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偽りの白薔薇王女と二つの魂  作者: 春夏秋冬
第二章『前期試験編』
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第十話『チーム決め』

 ——地下闘技場での戦闘から数日が過ぎ、前期試験当日

 再び地下闘技場に集められ、待っていると少し遅れてウルとレグルスが歩いてくる。レグルスは周囲を見渡すと話し始める。

「全員揃っているな。これから前期試験を始める前のチーム分けを行う。試験内容は事前に通達した通り、チーム戦によるバトルロワイヤルだ。チーム数は六。まず私からリーダーを発表する。その後、リーダーは各ターンくじで指名順を決める。そして指定された各プールからそれぞれ一名メンバーを指名する。全プールが終了後、三十分の作戦会議時間を設ける。終了後、ウル教諭に試験地に飛ばしてもらい試験を開始する。一連の流れは以上だ。質問がなければリーダーの発表を行う」

 ――なるほど。野球とかのドラフトみたいな感じか。私、誰に選ばれるんだろ?あんまりまだクラスの子たちと交流が少ないからティティアちゃんとかいると助かるな

「呼ばれたものは返事をしろ。それでは、まずAチーム。チームリーダーはミクトラン・アルファ」

「はい」

「Bチーム。……アイナ・アリスト」

 ――……へっ?わ、私?嘘……。

「アイナ・アリスト!」

「あっ、はっ……はい!」

 再度名前を呼ばれ、びっくりしながらも返事をする。

「Cチーム、シーナ・ラック」

「……はい」

「Dチーム、ベルス・ミーシャ」

「はい。よろしくお願いしますわ」

「Eチーム、エルトナ・バルサ」

「あぁ」

「Fチーム、ルージュ・アンジュ」

「ふぁぁ……分かりました」

「チームリーダーは以上だ。続いて各プールに入っているメンバーを発表する。チームリーダーは誰を各プールから欲しいか考えておけ」

 ――嘘。私がチームリーダーか。メンバーどうしよう?仲良い子入れるべきかな。それとも何となくで相性良さそうな人選ぶか……。とりあえずくじ運次第……か。

 そうこう考えている間に、各プールのメンバーが発表された。

「Aプール、アサプティ・ゲージ。カルミア・フルグル。ポルトス・アミス。ダリア・ブラッド。ファイズ・トート。ネイロス・マリア」

「Bプール、イヴ・ミューズ。サーシャ・ケレリタス。セルピナ・ノード。アルベド・コティス。ウルカ・ルルカ。アマル・クレフ」

「Cプール、ティティア・ウェア。ヴァグン・セクト。アヤメ・サルス。ムルム・ネブリア。エリー・ヴァレンテ。メネズ・サーチ」

 ――ティティアちゃんCプールにいる!けど、エリーちゃんもCプールだ。どうしよう……。

「Dプール、アイパル・ヴァルジオン。サファ・ヴァルジオン。ロベリア・ヴァレンテ。エンリル・フィート。ジュート・アエル。ヘカト・フムス。以上だ」

 ――ロベリアちゃんはDプールか。うーん。迷うなあ。各プール誰を選ぼう?

「それではチームリーダーは前に来て、くじを引き順番に指名しろ」

 用意された箱に入っていた棒を引き抜く。

 ――私は四番目か。良いのか悪いのかあんまり分からないな。

「一番を引いたものから指名しろ」

「わたくしですわ。Dチーム、ベルス・ミーシャ。ダリアさんを指名致しますわ」

「次は私です。Aチーム、ミクトランです。ポルトスさんを指名します」

「Cチーム。シーナ・ラック。……ファイズ・トート指名」

 ――遂に私の番か。誰にしよう?あと残ってるのは三人。こないだ戦いを挑んできたアサプティさん、あとカルミアさんとネイロスさん。誰が良いかな。

 長考の末、自身の直感を信じて指名をする。

「Bチーム、アイナ・アリスト。カルミア・フルグルさんを指名します!」

「Eチーム、エルトナ・バルサ。アサプティを指名」

「Fチーム。……ふぁ。ルージュです。ネイロスさんを指名です」

 まず第一プールが終わり、続いてのプールへ移り、くじを引き直す。

「次のプールへ移る。一番から順に再度指名しろ」

 ――今度は最後だ。くじ運あんまりないのかな?

 引き続き順番に指名して、あいなの順番が回ってきた。

 ――残ったのはサーシャさんか。

 まだ話したことないけど、ここは仕方ないな。

「……サーシャさんを指名します」

 そして第三プール。順番は一番最初であった。

 ――わたしが一番最初。うーん。ティティアちゃんかエリーちゃんか。どっちにしよう。迷うな。ティティアちゃんは空間魔法で移動とか出来るし、話しやすさもある。エリーちゃんの水魔法もいいし、仲良いから選びたい。けど……うーん。……よし。

「ティティアちゃ……ティティア・ウェアを指名します」

 ティティアは指名を聞くと、胸元で控えめに手を振る。

 ――エリーちゃん。ごめんね。今度チーム組むときあったら一緒にやりたいな。

 その後も、順調に指名は進み、最後のプールへ移った。

 ――遂に、最後のプール。私は三番目。今編成的には植物魔法と空間魔法と……あ、カルミアちゃんの魔法属性知らないな。授業で魔力弾の銃を二丁持ちで使ってるのは見たことあるけど。機動力もそこそこあって、今のバランス良さそうだから誰が来ても崩れはしない……かな。そしたら、私の番まで残ってたらロベリアちゃんかな……。

「最後のプールだ。一番から順に指名しろ」

「エンリル・フィート指名だ」

「……アイパル・ヴァルジオン指名」

 ――ロベリアちゃん残ってる。よし。

「ロベリア・ヴァレンテさんを指名します」

 ロベリアは指名されると、少し気まずそうな顔をし、そっぽを向く。

 ――あれ?やっぱり嫌われてる?

「迷うところですわね……。うーん。ジュートさんを指名致しますわ」

「私はサファさんを指名します」

「……ふぁぁ。残りはヘカトさんですね。ヘカトさんを指名です」

 こうしてチーム分けが決まった。レグルスから試験会場のマップを貰い、そこで細かなルールも説明される。そして、作戦会議の時間が三十分設けられた。

 ――よし。とりあえずチームは決まったから、あとは……皆の出来ること把握して、三十分で作戦考えなきゃ。チームリーダーって結構大変だな。

改めまして、春夏秋冬(ひととせ)です。

第十話ご覧いただきありがとうございます。

先日初めて感想をいただき、いまだに嬉しいです。X(旧Twitter)の方でもみてくれている方がいるということを実感してとても嬉しいです。

頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします。

感想お待ちしております。

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