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(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編022/【努追 卯月サイト0】/【妖精コネクト】と【妖精天域(ようせいてんいき)】

 【卯月】は【パフォリス】の仮登録を済ませて、【才能ガチャ】を1回引いた。

 彼女は一番小さな大会にエントリーをしたので引ける【才能ガチャ】は1つだけである。

 また、エントリーしてしまった以上、彼女の場合、その後、才能が認められても、飛び級で大きな大会に出れるのはこの小さな大会に出て勝利した後という事になる。

 【才能ガチャ】は引いた時、【ギフト】として得られるので、【カプセル】として出てくるのは、その【ギフト】の説明文が入った物である。

 【卯月】は【カプセル】をパカっと開いた。

 そこに書かれていたのは、

【貴女の【ギフト】は、【妖精コネクト】になります。

 これはこの世に存在する見えない【妖精】が見える様になり、お友達になれば、【ギブアンドテイク】で色々と助けてくれる様になる【力】になります。

 ♪るるりらるりら るるりらるりら るるりらるりら るるるるるるる

 るるりらるりら るるりらるりら るるりらるりら るるるるるるる

 るるりらるりら るるりらるりら るるりらるりら るるるるるるる♪

 と3回唱えると貴女は【妖精】の姿になり、【妖精コネクト】でつながる事が出来る、見えない【妖精】達の国、【妖精天域(ようせいてんいき)】に行くことが出来ます。

 そこで、お友達の【妖精】を作りましょう。

 後は貴女の交渉次第です。

 また、お友達にする【妖精】は一名である必要はありません。

 たくさんのお友達が出来れば、たくさん助けていただく事も出来るでしょう。

 お友達の【妖精】は、願いなどを叶えてくれるとお礼に何かをしてくれます。

 等価交換のつもりで、お友達になった【妖精】が望む事をしてあげれば、何かお返しをくれると言うものです。

 直接貴女が、【妖精コネクト】以外の不思議な力を行使出来ると言う訳ではありませんが、使い方次第では、色んな力が使えるのと一緒になるでしょう】

 と書かれていた。

 【卯月】は、

「なるほど・・・

 試しにやってみよう。

 えっと・・・

 ♪るるりらるりら るるりらるりら るるりらるりら るるるるるるる

 るるりらるりら るるりらるりら るるりらるりら るるるるるるる

 るるりらるりら るるりらるりら るるりらるりら るるるるるるる♪

 で良いのかなぁ?

 わっ・・・」

 と言った。

 突然、【卯月】の身体が縮み、背中に【トンボ】の様な【羽根】が生えた。

 身体の大きさは、15センチくらいだろうか?

 突然の身体の変化に目をぱちくりさせていると、目の前に、

 ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん・・・

 と言うイメージのマーブル模様の空間の歪みが現れた。

 【卯月】は、

「えっと・・・

 ここに入れってことなのかなぁ・・・」

 と言いつつ、空間の歪みに近づいた。

 するとスッと言う感じにそこに吸い込まれ、次の瞬間、それまで居た光景と異なる【ファンシー】な光景が広がった。

 直感的にここが、【妖精天域】だと実感する。

 広がる光景には、ふよふよと綿菓子の様な【雲】の上で昼寝をしたり、本を読んだりしている【妖精】達が見えた。

 【卯月】は、

「わぁ~、いっぱいいるなぁ。

 誰から声をかけようかなぁ~」

 と言った。

 その時、

『ちょっと・・・あなた・・・』

 と言う声が。

 【卯月】が、

「え?

 だぁれ?」

 と振り返る。

 するとそこには、雪だるまの頭と身体を上下逆にした体型で、手首から先と足首から先が大きい不思議な身体を持った女の子が居た。

 格好からすると王女様か何かだろうか?

 その女の子は、

『だぁれじゃないわよ。

 いきなり現れて。

 見ない顔よね。

 なんなの、貴女は?

 侵略者?』

 と言ってきた。

 【卯月】は、

「あ、あの・・・

 【努追 卯月】、12歳です。

 よろしくお願いします」

 と答えた。

 女の子は、

『【ゆめおい うづき】・・・変な名前ね。

 わたしは、この【妖精天域】の【あの王女】、【アリシア・アーネット】よ』

 と名乗った。

 【卯月】は、

「【あの王女】ってどの王女ですか?」

 と聞いた。

 【アリシア】は、

『【ど】じゃなくて、【あ】の王女よ。

 わたしは、頭文字に【あ】がつく物事を召喚出来る力を持った【あの王女】よ』

 と名乗り直したのだった。

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