27話 あの時拒んだから…?
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あれから俺は涼音を探した。
寝ることもせずに探した。でも見つからなかった。
夜も明け、朝になっていく。
あの時、キスを拒まなければ、
涼音はどこにも行かないでくれたのか?
…でも、俺はフォリエルのことが好きだ。
偽りの愛で涼音の心を埋めるのは失礼だと思った。
…それにしてもいくら探しても見つからないな。
無事でいてくれたらいいんだが。
そう考えていると背後から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
白「アルフさん!お願いだから
えまと涼音ちゃんを助けて…!」
声の正体は白だった、涙を流して俺に助けを求めてくる。
アルフレッド「落ち着いてくれ、何があったんだ…」
白「涼音ちゃんがボクとえまを殺そうとしてくるの!」
アルフレッド「!場所を今すぐ教えろ」
白「草原の団地の近くだよ…お願いだから助けて…」
アルフレッド「すぐ向かう、あと、助けを呼んできてほしいのと
フォリエルを連れてきてくれ」
俺はそう言うと白をその場に置いて、
急いで草原の団地辺りへと向かった。
そこに行くと、涼音はいた。涼音の瞳は真っ黒だった。
恐れていたことが起きた。「オーバーフロー状態」だ。
俺は武器を構えながら涼音に近づく。
涼音は俺の存在に気づき、すぐに襲いかかってくる。
涼音は絶対に殺さない。生きて救うんだ。
だから俺は涼音に殺されるわけにはいかないんだ。
涼音は容赦なく刀を振るい、魔法を放ってくる。
今は魔力に支配され、正気を失っている。
オーバーフロー状態を抜け出すには一旦魔力を
全部消費することが必要。
だからって俺がずっと防御魔法を使っていると
涼音より先に魔力が尽きて殺されてしまう。
極力攻撃はせずにナイフで攻撃を受け止めていたが、
力が強すぎる。
ここまで涼音が強くなったのは…俺の稽古のせいか。
俺は自分の首を自分で絞めているんだ。
あの時キスを拒まなければ、こうはならなかったのかな…。
…と、戦うことで必死なのに色々考えてしまう。
考えすぎていたのが悪かったのか、
ナイフはボロボロになり、使えない状態になった。
もう防御魔法を使うしかない、そうじゃないと
俺は死ぬし、涼音も死雫に殺されてしまう。
防御魔法で必死で自分を守る。動けない。
涼音、ごめんな、全然優しくなくて。不器用で。
あぁ、もう、ダメかもしれない、魔力が尽きそう。
涼音の魔力はまだまだ有り余っている。
そんな涼音の魔力を受け止められるほどもう魔力はない。
そして…魔力は尽きた。
俺は攻撃魔法を受けて吹き飛ばされる。
俺が立ち上がろうとするが、
涼音に刀で切りつけられ、立ち上がれなくなる。
それからたくさん刺されたり、切りつけられた。
首さえ切られなければ、死なない。
俺は腕を切られても首を守り続けた。
意識がどんどん遠のいていく。
俺はこのまま殺されるわけにはいかないのに、
もう、ダメかもしれない、誰か、助けて…
ヴォンッ!!
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次回で最後です




