EP9. 茶会前日、準備とログボで強化中!
「起きてください。皇女様!皇女様!」
「あと5分…」
― 連日の寝不足で頭が痛い ―
3時間しか寝ていない ふらふらしながら椅子に座る。
「皇女様、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃない」
「ねぇ。今日の予定は何?」
「体調悪いから後日でいい予定は別日に回したいんだけど…」
「本日は午前は刺繍と、午後から歌の授業です」
―よかった。体を動かす授業じゃなくて…耐えられる自信がないもん―
朝食を食べる気力もなかったがステータスポイント稼ぐために食べるしかない
うとうとしながら食べ物を口に運ぶ
「皇女様。本日もよろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
授業の先生の名前は全然分からない。先生と呼べばいいのでそれで統一することにした。
「本日の刺繍はこのサンプルと同じものを作ってもらいます」
この国の国章のユリと三日月である。
―なんか簡単そうー そう思ったのが間違いだったことはすぐ判明する…
針で指を何度もさしながらボロボロのお花が出来上がった。
「…ハハッ」乾いた笑いしかでない。
「今日の所はこれにて…淑女が殿方へ渡す際に苦労しないようにこれから練習していきましょ」
「はい…」
家庭科の授業も前の世界ではボロボロだったもんな…。
午前中の授業が終わり
私はもはや習慣になりつつある、昼食を自分の部屋で食べていた。
「あ~一人がやっぱり一番落ち着くんだよな~」
そういいながら今日はオムレツとパンを交互に食べながら呟いた
「はっ!ガチャやらなきゃ!」
タブレットのログインガチャを今日も回す。
~~~♪ また明日~~♪
今日は…SS MP+1000のカード
アイテムじゃない時もあるんだ…ステータスが上がるから良いか!
そういえば私のステータス割り振りポイント前回確認した時は20ポイントだったけど
今はどのくらいになってるんだろう。結局1回も割り振りしてなかったんだよね
気になった私はタブレットのステータス画面を確認し始めた
「… 120ポイント…!爆上がりじゃん!一先ずこのポイントを割り振りしなきゃ」
HP、MP、回復、幸福、回避、 色々ある
とりあえず最初はMP、HP、回避を中心に上げた。
「だめだ目を閉じたら眠っちゃう… あの坊やは今頃パン食べてくれてるかな?」
タブレットを放り投げベッドでゴロゴロし始める私。
そういえば、歌の授業は楽しみでのある。前の世界でも歌う事が好きだったから
別に歌手のように上手とは自分では思っていない。
人前で歌のは苦手で、いつも一人カラオケしていたくらいだ。
この世界の歌はどんな歌があるんだろうか?
とりあえずとっとと歌の授業が終わったら、ひと眠りしよう。
眠くてしかたがない…。
「皇女様 ごきげんよう。本日もよろしくお願いします。」
「先生ごきげんよう。よろしくお願いします」
歌の授業は女の先生だった。30代くらいだろうか?
先生の周りに沢山小さい妖精が きゃっきゃしながらクルクル回っている
~~♪ピアノの優しい音色と先生の甘い優しい声が部屋に響く
―うぅ… 癒されるけど、眠くなってきちゃう… 耐えろ!耐えるんだ私-
そういえば、授業が始まる前にメイド達が歌の授業の先生は妖精の祝福を貰ってるとか言ってた
こりゃあ納得の歌声だ。
「はい、では 皇女様。今私が歌った通りにお願いします」
「はい…」
~~~♪ボエボエ~♪ ~~~
歌詞の書かれた紙を両手で持ちながら必死に歌った。
先生の方に乗った小さい妖精さん達が小さな手で耳をふさいでいる
ーなんかいじめているようで罪悪感がー
ちゃんと歌詞の通り歌えてすごいですわっ」
「音程をもうすこし…~~~」気まずそうに先生が指導していく。
それから音程などをボイトレみたいな感じで授業は進んだ。
「それでは、また来週。」
「ありがとうございました。」
授業が終わり 自分の部屋に戻った後
メイドに先に夕食を持ってきてもらい。食べてすぐ気絶するように眠った。




