25話 歪んだ愛
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青葉はあれから私に強く当たってくる。
青葉「あんな男のどこがいいの?!絶対ぼくの方が理解してる!
最近出会ったやつを選んでぼくを捨てるの?!」
涼音「前世で先輩、後輩の関係だったんだよ…」
青葉「ただそれだけでしょ?!
てか20代が10代に手出すとかキモすぎ!無理無理!」
青葉はヒステリックに和輝さんを否定する。
こんなに暴れてる青葉、初めて見た…。
そんな青葉がいきなり大人しくなった。
ゆっくり私の方を見る。
その目はいつも私を愛らしく見る目じゃない。
獣がエサを見るような目。青葉が私に近づいてくる。
私は後ずさりしながらベッドに追い詰められていく。
私は青葉に押し倒される。
弟だったからって舐めていた、力がめちゃくちゃ強い。
抵抗できない。
青葉「そうだ、ぼくから
逃れられないようにしちゃえばいいんだ…」
青葉に服を脱がされそうになる。
涼音「嫌だ!!やめて!!」
私は叫んだ、もしかしたら横の部屋にいる
えまや白くんが助けに来てくれるかもしれない。
私は青葉のことを思わずビンタしてしまった。
それでも青葉は止まらない。
…あれ、体が動かない。なんで?ビクともしない。
青葉「拘束魔法だよ、
前に死雫さんからもらった魔法なんだ〜
そのうるさい口もお口チャックしないとね〜」
青葉の表情は優越感に満ちていた。
私は拘束魔法のせいで喋ることも許されなかった。
服を脱がされ、体に触れてくる。
嫌だ、気持ち悪い。
弟のはずなのに他人にしか見えない。
誰か…誰か、助けて…助けて…
そう思っていると部屋のドアが激しく音を立てる。
和輝「涼音さん!涼音さん!何が起きているの?!」
ドア越しから和輝さんの声が聞こえてくる。
そっか、意思疎通できるから
心の悲鳴に気づいて助けに来てくれたんだ…!
涼音(お願い、ドア壊していいから入ってきて!)
和輝(分かったよ!)
和輝さんは攻撃する魔法を放って
ドアを壊して中に入ってきた。
和輝「涼音さん!大丈夫…ひっ!」
私は服を脱がされていた。情けない現場を見せてしまった、
が、今はそんなこと言ってられない。
涼音(助けて!)
青葉「おまえだよな、ぼくから姉さんを奪ったのは!
おまえの名付け親にもなってやったのに
その恩を仇で返すなんて!絶対許さない!」
和輝「青葉くん落ち着いて!」
青葉「おまえのせいでこうなったんだろ!」
青葉の次の標的は和輝さんになってしまった。
青葉は容赦なく和輝さんに刀を振る。
和輝さんは必死に魔法で防御する。
防御中は攻撃ができない。
私は拘束魔法で動けないままその場面を見守るしかなかった。
青葉の今の精神状態は乱れている。だから魔力も強い。
一方で和輝さんは冷静。そのせいか魔力が尽きてしまって、
防御することができなくなってしまった。
和輝さんは自分の武器である包丁で抵抗するが、
包丁はあっけなく吹き飛ばされた。
そして何も出来なくなった和輝さんを…青葉は殺した。
できるだけいたぶっていたぶって…最後に首を切った。
部屋は血に染まっていた。
和輝(少しだったけど涼音さんと恋人になれてよかった…)
和輝さんの最後のセリフは寂しく切なかった。
青葉「…よし、これで邪魔者はいなくなった、
姉さんはぼくのものだよ…♡」
私は拘束魔法で動けず、結局また先ほどの状況に戻ってしまう。
嫌だ、怖い、助けて…
いきなり青葉は大人しくなった。ていうか動かなくなった。
…ぼとんっ。
涼音「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
私の胸元に青葉の生首が落ちた。
青葉の死体が私の体に横たわる。
青葉は死んだ。そのせいか拘束魔法が解け、
私はそんなことを忘れて悲鳴をあげていた。
死雫「よし、処理完了。」
涼音「死雫さんが…青葉を殺したの…?」
死雫「ん?そうだよ、だって、
「犯してはいけない罪」を犯したからね。
君の弟だからって特別扱いはしないよ。」
青葉の生首は死雫さんの魔法が溶けたせいか、
水色髪から黒髪に戻っていた。
和輝さんも前世の頃の姿に戻っていた。
…二人とも首なし死体のままで。
死雫「…とりあえず君は服を着たらどうだい?」
服も返り血で赤色に染まっていた。
青葉の死体をどけて赤く染まった服を着た。
私はショックのあまり硬直することしかできなかった。
ブラッディー「…大丈夫?」
大丈夫なわけないよ、大切な人が2人もいなくなってさ。
ブラッディーくんの一言をきっかけに涙が一気に溢れてきた。
私は周囲も忘れ、声を上げて泣き続けた。
いつの間にか死雫さんと
ブラッディーくんはいなくなっていた。
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