ】の子供を産む権利を得る事になる。
ただ、【宗経/ムネツネ】の子供が必ずしも【クアンフィオナ】になる訳では無い。
生まれた子が【クアンフィオナ】としての力を有していなければ、その子には、別の名前が与えられる。
【クアンフィオナ】以外の子供の内、1番優れた子の名前は【クアスフィオナ】と名づけられるが、それ以外の子は、全く別の名前になり、その母妃達は、一生日陰者として暮らさなければならない。
【後宮】などと同じ考えで、【宗経/ムネツネ】のお手付きとなった妃は、一生を【宗経/ムネツネ】の元、【妃宮】で過ごさねばならず、外部との接触は出来なくなる。
それに対して【クアンフィオナ】を生んだ【母妃】は、人類最高の権力を手にし、【クアスフィオナ】を生んだ【母妃】はそれに準ずる権力を得るとされている。
【吟侍】が
「おいらの後継者になるって事は、女性としての幸せの形の1つ、結婚を捨てる事になることになるかも知れない」
と言ったのは、正に、【宗経/ムネツネ】の妻となる道の事を指していると言っていたのだ。




