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(ファーブラ・フィクタイズム3)【ウルティムス・ヴィクートリア】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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13/15

プロローグ編013/【宗経/ムネツネ】の日常3

 【宗経/ムネツネ】と【レベル4の男】の【死合い】が始まった。

 戦いながら、余裕の【宗経/ムネツネ】は誰かと念話の様なもので話している。

 念話の相手は、

《ぱぁぱ・・・殺しちゃ・・・駄目・・・》

 と言っている。

 【宗経/ムネツネ】は、

《わかってるよ。

 この男は優秀な【存材(そんざい)(人材の様なもの)】だ。

 俺の力で造り替えよう》

 と言った。

 どういう事か?

 そもそも誰と【念話】していたのか?

 それは、【クアンフィオナ】である。

 【クアンフィオナ】は、【宗経/ムネツネ】と運命の女性との間に産まれる存在?であり、まだ誕生していない。

 だが、会話をしている。

 それは、【クアンフィオナ】が正統な【クアンスティータ】の流れを汲む、【クアンシリーズ】だと言うことを物語っている。

 【クアンスティータ】の第二本体、【クアンスティータ・ルーミス】は【矛盾の肯定】と言う力を持ち、自身が生まれる前から、【芦柄 吟侍】と会話をしていた。

 それは、【両立しないあり得ない事】である。

 生まれていないから当然会話は出来ないと言う矛盾を肯定している。

 そのため、【吟侍】と【ルーミス】は会話出来ていたのである。

 それと同じではないが似たような事が、【クアンフィオナ】も出来るのである。

 【クアンフィオナ】の場合は、【全現(ぜんげん)証明(しょうめい)】と言う力である。

 これは、あらゆる場所、あらゆる時間に存在している事を証明する事が出来ると言う力である。

 この力により、【クアンフィオナ】は存在していない所にも【存在感】を示すことが出来るのだ。

 だから、生まれて居なくても【会話】/【念話】が出来るのである。

 そして、【宗経/ムネツネ】の言う、【造り替える】と言うのはどういう意味か?

 それは、【等価存材(とうかそんざい)の法則】と言う力を持っているのだ。

 【宗経/ムネツネ】は、その【存材】が欲しいと思った時、その【存材】の【存在】を奪う事で代わりに、それと同等の【素質】を持った【別の存材】を産み出す事が出来るのである。

 これにより、【宗経/ムネツネ】と敵対していると言う部分を取り除いた、【宗経/ムネツネ】の配下を作る事が出来ると言う力なのである。

 【宗経/ムネツネ】が、強さを重んじる24の【組織】と嫌々ながらも【死合い】に応じているのはこっそり、良い【存材】を引き抜くためである。

 これによって、新しい、24の【組織】を作り、彼の妻となる者の擁立はその【新組織】に譲渡させようと思っているのである。

 現在の24の配下の組織との信頼関係はゼロに等しい。

 そんな連中を自身の配下としているつもりはない。

 24の組織が寝首をかこうと思っている様に、【宗経/ムネツネ】もまた、いずれはこの24の組織を解体させ様と思っている。

 だから、24の組織に見つからない様にこっそり、新しい24の組織を作っている。

 そう言う関係なのである。

 【レベル4の男】は、

 【火】、【水】、【風】、【水】、【火】、【土】、【土】、【水】、【火】、【火】、【火】、【風】、【風】、【水】、【土】、【風】、【火】、【火】、【水】、【風】、【土】、【土】、【風】、【水】、【水】、【水】、【水】、【土】、【土】、【土】、【土】、【土】、【土】、【風】、【水】、【風】、【水】、【水】、【風】、【水】、【風】、【水】、【土】、【土】、【土】、【土】、【火】、【火】、【風】、【土】、【水】、【風】、【土】、【水】、【火】、【火】、【火】、【水】、【土】、【風】、【風】、【風】、【風】、【風】、【風】、【風】、【土】、【土】、【土】、【水】、【水】、【風】、【風】、【火】、【火】、【火】、【火】、【水】、【風】、【水】、【土】、【水】、【火】、

【火】、【水】、【水】、【風】、【土】、【土】、【土】、【火】、【火】、【火】、【火】、【水】、【風】、【土】、

【風】、【水】、【水】、【水】、【水】、【水】、【水】、【水】、【水】、【風】、【火】、【土】、【水】・・・と言う様にランダムに属性を切り替えて怒濤の攻めを見せている。

 それを【宗経/ムネツネ】は巧みに捌いている。

 それには【ラスボス】としての余裕すら感じる。

 【レベル4の男】は、焦り、

『何故だ?

 何故、一発も決まらない』

 と言った。

 【宗経/ムネツネ】は、

『それは完全に読んでいるからだ。

 お前じゃ、俺には勝てない。

 絶対にな。

 俺は伊達に【ラスボス】と呼ばれている訳じゃない。

 攻撃特性をランダムにした程度じゃ、俺の防御は破れない。

 俺はお前の正反対属性で防御している。

 だからほぼ、ダメージはゼロだ。

 4大元素の攻撃では俺は倒せない。

 諦めろ。

 そろそろ、こっちから行くぞ。

 覚悟はいいか?』

 と言った。

 続けて、

『四大元素のバリエーションは見事なものだ。

 同じ属性でも質を変えての連続攻撃。

 大したものだ。

 だけど、それが限界だ。

 これはちょっとしたサービスだ。

 上には上が有るという事を教えてやろう。

 まずは、【火】だ。

 いくらバリエーションを増やしても【火】は【火】だ。

 それ以上でもそれ以下でもない。

 だが、こうすれば・・・』

 とつぶやき、隔離された空間を作り出し、その中に【火属性】の様な物を作り出した。

 【レベル4の男】は、

『そ、それは・・・?』

 とつぶやいた。

 【宗経/ムネツネ】は、

『こいつは、【炎果炎(えんかえん)】という』

 と答えたのだった。

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