プロローグ編014/【宗経/ムネツネ】の日常4
【宗経/ムネツネ】が隔離空間を作りだし、その中に、【火属性】の様な物を作り出し、それを【炎果炎】と言った。
【宗経/ムネツネ】は、
『この【炎果炎】は酸素のある所は一瞬にして、全て燃え広がり、酸素を燃やし尽くす。
そのため、【炎の果ての炎】/【炎果炎】と呼んでいる。
これを世に出せば、酸素の有るところは全て覆い尽くす。
そこに戦闘でのやりとりは一切ない。
一瞬にして全てを燃やす。
そう言う【炎】だ。
俺はこういうレベルの力を持っている。
ただし、これが限界ではない。
この上もある。
別の隔離空間を作って、それを出すぞ。
・・・ほれっ・・・』
と言って、また別の【炎】を出した。
【レベル4の男】は、
『そ、それは?』
とつぶやいた。
【宗経/ムネツネ】は、
『こいつは、【炎超炎】と言う。
文字通り、【炎を超えた炎】と言う意味だ。
これが何で【炎を超えて】いるかわかるか?
【炎】は酸素が無ければ燃えない。
【炎果炎】の限界は、【酸素】が無い所は燃えないと言う事だ。
だが、【炎超炎】は違う。
酸素が有ろうが無かろうが何処までも燃え広がる。
【火の特性】の概念を超えた力だ。
その勢いは【炎果炎】の比じゃない。
これを世に出せば、一瞬にして、【宇宙】は、【炎超炎】で炭になる。
さすがに【宇宙世界】全体とまでは行かないまでも【炎超炎】は【宇宙】を灰にする力がある。
俺はこういう力を操る。
分かり易い様に【火属性】で説明したが、
【水属性】、
【風属性】、
【土属性】、
でも同じ事が言える。
俺の居る領域はそう言うレベルだ。
だから、俺は、【ラスボス】と呼ばれている。
お前はこの領域に届くのか?
同じ属性を使ってもお前が普通の属性でちまちまやって、かく乱しても俺は一瞬にしてひっくり返せる。
力の差とはこういう事を言う。
理解したなら、トドメを刺させてもらう。
覚悟を決めろ。
・・・さっきまでは【威力】の話。
これからは、【質】の話だ。
【四大元素】と単純に言っているが、その【質】は様々だ。
右手に出した【炎】は、【炎喰炎】。
【火属性】の【意味】を喰らう【炎】だ。
これに【火属性】の【攻撃】をぶつけた場合、その【火の特性】の【意味】を失う。
アンチ【火属性】の力だ。
左手に出した【炎】は、【炎変炎】。
これに【火属性】の【攻撃】をぶつけた場合、その【火の特性】の【意味】が変わる。
変質系の力だ。
この様に、単純に【四大元素】の【力】と言ってもお前の知らない【力】は山ほどある。
身の程を知れ。
お前では俺には勝てない。
絶対にだ』
と言った。
その言葉はハッタリではない。
【レベル4の男】の土俵に合わせて【四大元素】を使ってもこれ以上にバリエーションを持っている。
それが、【宗経/ムネツネ】が紛れもない【ラスボス】である事の理由だ。
たかが、【宗経/ムネツネ】に従う24の【組織】の1つに属し、冷遇されている様な立場では、彼の足下にも及ばないのだ。
そして、これは、【レベル4の男】に向けたものではない。
寝首をかこうとしている【源群】に向けて、
【身の程を知れ】
と警告しているのだ。
【源群】ごときが、俺に牙を剥くなとも言っている。
格の違いを見せつけているのである。
死を覚悟した【レベル4の男】。
非情な【炎】が【レベル4の男】を焼き尽くし、骨も残らなかった。
が、それは表向き。
【レベル4の男】は、【強制転生】させられ、【エレメンティス】と言う名前を与えられた。
【源群】から遠方に強制転移させ、【宗経/ムネツネ】は、念話で、
《お前はたった今から、【エレメンティス】と名乗り、俺の配下になる。
時が来るまで身を隠せ。
その間にお前の力を増量させておく》
と命じた。
【レベル4の男】改め、【エレメンティス】は、
《おおせのままに》
と念話で返した。
【禁稀禍】だった頃の記憶も無ければ、全く新しい生命体として生まれ直している。
言ってみれば前世と後世の様な関係となっている。
もはや別の存在と言っても過言ではない。
こうやって、【宗経/ムネツネ】は自分の配下を増やしていた。
【源群】は、
『これは見事としか言えませんな・・・
ではまた、半年後に・・・』
と言った。
【宗経/ムネツネ】は、
『あぁ、そうしてくれ・・・』
とテキトーにあしらった。
こうやって、残り23の組織とも似たような事をやっている。




