退避
過去の回想
息子・娘が殺された事件があった研究室の数週間後
事件の資料を見る4人
彼の父「犯人が玉来教授の娘さんだったなんて、ずっと憎しみをかかえて生きてきたんだろう」
彼女の父「私達は玉来教授がアイシスに殺された後、確かに研究を引き継いだ」
彼の父「この技術は後世に残すべきものだからね」
彼の母「あの時の悲劇をまた繰り返さないように慎重に時間をかけ研究を行っていた」
彼女の父「だけど自分たちの利益の為に技術を使用していた、その報いなのかもしれない」
彼の母「あなたは(彼女の母)、あの事件の後から来たから詳しい事は知らないかもしれないけれど、
だけどそのあと、私達の子供たちの体に異常が見つかった、それからは知ってるわよね」
彼女の父「君の提案であの技術を使用して子供たちを助けようとした。」
彼女の母「ええ、みんな賛同してくれた事を覚えているわ」
彼の母「私たちが子供を失った傷は一生癒える事はない、だけど」
彼の父「二人の残した愛実を守る必要がある」
全員顔を見合わせて決意する
彼女の母「そうね、今回と同じような事件を招かない為にも、私たちは仕事を辞めて目立たないこっちの研究所へ引っ越すわ、そしてあの子たちの子供である愛実を預かるわ」
彼女の父「昨日妻と話したんだ、もちろん君たちの家族でもあるんだからいつでも会いに来てくれ」
彼の母「愛実を頼んだわよ」
彼の父「絶対にこんな事が起きないようにしないと・・・・」
悲しみも癒えぬ状態だが大切な愛実を守ることを今は第一優先に考えないと
その様な境遇ではあったけれど、たくさんの人の愛や優しさを受けて愛実は清く・明るく・のびのび
と育っていった。
回想終
おじいちゃん「それがもう中学生か」
おばあちゃん「そうですね」
おじいちゃん「ぼくも年をとったよ」
おばあちゃん「まだまだですよ、おじいちゃん、おばあちゃんなんて呼ばれているけどまだ50代です
よ、これから第2の人生がまだ待ってますよ」
おじいちゃん「きみは、本当に相変わらず綺麗だね」
おばあちゃん「ふふ」
本当に妻は年を取ったようにみえない、まだ40代、いや30代・・・・夫としてはうれしい限りだ
ずっと綺麗でいてくれるのだから、だけどそんな妻が僕をずっと好きでいてくれるだろうかと
時々心配になる綺麗でいる事も大事だけど一緒に年を取る事も幸せなんだと思う、だけど世間の男性
に話したらひんしゅくものだ。夫だから思うのかもしれないが世間は若いことに寛容だ。




