表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/16

プロローグ編015/【宗経/ムネツネ】の日常5

 配下の24の【組織】とのギスギスしたやりとりを終えた【宗経/ムネツネ】は、少し遠出をした。

 そこで、1人の少女を見かける。

 【パフォリス】を目指している【努追(ゆめおい) 卯月(うづき)】だ。

 【卯月】は、

「あいたたた・・・

 失敗、失敗。

 でも負けないぞ。

 【卯月】は【パフォリス】の頂点を目指すんだから」

 と言った。

 どうやら、【パフォーマンス】に【ダンス】を取り入れようとして、失敗したらしい。

 その姿が余りにも滑稽に映ったので、それを見ていた【宗経/ムネツネ】は思わず、

『ぷっ・・・』

 と噴き出した。

 それを聞いた、【卯月】は、

「あ、笑うなんて酷い。

 一生懸命やっている人を笑うなんて最低の行為だよ」

 と言った。

 【宗経/ムネツネ】は、

『そいつは、すまん。

 おかしなこけかたしてたから思わず笑ってしまった。

 気に障ったのなら謝罪する。

 済まなかった』

 と言った。

「うん。

 ちゃんと謝れるのは良い人だって事だね。

 こっちこそごめんね。

 転んだのは【卯月】のせいなのに。

 貴方、この辺の人じゃないよね?

 どこから来た人?」

 と聞いた。

『何処だと思う?』

「わからないから聞いているんですけど?」

『何処でも良いじゃないか。

 俺と君。

 ここで出逢った。

 それが全てだ。

 何処の人間かなんてどうでも良いじゃないか?

 それとも君は俺が別の場所出身だからと言って拒絶するのか?』

「そんな事は・・・ないですけど・・・」

『それに俺と君は知りあったばかりだ。

 その時が来れば話すさ。

 まずは、君がどういう人間か?

 それを俺は知りたいし、俺は今話せる事だけ話したい。

 それじゃ駄目か?

 どこから来た人間か?

 それは次の次の次くらいに話そう。

 そうすれば、次も逢えるだろ?

 俺は君に興味を持った。

 一所懸命な所が良い。

 まだまだ荒削りで上手いとは言えないが、【パフォリス】としての才能はあると思う。

 笑った詫びって訳じゃないが、手伝わせてくれないか?』

「手伝ってくれるの?」

『あぁ・・・

 力になれるかわからないが、助言程度なら出来るかも知れない』

「ホント?

 ありがと。

 【卯月】は【パフォリス】を目指しているんだけど、客観的にどう見えているか知りたかったから、【卯月】が貴方の目にどう映っているか教えてもらえると助かるよ」

『そうだな・・・

 まず、【パフォリス】ってのは【表現者】って事だろ?

 君は、何を【表現】したいんだ?』

「それなんだよねぇ~?

 【パフォリス】ってのは【大会】を飛び級して行かないと24才までに頂点までたどり着かないって言われてるんだよね。

 だから、【卯月】のとっておきを【表現】しようと思っているんだけど、【卯月】のとっておきって何だろうって思って・・・

 何をしたら勝てるのかな?

 って考えちゃうんだよね。

 【卯月】は何が一番あっているか?

 それを見極めて欲しい。

 まずは、【ダンス】から。

 さっきみたいに笑わないでよ。

 こっちは真剣にやっているんだから」

『わかった。

 ホントに悪かった、さっきは。

 今度は笑わないよ。

 ただ、さっきの感じだと、【ダンス】をとっておきとするのは無理がありそうだぞ。

 身体の動きは悪くはないと思ったが、飛び抜けてって感じじゃない。

 俺が教えれば、【ダンス】もそれなりにはなると思うが、一番の武器にはならないと思う』

「そうかなぁ~?」

『現実的に考えれば、そうなるな。

 だが、好きこそ物の上手なれとも言うしな。

 好きなら、反復練習を繰り返して、スキルアップさせる事も出来る。

 だが、正直、頂点までは行かないと思うぞ』

「やっぱ、そうか。

 だよね~。

 【卯月】も何となくそう思っていたんだ。

 じゃあ諦めるか」

『諦める必要はない。

 補助的に使えば、【ダンス】もそれなりになるはずだ。

 ただ、【メイン表現】では無理だと言う話だ。

 【パフォリス】は総合的な【表現】なんだろ?

 だったら、それも【補助的な武器】として使えば良い。

 やるのも嫌だってんなら話は別だが・・・』

「う~ん・・・

 嫌いじゃないんだけどね。

 特別に好きかって言われると首を傾げるかな?」

 と言う様に話していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ