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(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編002/【咲穂】のやりとりと【吟侍】のやりとり

 【努追(ゆめおい) 卯月(うづき)】、

 【的藤(てきとう) 璃桜(りお)】、

 【遠歳(とおとし) 友加里(ゆかり)】、

 【花畑(はなばたけ) 殊深(しゅみ)】、

 【斉縁(さいえん) 空琉(くうる)】、

 の5名は、【上原(うえはら) 咲穂(さきほ)】に招集された。

 【卯月】は、

「おばさま、大事な用事ってなんなの?」

 と聞いた。

 【咲穂】は、

「あんた達5人にビッグチャンスを持ってきた。

 正直、あんた達が【パフォリス】として頂点を取るのは難しいと思う。

 だから、超有名人の後ろ盾を付ける事にした。

 先日話をしてきたところだ。

 何と、あの伝説の英雄、【芦柄 吟侍】の後継者としてデビュー出来るチャンスを貰えた。

 パフォーマンス次第では、【芦柄 吟侍】のお墨付きが貰える。

 【芦柄 吟侍の弟子】でも【後継者】でも何でも良い。

 とにかく、【芦柄 吟侍】に気に入ってもらえ。

 必要なら女を利用しても良いと言いたい所だが、あんた達は未成年だし、モテまくっている【芦柄 吟侍】が小娘のあんた達に籠絡されるとは思っちゃいない。

 だから、可能性を示しな。

 何としても【芦柄 吟侍】のコネを取り付けるんだよ。

 これからの人生に関わることだ。

 死ぬ気でやりな」

 と言った。

 【璃桜】は、

「そんな事言われてもなぁ・・・」

 と言った。

 【友加里】は、

「急に言われても・・・」

 と不安を口にする。

 【殊深】は、

「どういう事ですかぁ~?」

 とあまりわかっていない様子。

 【空琉】は、

「・・・」

 と無反応だった。

 【咲穂】は、

「・・・はぁ・・・お前達、しゃんとしなしゃんと」

 とため息をついた。

 その頃、【吟侍】は1人の少年と会っていた。

 本来、この物語の主人公にする予定だった少年だ。

 だが、その少年は主人公になれなかった。

 理由は、その少年が【ラスボス】の一角として成立する力を得てしまったからだ。

 その少年はただの人間だった。

 だが、その絶大な創造力/想像力は、彼の肉体を極端に変化させた。

 人間のレベルを超えてしまったのだ。

 そのため、彼は、【吟侍】の跡継ぎにはなれなくなった。

 これからは【ラスボス】として行動しなくてはならない。

 その少年の名前は、【吉義(きちよし) 宗経(むねつね)】。

 これからは、【ラスボス】/【ムネツネ】として生きて行く事になる超絶才の少年だ。

 【宗経/ムネツネ】は、

『どうしたもんかな、先生・・・』

 と言った。

 先生とは、【吟侍】の事を指す。

 彼は【吟侍】の元で修行し、超絶覚醒したのだ。

 考え方、想像の仕方は【吟侍】に習っている。

 そのため、【吟侍】の事を【先生】と呼んでいるのだ。

 【吟侍】は、

「まぁ、なっちまったもんは仕方ねぇだろう。

 今度お前さんの代わりにおいらの後継者になれるんじゃないかって女の子達を見に行くことになっているんだ。

 良かったらお前さんも来てみないか?

 結果的にお前さんとも渡り合う事になるかも知れない相手になるんだ。

 お前さんの目でお前さんの後釜に相応しいかどうか決めたら良い。

 おいらはお前さんを候補者に選んだ時点で、選択ミスをしてる。

 だから、お前さんがバトンを繋ぐ相手を選べ。

 選択はお前さんに任せる。

 って事で頼めねぇか?」

 と言った。

 【宗経/ムネツネ】は、

『先生に頼まれちゃ断れないよ。

 わかった。

 一緒に行くよ』

 と言う話になっていた。

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