プロローグ編020/直近のライバルと果てなるライバル3
【涼子】達3名は【百能演舞】で【卯月】達を嬲っている。
そこへ出現した、【大きな卵型の物体】。
それは、卵の中身が殻を破って出てくる様に、【卵型の物体】にヒビが入り、中から、【3メートルくらいの人形の様な物】が現れた。
そして、その【人形の様な物】は、【殊深】を抱えて動き出した。
【人形の様な物】は、瞬時に【涼子】達3名を昏倒させた。
【涼子】達は、
「ぶべっ・・・」
「うがっ・・・」
「はへっ・・・」
とみっともない声を出して気を失った。
【殊深】は、
「こ、これ・・・は?」
と驚いた。
【卯月】が近づき、
「凄い。
これっ・・・」
と言ってその【人形の様な物】を触ると、それは、【大きなフリスビー】の様な物になって【卯月】を乗せた。
どういう事か?
【友加里】は、
「はて?
これはどのような物で・・・」
と触ると、大きな【刀】と【鞘】の様になり、【友加里】の背中に張り付いた。
【璃桜】が面白がって、
「面白いじゃん。
ボクにも触らせてよ」
と言って触ると、今度は、【動物/犬】の様になり、【璃桜】の側に立った。
【空琉】が、
「どういう事?
これ、私が触っても・・・」
と言って触ると、今度は屋根付きのバイクの様になり、【空琉】をまたがせた。
これはどういう事か?
それは、自分のせいだと責任を感じていた【殊深】の精神に反応し、彼女を守るための【人形の様な姿】になって、彼女を泣かせた、3名を昏倒させたのだ。
そして、他の4名が触ったら、その4名に対応して、形を変え、彼女達に寄り添う事で、この形を変える【物体】の【主/持ち主】は、【殊深】だけでなく、【卯月】達、5名全員であると示したのである。
【宗経/ムネツネ】が言っていた事は間違いでは無かった。
恐らくは【クアンフィオナ】の意思によるものなのだが、【クアンフィオナ】の母親になる可能性のある5名、
【努追 卯月】、
【的藤 璃桜】、
【遠歳 友加里】、
【花畑 殊深】、
【斉縁 空琉】、
をこの【物体】は守ろうとしている。
それを理解したのである。
【卯月】は、
「これ、意思とかあるのかな?
ねぇ、君、お名前とかあるの?
これからよろしくね」
と【物体】に話しかける。
すると、【屋根付きバイク】の様なものから、文字の様になり、【殊深】が、
「な・・・まえ・・・考えて・・・ください・・・
だって・・・」
と言った。
【卯月】は、
「名前かぁ・・・
どうしよっか。
助けてくれたから助っ人みたいな名前が良いのかな?」
と言い始め、色々名前を相談する事にした。
結局収集が付かないくらい議論になり、最終的に候補をいくつか書いて、それをくじにしてじゃんけんで勝った【友加里】が引いて、
【スケッター】
と言う名前に決まった。
【殊深】は、
「よろしくね。
さっきは助けてくれてありがとう、【スケッターちゃん】」
とお礼を言った。
すると、【物体】改め【スケッター】は、5つに分裂し、それぞれ、
【リング】、
【ネックレス】、
【ロザリオ】、
【ネイル】、
【カチューシャ】、
の様な形に変わった。
【卯月】は、
「これ・・・
【卯月】達に身につけろって意味なのかな?」
と言った。
【空琉】は、
「だと思うわ。
装備したら守ってくれるって事じゃないの?」
と言った。
【卯月】は、
「だよね~。
みんなはどれを選ぶ?」
と言って、話し合いで決めた。
結果として、
【リング】は【卯月】、
【ネックレス】は【璃桜】、
【ロザリオ】は【友加里】、
【カチューシャ】は【殊深】、
【ネイル】は【空琉】、
が預かる事になった。
気絶から復活した【涼子】達は、
「覚えてろ。
お前達も絶対に潰す敵に認定したからな」
と言う捨て台詞を言って去っていった。
【卯月】は、
「やれやれだねぇ~。
折角、【パフォリス】の頂点目指すんだから、楽しくやらないとね」
とつぶやいたのだった。




