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(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編024/【努追 卯月サイト0】/【ん~ざぶろう】とのコミュニケーション

 【卯月】は、

「良いお天気ですね?

 少しお話してもいいですか?」

 と声を掛けた。

 声を掛けられた相手は、

『ん?

 良いよぉ~。

 暇だし。

 いい天気だねぇ~』

 と割と脳天気に返した。

 今度の【妖精】は【王女】と言う訳ではない。

 なぜなら【男の子】の【妖精】だからだ。

 【卯月】は、

「【努追 卯月】、12歳です。

 貴方のお名前をお聞きしてもいいですか?」

 と聞いた。

 【男の子の妖精】は、

『ん?

 おらは、【んの物知り/ん~ざぶろう】だ。

 よろしくな』

 と言った。

 【卯月】は、

「【んの物知り】ですか?

 【ん】で始まる事を知っているとかですか?」

 と聞いた。

 【ん~ざぶろう】は、

『違うべ。

 口癖が、【ん】だからだべ。

 【ん】で始まる言葉なんてそれほど無いべ。

 それじゃ【物知り】でも何でもないべさ』

 と言った。

「そ、そうですね。

 ごめんなさい」

『いや、いいべさ。

 それより、【わがままアリシア】に振り回されて難儀だったな。

 最初に声を掛けた相手が悪かったってとこだな』

「【わがままアリシア】・・・」

『そうだべ。

 あの【お姫様】は、ちょっとわがままなんだべ。

 自分の気に入った相手としか付き合わないんだべ。

 【友達】になりたいんだったら他の【妖精】の方がお薦めだべ』

「そうなんですか?

 どちらの方なんですか?」

『どちらの方っつうか、この【妖精天域】の種族を知るのが第一だべ。

 この【妖精天域】では、17種族の【妖精】が居るべ。

 【頭文字に関する力】を持つ【お姫様族】、

 【末尾文字に関する力】を持つ【王子様族】、

 【妖精天域】にくわしい【物知り族】、

 【変身能力】を持った【変化族】、

 【お店】を持っている【商人族】、

 【不思議】な力を持つ動物【珍物(ちんぶつ)族】、

 【不思議】な力を持つ昆虫【妙虫(みょうちゅう)族】、

 【不思議】な力を持つ道化【道化族】、

 【お話】を作る【作家族】、

 【物造り】に特化した【職人族】、

 【芸術】に特化した【芸能族】、

 神仏や聖なる存在を司る【神聖族】、

 闇や魔を司る【暗魔(あんま)族】、

 奇跡や運勢を司る【運命族】、

 美醜を司る【美魅(びみ)族】、

 【何か】が体内に入っている【卵何(らんか)族】、

 それら以外の全ての【例外族】、

 の17種族だべ。

 まずは、どの種族と仲良くなりたいか?

 それを決める所から始めた方がいいだべ。

 その後で、それぞれの種族にあったやり方を言うべ。

 話はそれからだっぺ』

「へぇ~。

 そうなんですかぁ。

 何だか楽しそうですねぇ。

 参考にします。

 どの種族がお薦めですかぁ~」

『ん~、そうだべなぁ~。

 まずはおら達、【物知り族】と仲良くなるのが良いかもな。

 なぜなら、この【妖精天域】の事を詳しく知っているからだべ』

「なるほど。

 じゃあ、【ん~ざぶろうさん】、【卯月】とお友達になって貰えますか?」

『お友達ってのは面倒だから遠慮したいだべが、知り合い程度にはなってもいいだべよ。

 わからない事とか有れば、何でも聞いて貰ってかまわないべよ。

 【物知り族】は、説明したい【妖精】だからだべ。

 聞かれたら、答える。

 それが、【物知り族】だべ。

 まぁ、例外は居るだべが。

 って事だから、何でも聞いてくれだべ』

 と言った。

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