表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元アラフォーが皇女に転生?!元暗殺者の少年を拾ったので育てます!  作者: 桜月ふたば


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/32

EP10. 拾った少年は元暗殺者でした

「痛い…」 椅子に座ったまま寝ていたようだ

背中と腰が痛い


真っ暗な部屋に、優しい月明りが差し込む。


「…!?今何時!?」 タブレットを見ると深夜1時を過ぎていた


急いで影武者を召喚し


「ねぇ!疑問なんだけど毎回私眠る担当だけで呼びたされてるけど飽きてきたんだけど」


「飽きてきた…マジか」


「途中から起きるときもあるからぁ、なんか暇つぶしになることないの?」


「暇つぶしか、次呼ぶまでに考えておくよ!ごめんね!急ぐから後はよろしく!」


「あい~っ いってら!」


影武者面倒くさいけど、言われた内容は理解できる。

確かに眠ること以外何もないから


何か考えとかないと…



家の電気が消えていた


―何かあった? いや寝ているだけ?-


ドアを開ける瞬間、内側からドアが勢いよく開いた


少年が私に向かってタックルしてきたのだ


「おま!サーシャ!! おせえぞ!!」


タックルした体制のまま動かない少年


「ごめんね、今日はちょっと色々あって遅くなっちゃって。今料理作るから」


あ、パン食べれた?美味しかった?」



「・・・もう来ないのかと思った」


小さく少年が呟いた



「え?」


「だから!俺を見捨ててどっか行っちまったままだと思ったんだよ!」

私を見上げた少年の目には涙を浮かべていた


「あらあら、昨日はうるせぇって威勢がよかったのに^^」


「おちょくんな!」


「坊やがここを出たいというまで、私は見捨てはしないよ。」


少年の頭をなでる


「…っ! なでんな!」口では反抗的だが手を振り払ったりはしなかった。


「さっ、坊やお家に入ろう?夜は冷えるよ」


「…坊やじゃねぇし」舌打ちを下に向けてする少年



家に入ると昨日残っていた鍋の中にあったお粥も、テーブルに置いてあったパンと牛乳も

綺麗に食べ終わっていた。


納品書に書いてあった通りに 破棄と言いながらビニール袋を振る 

サラサラと透明になり消えた。


ー 便利すぎる! さて、今日は何作ろうか ―


あんまり味が薄いものも飽きてしまうだろうけど、簡単に煮込みうどんと温野菜でいいか…


料理をしていると、後ろでソワソワ作る様子を見に来た


「うめぇ・・・」 ガツガツ食べてくれている姿を見て安心した。


「なぁ、ここに居ない間どうしてるんだ?」



ーんー困ったな…お城で皇女で授業受けたりしてるって言えないしなー


「働いてるよ。お金稼がないと色々買えないからね」


「まぁ、そうか。生きくためには働かないといけないもんな。」


ー なんかやけに大人なんだよな… ―


「坊やも前は働いてたの?」


「ん?あぁ、生きていく為には仕方ないからな」

あどけない顔の口元には煮込みうどんに入っていたネギがくっついている


「そっか、大変だったのね。」


「何の仕事していたのか聞かないのか?」


「前に言ったでしょ?坊やが話すまでは私は聞かないよ」


「・・・。」


少年は食べるのを一旦やめて腕を組み んーんー悩んでいる。



「そんなに悩むなら言わなくていいさ、ほら冷めないうちに食べちゃいな」


「俺の事嫌いにならない? どんな仕事をしていても」


「嫌いにならないし、追い出したりもしないから ただ、無理して言わなくていいからね?」

少年は深呼吸をした後 小さい声で


「・・・暗殺…。」


「え?」


「…暗殺?それって、人を殺すってことで合ってる?」


「あぁ。」


「大人を殺すには体格差があるじゃない?」


「うん、直接手を下すのはペア組んでいた別の大人がやるんだ。

俺は、眠らせたり 毒殺系 専門」


「助けてくれた日、俺はペアだった奴に裏切られたんだ。任務にそいつが失敗したから

俺のせいにミスを全部なすりられた」



「そうだったの…。」


「…嫌いになったか…?」


「いや、嫌いになってない。大変だったね。」


「本当?」


「うん。その組織は今も坊やを探してるって事よね?」


「殺したと思ってるだろうが、死体が出てこない限り 俺がまた城下町に居たら

また殺そうとするだろうな。」

普通の子供なら、この状況に怖がるはずなのに…この少年は淡々と話している。


「なるほどね…」


重たい空気が部屋を包んでいた。



ーこの家にずっといる訳にもいかないだろうし、私が少年に出来ることは…-


「事情は分かった。とりあえず料理食べてて。ちょっと調べてものしてくる。」



別の部屋に行き タブレットで他人を変化する事は出来ないのか調べ始めた


切り替えや時間制限があるのはぬるいから 



「・・・あった。」


~自分以外を変化する方法~

※ 10歳以上推奨 (変化する範囲によって体の負荷が耐えられない場合がある為)


光魔法 と あまゆいの実


あまゆいの実を対象者が摂取し、3時間以内に光魔法で変化の魔法をかける事。



「ほうほう、あまゆいの実ってなんだ?量も特に記載はない 図書館後日調べるか」



少年が居るキッチンへ戻り


「ねぇ、因みに坊やって何歳なの?」


「ん?俺はたぶん今年で9歳かな」


ーあと一年かー

「なんで?」

「いや、大人の言葉を使う時があるから 特に意味はないよ」


少年がまた食べ始めたのを見て


明日食べる用の料理を作り始める私。



明日の分でサンドイッチと 果物をテーブルに置いた

そういえば冷蔵庫無いわ。



タブレットを見始め 大きめの冷蔵庫と電子レンジを買った。


忙しい時の救世主!冷凍食品たちを大量買い

あとプリンやゼリーアイスも


届いた冷蔵庫に詰めていく。


電源どうなってんの電気どうなってんの?


よく見るとサブスクらしい。月額料金 稼働エネルギー使用量4万コイン 高!

いいや しゃーない。チャージは沢山入っているし!



少年に使い方を説明し、袋に油性ペンで数字を書いてく。


日本語は分からないだろうから、温めるときに設定する数字と説明したからだ



これで私が居ないときにお腹が空いても食べれるだろう。



後は暇になった時のジグソーパズルと

テレビモニター。これは前の世界のアニメが見れるようになっているらしい


試しにテレビをつけてヒーロー系のアニメを流した

リモコンの説明も簡単にした。


少年は半分話を聞きながら目はアニメを追っている


やはり子供はヒーロー系のアニメ好きなのかも…



「明日はもしかしたら同じ時間に来るかも。もう少し遅くなるかもしれない」



「うん…」


―あら、素直じゃん―


眠そうにうつらうつらと返答する。ふにゃふにゃな表情になる少年

こう見ると年相応に見える。

本来こういう姿で生きていくのが普通なのだろう



ベッドに少年を連れていき布団をかける

目をうつらうつらゆっくり閉じたり開いたりしながら私の方を見る


音楽の授業で下手くそだった私の声で

前の世界での子守歌をうたった


「ふっ…へたくs…」

軽く笑みを浮かべながら言うとそのあとすぐ少年は眠った 


「でしょ?ふふ」小さく私は呟き、少年の小さな手をゆっくり布団にしまい

城へ帰ることにした。



家を出ると、少し冷たいが心地よい風が吹く


日本の歌が歌いたくなって 口ずさみながら空の三日月を見た

音痴かもしれないけど、歌うのは好きだ


~~~♪ 


すると一人の妖精が何かを持って近づいてきた


音楽の授業で妖精が耳を塞いでいたことを思い出してすぐ歌うのをやめた。

「あ、私歌うのが下手みたいで…聞くに堪えなかったらごめんなさいね」


「ううん、綺麗な光が見えたからここに来たんだけど あなたのお歌好きよ

これ、あげる!」

妖精は小さい種を私に3粒くれて お礼を言おうとしたら消えてしまった。


何の種か分からないけど、せっかくだから後で植えてみよう。 

私はその種をアイテムBOXへしまい


ワープを発動して城へ帰った。


影武者は、今日もすやすや寝ている。

アイテムBOXにいつも通りしまった。

そして私はもう一人の影武者を作る事にした。眠り専用で、性格は私と同じ

細かく設定をイメージして創造した。

すると今度は私そっくりの影武者が出来た。


「初めましてマスター」

「初めまして。これからよろしくね!」

「仰せのままに 何でもおっしゃってください。」



ちょっと受け答えが固いけど…まぁそれはおいおいで…


最初に作った影武者は少年と一緒に遊べるようにあの家に行かせようと思っていた。


「明日のお茶会が午後で本当に良かった…。もう眠ろう」


時刻は4時を過ぎていた。


リストに〇を付けた2人は転生者の当事者か親がそうなのか?

でも王族の私が転生者だという事は知られてはいけないから


慎重にならなければ…。


「いい子が多いといいんだけど…」


今日もまた長い一日が終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ