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閑話)歌語り、嶋の藪原
関連する歌の説明回です。乙巳の変のころの歌。
遥々に 言そ聞ゆる 嶋の藪原
(はろばろに ことそきこゆる しまのやぶはら)
日本書紀/ 作者不明
はるばる遠くから、何か言っているのが聞こえる。嶋宮(蘇我馬子の建てた屋敷)から。
嶋は、飛鳥宮内の嶋の宮という宮殿ことで、蘇我氏やその縁者が入居しています。臣下のくせに宮と呼称するふてぶてしさ。
その嶋の宮のお隣に、中大兄皇子(第二皇子)が別の宮を建てて諜報に使った、という話もあります。やってることがマジ公安で面白いです。
なお、奈良(平城京)の前までは、和歌の形式もそこまで整っておらず、音の型は五七五七七に限りません。この歌も五七七となっています。
ですがなんとなくここで終わるのは収まりが悪い印象も若干あって、流行の歌だったそうですから、この歌の後に、五七や七七をくっ付けて大喜利していたかもしれませんね。




