プロローグ編021/【努追 卯月サイト0】/【才能ガチャ】
ここから5人の主人公達それぞれに焦点を充てて紹介して行こう。
まずは、【努追 卯月】だ。
【卯月】は、
「【おばさま】は【武器】を増やせって言ってた。
よっぽどの天才でも無い限り、たった1つの武器で、【パフォリス】としては勝ち残れないって。
だから、【卯月】は、武器を増やす。
ダンスはいまいちって(【宗経/ムネツネ】に)評価された。
だからメインには持って来れない。
ダンスに変わるメインを考えないと行けない」
とつぶやいた。
【卯月】は【才能ガチャ】が頭をよぎる。
【パフォリス】は13歳から24歳の全ての女性に与えられた権利だ。
だが、生まれつきの才能という壁に阻まれ、断念しようとする女の子も多い。
そこで、大会ごとに出せる個数は変わってきて大きな大会ほど多く出せると言うものになるが、一番小さな【大会】でも1回、【才能ガチャ】と言うものを使う事が出来るのだ。
【パフォリス】が出来る年齢では無くても【パフォリス】になった時、すぐにその得た才能を利用して【パフォーマンス】が出来る様に、12歳の時で【パフォリス】の仮登録をすれば、【才能ガチャ】を使う権利が与えられるのだ。
これは、【卯月】だけの話じゃない。
自分に懐いているので、表向き余りそんな印象は無いが、可愛いと言う才能の化け物である【殊深】だけがそれを使う事を検討していないだけで、
【璃桜】、
【友加里】、
【空琉】、
の3人も既に仮登録を済ませて、【才能ガチャ】を使って、1つずつ【アビリティー】を貰って、その才能を使って日々研鑽を積んでいると言っていた。
5人の中では【殊深】の才能だけ際立っているので、みんな負けたくないと思っているのだろう。
実際、ぶりっ子嫌いである【叔母】の【咲穂】も【殊深】が一番凄く、5人の中では一番、【パフォリス】の頂点に近いと言っていた。
【叔母】は、好き嫌いで物事を判断するタイプではない。
【叔母】が凄いと言ったら【殊深】は本当に凄いのだろう。
【殊深】だけじゃない。
【超天才】と言われている【空琉】も【咲穂】に5人の中では一番駄目だと酷評され、がむしゃらになって、なりふり構わず才能を伸ばして来ている。
【殊深】に勝てるならと彼女もプライドを捨て、【才能ガチャ】を利用した。
プライドを捨て・・・
そう、【プライド】だ。
【才能ガチャ】は提供して貰った才能だ。
自分が元々から持っていた才能ではない。
例えば【魔法】が使えなかった女の子が【魔法】を使える様にしてもらったり、
【超能力】を使える様にしてもらったり、
【錬金術】を使える様にしてもらったり、
【呪術】を使える様にしてもらったりして、【表現】のサポートをしてもらうと言う行為だ。
もちろん、当たり外れはある。
何だかよくわからない、【才能ギフト】を貰い、それを活かせない【パフォリス】も多いと聞く。
前に、【卯月】達ともめた、
【鷺宮 涼子】、
【中村 椿】、
【竜崎 志保】、
も【才能ガチャ】の力を使って、【戦闘術】をたくさん、使える様になっていたのだ。
彼女達は力に溺れ、【表現の本質】を見誤っていた。
だから、【エセル・イーズデイル】にボロ負けしたのだ。
そんな【エセル】は、【クアンスティータ】の【ギフト】を貰っているためか、【才能ガチャ】のお世話にはなっていない。
あくまでも自分の実力ベースでやっている様だ。
先日、7月23日に大々的に、彼女は【パフォリス・デビュー】した。
やはり、才能溢れる人は違うなと思わざるを得なかった。
【才能ガチャ】をすると言う事は自分に才能が無いと認める事。
だが、無いものは無い。
背に腹は代えられない。
【卯月】は、【才能ガチャ】を引く事にした。
【パフォリス】の仮登録をささっと済ませて、【才能ガチャ】を引く。
【トップ・パフォリス】の中には、【才能ガチャ】を使って上り詰めた人も居ると聞く。
だから、【才能ガチャ】を使うことがイコール駄目という事ではない。
そう、自分に言い聞かせて、引いたのだった。
【才能ガチャ】を引いて【カプセル】が出て来た。




