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(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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20/77

プロローグ編020/直近のライバルと果てなるライバル3

 【涼子】達3名は【百能演舞】で【卯月】達を嬲っている。

 そこへ出現した、【大きな卵型の物体】。

 それは、卵の中身が殻を破って出てくる様に、【卵型の物体】にヒビが入り、中から、【3メートルくらいの人形の様な物】が現れた。

 そして、その【人形の様な物】は、【殊深】を抱えて動き出した。

 【人形の様な物】は、瞬時に【涼子】達3名を昏倒させた。

 【涼子】達は、

「ぶべっ・・・」

「うがっ・・・」

「はへっ・・・」

 とみっともない声を出して気を失った。

 【殊深】は、

「こ、これ・・・は?」

 と驚いた。

 【卯月】が近づき、

「凄い。

 これっ・・・」

 と言ってその【人形の様な物】を触ると、それは、【大きなフリスビー】の様な物になって【卯月】を乗せた。

 どういう事か?

 【友加里】は、

「はて?

 これはどのような物で・・・」

 と触ると、大きな【刀】と【鞘】の様になり、【友加里】の背中に張り付いた。

 【璃桜】が面白がって、

「面白いじゃん。

 ボクにも触らせてよ」

 と言って触ると、今度は、【動物/犬】の様になり、【璃桜】の側に立った。

 【空琉】が、

「どういう事?

 これ、私が触っても・・・」

 と言って触ると、今度は屋根付きのバイクの様になり、【空琉】をまたがせた。

 これはどういう事か?

 それは、自分のせいだと責任を感じていた【殊深】の精神に反応し、彼女を守るための【人形の様な姿】になって、彼女を泣かせた、3名を昏倒させたのだ。

 そして、他の4名が触ったら、その4名に対応して、形を変え、彼女達に寄り添う事で、この形を変える【物体】の【主/持ち主】は、【殊深】だけでなく、【卯月】達、5名全員であると示したのである。

 【宗経/ムネツネ】が言っていた事は間違いでは無かった。

 恐らくは【クアンフィオナ】の意思によるものなのだが、【クアンフィオナ】の母親になる可能性のある5名、

 【努追 卯月】、

 【的藤 璃桜】、

 【遠歳 友加里】、

 【花畑 殊深】、

 【斉縁 空琉】、

 をこの【物体】は守ろうとしている。

 それを理解したのである。

 【卯月】は、

「これ、意思とかあるのかな?

 ねぇ、君、お名前とかあるの?

 これからよろしくね」

 と【物体】に話しかける。

 すると、【屋根付きバイク】の様なものから、文字の様になり、【殊深】が、

「な・・・まえ・・・考えて・・・ください・・・

 だって・・・」

 と言った。

 【卯月】は、

「名前かぁ・・・

 どうしよっか。

 助けてくれたから助っ人みたいな名前が良いのかな?」

 と言い始め、色々名前を相談する事にした。

 結局収集が付かないくらい議論になり、最終的に候補をいくつか書いて、それをくじにしてじゃんけんで勝った【友加里】が引いて、

【スケッター】

 と言う名前に決まった。

 【殊深】は、

「よろしくね。

 さっきは助けてくれてありがとう、【スケッターちゃん】」

 とお礼を言った。

 すると、【物体】改め【スケッター】は、5つに分裂し、それぞれ、

 【リング】、

 【ネックレス】、

 【ロザリオ】、

 【ネイル】、

 【カチューシャ】、

 の様な形に変わった。

 【卯月】は、

「これ・・・

 【卯月】達に身につけろって意味なのかな?」

 と言った。

 【空琉】は、

「だと思うわ。

 装備したら守ってくれるって事じゃないの?」

 と言った。

 【卯月】は、

「だよね~。

 みんなはどれを選ぶ?」

 と言って、話し合いで決めた。

 結果として、

 【リング】は【卯月】、

 【ネックレス】は【璃桜】、

 【ロザリオ】は【友加里】、

 【カチューシャ】は【殊深】、

 【ネイル】は【空琉】、

 が預かる事になった。

 気絶から復活した【涼子】達は、

「覚えてろ。

 お前達も絶対に潰す敵に認定したからな」

 と言う捨て台詞を言って去っていった。

 【卯月】は、

「やれやれだねぇ~。

 折角、【パフォリス】の頂点目指すんだから、楽しくやらないとね」

 とつぶやいたのだった。

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