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名を交わす精霊の森  作者: 葉月
第二章 選択する日常

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幕間――名もなき精霊たち

 夜の冷たい空気が森を満たす。皆はとうに寝静まっていたが、森がざわめいていた。どこからともなく、光が集まってくる。

 木の影、土の中、水面。精霊たちは互いに触れ合い、存在を確かめ合う。揺れる光が重なり、離れ、また寄る。 木々が風に揺れた。



 ――呼ばれた


 ――まだだよ


 ――これから


 ――まだ夜は深い



 精霊たちは誰にも聞こえない声でささやき合う。呼ばれたわけではない。それでも共鳴し合う。力の端にわずかに触れる。精霊の力が滲む。


 抑えられていた力が音を立てて軋んだ。穏やかな光が揺れ動く。



 ――願いじゃない


 ――でも触れる


 ――もう少し



 水面に映った無数の光がゆがむ。声にならない声を、ミラは静かに聞いていた。

 ――願いじゃない


 ――でも触れる


 ――もう少し



 水面に映った無数の光がゆがむ。声にならない声を、ミラは静かに聞いていた。

精霊たちのささやき。

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