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私とGPTさんの千夜一夜物語  作者: テスト


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55/73

0055.ティーセット × 仏教 × ニューヨーク(実験的)

時は今から二千五百年前。

ここは古代インド、コーサラ国のルンビニ。

一人の男が、長い長い旅の末に、ようやく悟りを開いた。

仏教の始祖、その名を、釈迦という。


王家に生まれながら城を飛び出し、苦行僧たちと山にこもり、断食をし、片足で立ち続け……それでも悟れず。仲間に見切りをつけられ、一人になって、ふらふらとガンジス川沿いをさまよい歩いた。

村娘スジャータから乳粥を恵んでもらい、菩提樹の下にぼんやり座ったら、ふと悟れた。


そのニュースは瞬く間に広まり

コーサラ国随一の権力者、マハラジャのもとにも届き

「これは一大事、ぜひお祝いせねば」

さっそく釈迦のもとに使いを立て、豪華な宮殿へとご招待した。


まず案内されたのが、宮殿自慢の大浴場。

大理石造り、薔薇の花びらが浮かんだ湯船。

釈迦は、入浴すると

「……いやぁ、極楽、極楽」と。

マハラジャは、複雑な顔で、

「釈迦がおっしゃると、妙にリアル、、、」


湯上がりに、今度は茶会へ。

豪奢なティーセット、特別で高級な茶葉をつかったお茶を薦めながら

悟りについて教えを乞おうとマハラジャ

「悟りを開かれるまで、ずいぶんと……いろいろな経験をなさったようで」


釈迦は、ティーカップをそっとソーサーに戻して、遠くのガンジス川でも眺めるような目になって

「王宮を飛び出し、山にこもり、苦行をして、それも捨てて、川沿いをふらふらと……我ながら、えらく遠回りをしたものです、、、」


白目で、

「悟りには、迷走(瞑想)が必要なんです」

と。

ニューヨーク → 入浴

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